人のいぬ山 公演情報 人のいぬ山」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-11件 / 11件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    なんだろう.....
    なかなか感想がでてきませんが、考えるところも色々あり、面白かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/10/31 (金) 19:00

    雷雨に遭いたまたまあった小屋(?)に避難した登山客たちと山に住んでいる者の一夜の物語。コンプレックスを持った面々がそれを克服してゆく優しい話……と思いきや終盤で現代社会の闇(?)をチラリと、的な
    そして「舞台表現だからああだが劇中世界ではアレ」という「お約束」を逆手に取った「そのまんまかい!」な手法にしてやられる。その「騙された快感」も楽しからずや。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/11/01 (土) 14:00

    価格0円

    11月1日〈土〉14時鑑賞

    山で突然の雨に見舞われて、
    登山者たちが小さな山小屋に次々に飛び込んで来る。
    小屋には白髪の老婆、少々怪しい主人、白い着物の女。

    観劇するまでは、てっきりミステリーだと思っていました。
    でも、そうではないのですね。

    主人と飼い犬が抱えた過去。
    「一生懸命、馬車馬のように働いて働いて…」
    あのシーンは心に滲みました。
    自分を重ねました。
    残業で夜遅く帰る時など、心も体もクタクタで……

    作品を通して、いろんな事に思いをめぐらせる
    とてもいい劇でした。
    とても満足です。
    ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    怖いのか怖くないのか探りながらの視点で思いもかけぬ面白さが有りました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い、孤独と共生を描いた人間ドラマ。
    物語は、或る山での一夜の出来事を描いているが、台詞にある約40年前の想いと現代がリンクしてくる。1980年代後半にクローズアップした社会問題と今 就職を考え始めた学生の意識を巧みに絡めた珠玉作。
    少しネタバレするが、タイトル「人はいぬ山」は二重の意味での洒落。そしてカフカの「変身」を連想させるような怖さ。
    (上演時間1時間35分 休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術、冒頭は暗幕で囲まれた素舞台。それが山の天気の急変で雷雨になり、中年男2人組と女子大サークルの一行が山小屋へ避難。そこには管理人の男が住んでおり、奥の暗幕を開けると自転車や電熱器ヒーターなどがある。

    物語は、偶然一緒になった男女の自己紹介を通して 人物像を立ち上げていく。中年男のうち 劔はしっかりした登山装備だが、北は軽装で山行歴が違うよう。学生グループはミステリー研究会だが特別な活動をしているわけではない。そして山なのに白い着物を着た若い女性 陣馬が…。

    山小屋には管理人とケンという着ぐるみの男、そして老婆(自称 マタギ)。ケンは擬人化しているのではなく、れっきとした人間だが その人格を放棄して犬になっている。若い頃は、街で働く優秀な社会人。いずれ大きな人物になろうと頑張っていた。しかしバブル期を背景に長時間労働で精神を病み、或る日 起きたら犬になっていた。まさに 精神構造はカフカの「変身」ー自分が巨大な虫になっていたと同じ。現実からの逃避、それがいつの間にか破滅意識、忘我、自己逃避へ。その時の様子を懐古調(黄昏色)の照明の中、管理人とケンが回想する。実に印象的なシーンだ。

    一方、女子大生たちは 就職活動へ。しかし人見知りで人間関係が築けない双葉、好奇心旺盛な高見、双葉が好きな伊吹。いつまでも学生気分ーモラトリアムでいたいという現実逃避。仕事が嫌い、ずっと引き籠もっていたい、あたり前のことが出来ない といった現代を生きる我々の悩みを代弁するかのよう。犬の姿のケン、そこにいる誰もが不審に思わず詮索もしない。それは優しさだけではなく、いつ自分がそうなるかも といった思いがあるから。

    公演は、不気味さと楽しさが絶妙に混じった雰囲気、現代の恋愛や結婚観を挿入し あくまで現代を意識させる。表層的には、歌って飲んでスナック菓子を食べ、この世は捨てたものではないと。しかし物語の芯はけっして楽観的なものではない。昭和と令和は地続き、山小屋の男は山に留まり、ケンは知識と仕事を求め街へ。その生き様は人それぞれ、解決策は描かれていない。不思議な山の一夜の物語。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    説明通りに
    山小屋での展開がメインストーリー であり
    各々 登場人物の経緯が語られる
    キャラ付けがユニークで
    妙に引き込まれた 1時間30分の作品

    ネタバレBOX

    中年 二人は友人同士で
    失恋をし引きこもってしまった友を思い
    気分転換に登山に誘ったのですが
    掛け合いセリフに リズム感があり
    男の友情とキャラクターが
    妙に楽しめた=おヒゲの友人が
    良い感じでした

    女子大のミステリーサークルは
    3人とも女性と思っていたら
    一人 男性で上手に観客を引っ掛けていた
    またその流れで
    山小屋に住む男の連れていた
    犬の着ぐるみの男は擬人化した犬
    ではなく本当に作中でも
    着ぐるみを着た男で表現し
    観客をミスリードしていた
    憧れの都会に出て 疲れ
    山に戻って小屋の男の飼い犬のフリをし
    精神を保っていたのでした
    山小屋に集ったメンバーは
    見て見ぬふりをして口をつぐんでいたのだが
    ボケたおばあさんに
    着ぐるみを脱がされ男はさらされる が
    一夜明け
    各々は 帰途につき
    山小屋の日常は変わらない

    人が人を思う心を
    なんか上手に表現してたなー
    と 感じられる作品でした

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    山小屋での一夜の話。コントのような展開でしたが、なかなかに根深い内容で感銘を受けました。タイトルは掛詞なんですね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     華4つ☆
     分かったようで分からぬタイトルだが、

    ネタバレBOX

    如何にも、一見脳天気な作品を装うこの劇団らしいタイトルでもあるから、今迄この劇団を観てきた観客には、時代の激変とそれに巻き込まれて右往左往している多くの人々にもこうして自分達の特性を今回の公演でも守っているこの劇団の健全性に心打たれるかもしれない。その一例がのっけから、まあ何故このタイトルなのか? に現れていよう。だが解は観てのお愉しみの1つだ。
     今作を笑って観ることが出来るか否かが、観る者の健全性のバロメータになりそうな作品でもある。
     観終わった瞬間は、ほにゃら! という感覚だが、妙に引っ掛かる。そこからメタ思考が始まり、様々なシーンを思い起こしてはその意味する処を詰めてゆく。そんな観劇体験を愉しめる作品だ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    明るい印象はありつつ、独特の不思議な空間でした。
    ストーリー展開と役者さん達の熱演に、どんどん惹き込まれました。
    怖いシーンというか、違う意味での怖さを感じ、良く出来た脚本でした。
    面白かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    観ているこちらも不思議な世界に迷い込んだようなお話でした。タイトルも色々な要素が含まれてるということかな。役者さんの演技はみなしっかりしてるので見応えありました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    怖いシーンあるのかな… すごく砂煙が舞うことあるのかな… と思ってみていましたがそういうシーンありませんでしたね^^ 前作の『ニルバナナナノニ』がなかなか攻めていたので今回もあのぐらい攻めているかな…と思ったら意外と無難なところでおさまっていましたね^^ 主題は、間違っていなかったら、山から降りた人の人生と山から降りなかった人の人生の対比にあるんでしょうかね… あと、そうそう、白の着物を着ていた方、愛子さまに似ているので今度彼女をメインにして皇族ネタで攻めてみるのもありかと… いや、さすがにそのテーマはアンタッチャブルですかね^^;

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