パーク 公演情報 パーク」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-19件 / 19件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです。公演に集う人々。色んな視点から見られるお芝居でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    公園のベンチに集まる人々。ヤミが見え隠れでおもしろかったー

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    あった事にしても良いし無かった事にしてもいいし
    実体験か想像かなんかどうでもいい
    全ては自分が幸せならばの酔生夢死した男の話でした
    公園からどんな景色を見てたのか気になりました

    公園を見せるのにありそうでなかった緑の芝生セット良かったです

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    とある町の公園が舞台。何か凶悪事件が起きると思って臨みましたが、スーパーのパートや学生さん、公園のベンチに異常に愛着あるおじさん、公園を管理する市役所の職員などがベンチを通して徐々につながり、できあがっていくコミュニティに面白みがありました。市役所側は、危ないから公園のジャングルジムや鉄棒の撤去、ベンチも長期滞在できないように快適でないものに変えようとして、公園の利用者との間に次第に軋轢が生じます。何か現在の不寛容で窮屈な世の中を表しているな、と思いました。主人公のおじさんの半生もミステリアスでした。なぜ嘘をついていたのか?どこまで本当なのか?人間には誰しもどこか闇の部分があるということを改めて思いました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    公園に集う人々の、何気ない日常のストーリーでしたが、恐怖とは違う何とも言い難い感覚の舞台でした。
    自分含め、誰しもが何らかの闇を持ち、葛藤しているんだろうと感じました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    表面上は穏やかな感じだが、闇を抱えている人達が出てきたがいつもの甲斐ファクトリーよりはダーク少な目かな。
    ベンチ一つであのようなストーリーになるのは凄いです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    公園に集う人々の人間模様を描く休憩無し約1時間45分、遊具やベンチを巡る主題は本劇団の過去作と比べるとやや穏当な内容で、その背後に潜む闇もいつもより明るめ。市役所の高橋さんがいい味出してました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    メッサージ性の強い劇。少し、生きる、を連想した。味わい深く、さわやかな劇でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    公園のベンチに集う人たちの群像劇。何となく普通にありそうな話で、今までの舞台とはちょっとテイストが違いましたね。かえって感情移入しやすかったですけど。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。
    2つのコトが緩く繋がって、人間と社会の或る共通の言葉「不寛容」が浮かび上がる。登場するのは普通の人々、そして街中にある公園のベンチを舞台に、得体の知れない心の桎梏のようなものを炙り出す。

    人それぞれに正義や真実があり、そのぶつかり合いを通して蟠りを解消していくのだが…。それを日常の出来事に落とし込んで分かり易く描いている。少しネタバレするが、登場するのは 公園のベンチを大切にするオジサン 佐藤を中心に、近所にあるスーパーのパート職員、公園を管理する市役所職員という設定が妙。パートのシフト調整の場面や市民の声という建前で強権を振るう行政、そこに それぞれの思惑が透けて見える。

    一方、佐藤と公園の近所に住んでいる若い女性 リンコ、この2人は心に闇のようなものを抱え その心中は複雑。2人にもウソと真実があり だんだんと露呈、それが許容できるか否か、理屈では言い表せない心の内 感情を見事に描き出す。
    この2つの話が絶妙に交差し 普通に潜む<闇>のようなものが怖い。
    (上演時間1時間50分 休憩なし) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は、全面芝床 中央奥に木製のベンチ その傍に街灯。何となく別役実の世界を連想。

    物語は晩秋、昼頃やってきてベンチを拭き掃除する 佐藤を中心に何気ない日常に溢れている不寛容が浮き彫りになっていく。佐藤は、亡き妻がこの近くの病院に入院していたことがあり、2人で散歩にきては このベンチで語らった思い出の場所。しかし公園にある鉄棒でケガをした子供がおり、市役所が鉄棒の撤去を検討。砂場、ジャングルジムなど遊具が次々に無くなり…。ベンチも横になり そこで寝てしまう人もいる。これから寒くなり凍死でもされたら困るという危機回避から居心地の悪いベンチへ。

    親にしてみれば、子供を守るという(正義の)主張があり、市役所は市民の声に耳を傾けるといった建前のもとに対処する。子供のケガは捻挫であったが、いつの間にか骨折という大袈裟な話へ、市役所は 市政に都合が良くなるように市民の声を誘導する。公園の在り様についても 遊具=危険と判断され撤去、そして子供の声が煩くて というのは現実にあった話で話題にもなった。遊育といった考え方は 難しくなったような。

    佐藤の妻との思い出話は 嘘。リンコの友人 吉田が 別の街で佐藤を見かけたと。佐藤の話ー山梨でブドウ園経営、妻とは死に別れーに心酔していたリンコは怒る。彼女は子供の頃から 母に嘘はいけないと言い聞かされていた。佐藤の嘘を暴き糾弾、ここでは社会的な正義ではなく個人的な感情を露悪的に描く。子供のケガに端を発した遊具撤去、それに対応する行政、そしてスーパーのシフト表は、それぞれの立場による主張。しかしリンコの怒りは、佐藤の出来心(嘘)が許せない。先鋭化した正義感は、歪な人間関係によって 人を傷付けてしまうこともある。社会的風潮と個人的感情を巧みに絡ませ「不寛容」といった世相を炙り出している。

    佐藤を演じたトラ丸(伊藤 順)さんの 貧乏ゆすりのようなしぐさ は心の落ち着きのなさを表し、それを強調するかのような照明の明滅が印象的。不穏を煽るようなピアノを始めとした音楽も効果的で、公園全体を覆う不安・不穏といった雰囲気を醸し出していた。登場するのは普通の人、その名字が佐藤を始め、鈴木・中村・山本・高橋など、ありふれており そこに一般(普遍)性を感じる。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    おもしろかったです。知っている俳優さんばかりで私的には同窓会的な舞台でした^^ タイトルが「ベンチ」や「公園」じゃなく「パーク」なのがいいですね。ベンチ1つであそこまで話というかイメージをふくらませることができるのも脚本がすばらしいからですね。そして、その脚本のよさを最大限引き出せるキャストの能力のたまものですが、いつものことながら、伊藤順さんの演技が光ってました。伊藤順さん出演の作品にはずれなしですね。舞台の内容的にはノイジーマイノリティの「なんだかなー」さや誘導尋問の恍惚さもスパイスとして効いていたかなと思いました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    何気ない日常の風景に潜む違和感が、少しずつ闇へと広がっていくような舞台でした。
    公園という限られた空間の中で、狭いコミュニティならではの問題が重なり合い、淡々と人々の心情の揺れが描かれていきます。
    そして終盤、一気に加速する展開に引き込まれ、観劇後にはさまざまな考察を巡らせたくなる奥深い作品でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    甲斐ファクトリーさんの舞台を全部観ているわけではないですが、今までとは違うテイストでした。普通の街中の普通の公園に集う人達の緩い繋がり。あらすじから想像していた何か悪意めいたものがその普通の光景に影を落として・・・という訳ではなく、みんな色々事情は抱えながら懸命に、でも普通に日々を過ごして・・・

    ネタバレBOX

    私も「桜の園」を観たときは「なんで?そのアドバイス聞いとけばいいのに。プライド?そんな人の言うことなど耳に入らないと?」とイライラしたものですが、佐藤さんもそんなことがあったのでしょうか。彼の話はどこまでが本当でどこからが彼の創作、願望だったのか分かりませんが、悲しい結末でした。
    市役所職員の主任さんにまつわる話もよく聞く話です。市民を守ると言うより自分を守るようなことになっていましたが、自分がその立場になったら同じことをしてしまいそうです。
    スーパーのおばちゃんたちの会話はいちいち笑えました。一緒に働くのはちょっと大変そうですが。
  • 実演鑑賞

    今まで見てきた甲斐ファクとは違い、ゆるいテイスト

    ネタバレBOX

    で始まりましたが、きっちりと怖いところまでいってくれました。

    トラ丸さんはやっぱりこの劇団でやっている時が一番いいなあ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     初日を拝見。何の変哲もないありふれた公園で起こる人と人の一期一会を通して描かれる痛切。華5つ☆。必見。。追記後送

    ネタバレBOX

     板上には凡そセンターに青いベンチが1つ。ベンチの下手奥ホリゾント手前に中々洒落た電灯が1つニョキっと突っ立っている。出捌けは下手・上手の側壁袖から。尺は約105分。
     設定が上手い。演劇という表現形式は実に制約の多い表現形式だから今更言うまでも無いこと乍ら設定が良ければ脚本の半ばまで成功と言えるほど大切なことなのだ。どこにでもあり、其処には人々が集い、良く訪れる人々が会話を交わすようになることも実に自然なことだ。こういったことが何の不自然も感じさせない効果を生み、観客を演劇空間に誘い込む。
     ちょっと変わっていることは、このベンチをとても大切にし雑巾とバケツを持参しては綺麗にしてくれる初老の男性、佐藤が居ることである。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    杮落とし観劇
    あり得そうなシチュエーションで
    何の変哲もない普通の公園のベンチを
    中心に日常? が描かれておりましたわ
    全席自由の1時間45分の作品

    ネタバレBOX

    シャマランみたいな不可思議な話ではなく
    現実に即した納得できる話でありました

    芝床に中央奥にライトブルーの
    木製ベンチが一つ置かれたシンプルな
    舞台美術で 側奥に街灯が一つ

    ベンチに思い入れのあるオジサンと
    近くのスーパーのパートさんらと
    大学の同期だった女の子と男の子
    女子大学中退しニートで
    男子はウーバーイーツやってる
    基本はオジサンかな
    事故があったから危険だと
    どんどん公園遊具が撤去され
    残った鉄棒も骨折した子が出たので
    撤去と調査認可する市役所職員2名も
    加わって 市民の声を
    という建前で撤去に誘導する職員
    ベンチも深夜に寝てる人がいるからと
    座り心地を悪くする様にーとなるが
    まぁ止めるかという話が
    と先の読めそうで読めない展開が
    登場人物たちの背景や行動を
    細かに描いて説得力強く話が展開してました
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初日を観劇。やられました!今までとは違うテーストで劇は展開し、これはこれで面白い!甲斐氏の守備範囲の広さに脱帽です。
    以前のドロドロとした闇は、日常の中に忍び寄り、かえって恐ろしさがリアルに感じられました。
    今年の12月に、この劇に出会って、今年の「私のベストテン」を組み換えしなくてはならなくなりました。罪なことをしますね。
    毎回思うのだけど、トラ丸さんは素晴らしかった。市役所の二人は面白かった。
    リピート割引があるそうなので、もう一度行きます!!

    ネタバレBOX

    「桜の園」も、もう一度観たくなりました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    主に近所の住民が利用している公園の一角
    噂話の場や自己没入の場、いろんな意味で人間観察する絶好の場として舞台は展開
    この人達に何か邪悪な事件が・・・というイメージがあったのだけれど、こぼれ出る人間性とちょっとずつ出来上がっていくコミュニティの面白味がコミカルでもあり、どうやらイメージしていた方向性とは違っているよう
    でもこっちの方が好みかも
    誰もがそれぞれに持っている心の闇、毒の部分がじんわり効いてきて、いい感じに痺れる

    哀しみが恐怖に接触するピーク
    この人物がまた違ったタイプであったなら来たるエンディングはもっと苦々しいものであったかもしれないけれど、しんみり受け入れられる感じ

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    不条理でない、ちゃんと説明してくれる別役劇という印象。

このページのQRコードです。

拡大