アイ・アム・アン・エイリアン 公演情報 アイ・アム・アン・エイリアン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★★

    良かったです。
    とても身近なものを題材にしていて、とても勉強になりました。

    ネタバレBOX

    教室公演とホールで公演の両方を観劇しました。特に、教室公演はキャストさんとの距離が近く、またステージもないので同じ目線で見ることができました。自分もその場にいるように感じました。始まり方、終わり方が本当に審議を終えたあとかのように、自然で良かったです。幼い子供のレシピエントのどちらかを選ばなくてはならない様々な苦しみが、伝わってきました。私が同じ立場でしたら、すごく悩み同じように苦しいと思います。選ばれるものがいれば、選ばれないものがいるのは当然、というような台詞がありましたが、まさにその通りです。しかし、選ばれなかったレシピエントと家族はかわいそう。そういったことも偏見に繋がってしまう。なんだか考えれば考えるほど、答えが見つからないように思いました。
    でもそれを演じていた役者の皆さんは、その考える苦しみとも戦い、ちゃんとした意見も持っていて、設定なのだろうけど、人として見習わなければならない部分が沢山あり、とても自分のためになりました。
    話の内容はとても濃く、終わりまで真面目に見ていられ、本当にいい作品でした。

  • 満足度★★★★

    まじめなテーマ
    臓器移植をテーマにした非常に重たい内容でした。
    観劇するというよりは臓器移植の問題点をわかりやすく学んだというイメージで大変勉強になりました。
    毎回社会問題をテーマにしているのかどうかはわかりませんが今確かに必要な舞台だったのではないかと思いました。

  • 満足度★★★★

    やはりよい作品でした
    初めての会場でしたが、良家の子女が通う(?)女子大だらかなのか、セキュリティ妙にキビシイ(笑)。芝居の方は初演に続き2度目の観劇。やはり緊張感に満ちたよい作品でした。大学の講堂での上演ということで、前回以上に公開討論を体験しているかのような感覚を味わえました。

  • 満足度★★★★

    無題538(12-281)
    13:00の回(晴、終わったら曇っていて寒い)。高田馬場駅から歩きます。途中、ブックオフに寄って椎名麟三を探すが、ない、ふとみるとこの前来た時にはあった書店が閉店になっている、学生時代、書店と古本屋をハシゴする毎日だったので寂しい。この頃買った本で未読のものがそれなりにある…。
    12:13門の前に着く、スタッフの方がいらしゃるので受付しているかお聞きする、ここはたぶん4回目、門、途中の道、ホールへ曲がるところにスタッフ(学生さん)がいて案内をしてくれる、いつも丁寧、下へおりる、ドアを開けていただき(流石にここまでやってくる風は冷たい)、受付、開場は12:40と告げられ、待つ、飴をいただく。

    「観劇市場」は昨年に続いて2回目。ユニークポイントは「白痴」と本作、3月の公演はみていません。

    脳死やそれによる臓器移植については何冊か読んだ程度、でも「ラザロ徴候」のことは知っていた。審議員7名と職員2名と、(準)審議員であろう観客で進められるお話。

    舞台、正面にテーブルと椅子(2脚)、左右に椅子が4脚ずつ(1名欠席という設定)。下手に観葉植物、長テーブルにはペットボトル(お茶、オレンジジュース)、紙コップ、クズカゴ。

    13:05(準)審議員への説明(前説)、客席後方より役者登場、舞台へ〜14:23終演。

    ネタバレBOX

    ドナー(4歳、男子)、レシピエント(A 4歳8ケ月女子/B4歳5ケ月男子)。

    登場人物、9人の個性(公的、私的)が対立しながらAorBに対して「決断」「逡巡」する過程、対立すればするほどみている者としても考える。頭で考え、同時に利己的にも考える。

    教室でみたかった。

    最後の姉が聞いた「声」、人々はこれをどう受け取るのだろう。

    個人的にはもっと重い話かと思いましたが、そうでなかったのはどうしてだろうと考えてしまいます。初演時のコメントにも裁判員制度に触れるものがあり、そちらとの比較は妥当でないのかもしれませんが、結構、消化不良。あと、進行上そうなっている、ということでも、この審議会のルールはすべて開示したうえで、ストーリーを創り上げないと…例えば「同意を撤回することができる」、これを知っていても唸るしかない物語(やっぱりそうきたか…ではなく)であったら…

    審議会の運営ルール…誰が、誰を、どんな基準で、どうやって選んで、了解を得て、みたいなところは現実的ではなかったように思うが…

    医学が発達したからできること、それでも「子供がまたいなくなります」というセリフ、考えながら駅へ。

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