満足度★★★★
時代が前後する
複数の時代を跨いで物語が展開されていて面白かったです。
役者さんの演技も声も鬼気迫るものがあって最後までドキドキしながら観させていただきました!
含みのある終わり方のような気がしたのですがもしかして続編があったりするのでしょうか?
満足度★★★★
シリアスファンタジー
アトランシア地方、ブロシェール漂流星団、カノリアンの大彗星、レドカルフ銀河の神話群…このようにカタカナの名詞がガチで飛び交う、RPGゲームのような生粋のシリアスファンタジー90分です。
満足度★★★★
歴史
歴史が勝者に都合のいいように書きかえられた記述に過ぎないことは、今更言う迄もあるまいが、滅びていった者達の無念がどうなったかについては、誰しもが心に掛けることではあろう。
戦争とは、無論戦闘行為も指すが、実際には、ロジスティックや情報戦も大きな位置を占める。それどころか戦闘局面などより遥かに大切な部分である。情報戦は、作戦の立案から、情報攪乱・操作、敵の情報インフラ破壊・分断、真実の隠匿等々、様々な側面を持つ。基本的には、情報を制した者が勝つのだ。裏切りなどは、倫理的問題であるより情報の質の問題である。
劇中にも二人の優れたまじない師が出てくる。片や、裏切り者として、片や仇を晴らす者として。彼らの立場を現代に置き換えてみるならば、科学者やメディアの人間とでも言えるだろうか。要は知的エリートである。彼らの画策した結果が、何を齎し、人倫は地に落ちるか否かも劇のテーマとして取り入れられており、楽しめる。