ロックスターは死んだ 公演情報 ロックスターは死んだ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-4件 / 4件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    夢を叶える為には、何かを犠牲にしたり、諦めざるを得ない事もある・・とてもリアル感がありました。
    夢を追い続ける登場人物達の悩みや葛藤が伝わってきました。
    役者さん達のパワーあふれる演技も良かったです。
    昔の自分や今の自分について考えさせられる良い舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     タイトルからイメージしていたより遥かに良い出来であった。

    ネタバレBOX

    というのも、自分はロックという音楽ジャンルを創造し実際に活躍するスターたちの創造の原動力を基本的には少年・少女時代に抱いていた夢や希望、少年・少女時代に苛めや差別に遭い潰れそうになった辛い過去に対し、思春期以降増してくる自分達の体力や飛躍的な身体的成長を遂げた段階で自分達を虐げてきた人々に対し突っ張るという形を採り、自分達が抱えている精神的苦痛を、壊れてゆく夢の痛みを、自壊せざるを得なかった崩壊の音に託して表現した音楽と考えており、その痛みが未だ社会的経験に乏しい彼ら彼女らをカモる悪徳興行者らによって収奪されてゆく現実との対比に於いて極めて正確に描かれていたからである。若さとは端的に社会的な経験不足を意味し社会経験を積んだ連中がこのような若者をカモることは容易い。今作の太い柱は、この構造をクッキリ描き出した点にある。契約書の持つ社会的・法的意味、事件化する程手広くあくどいプロモーターを登場させ、警察・司法の介在を通して進行する社会的「正義」の意味等がしっかりした骨太の脚本によって実現されている。経年後の元バンドメンバーだった者達の現在をも活写している点も泣かせる、ギター片手に“Daydream Believer”を合唱するシーンは最高だ! 役者陣の演技、演出も良い。舞台美術も内容に応じて過不足なく合理的に機能している。いつもながらスタッフの対応もグー。お勧めの舞台である。
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/11/06 (木)

     11月6日(木)観劇しました。

     学生演劇でロックミュージックがテーマ?「今回はハードル高いだろうなぁ。」と思いながら、自分自身が初めて生のロックライブを見た当時の大学生の自分と今の大学生たちの姿を重ね合わせたくて、今回も観劇させていただきました。

     いつも通り、私以外はほとんど大学生(たまにOBらしきおじさん・おばさん)、観客は半分以上が女子大生と思われました。そんな中、青春真っ只中の大学生たちが、見事に「ロックな劇」を演じて、観客を感動させてくれました。

     プログラムでも若干触れられていましたが、「音楽」と無縁の人生の人はこの世には多分いません。劇中、登場人物の抱える痛みや苦しみに心揺り動かされながら、自分だったらどうするだろう?と何度も考えました。自分は音楽はあまり得意ではないですが、劇中に出たバンドで売れることを目指して一人で頑張る主人公、父の姿を追って歌手を目指す7歳の女の子、アメリカで夢破れたが、また昔の仲間で再起を目指す37歳のミュージシャン。誰かが誘ってくれたらやれるかなあ…、でも自分からは動けないだろうなあ…、とか思いながら。それぞれの生き様に胸を打たれ、泣きそうになりました。みなさんすごくかっこよく胸アツの舞台でした。

     そして、道案内から終演しての舞台からの全員でのお見送り、出口まで心地良い接客と対応も好印象でした。中大生は優秀です。これからも自信を持って、学生生活を送ってください。応援しています。この舞台が、皆さんの人生の中で、忘れられない思い出になる事は間違いないと思います。

このページのQRコードです。

拡大