【日替わりキャスト決定しました!】はなのいろ【水仙/桔梗】 公演情報 【日替わりキャスト決定しました!】はなのいろ【水仙/桔梗】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★★

    こんな芝居観たことない
    日本家屋のギャラリー型劇場で雰囲気が最高な上に
    テーブルトークRPGの要素で展開的にどこの世界までも
    連れていってもらえるドキドキわくわく感。
    芝居も女優陣が粒揃いでとても上質な
    空間と時間を過ごすことが出来ました◎

  • 満足度★★★★

    再演を熱烈希望!
    上質の文芸ミステリー。
    入口こそDART'S風味だったがもちろんその後は異なり、劇中で展開されるゲームの行方に引き込まれる。
    ゲーム世界内部の諸々は太田忠司を連想したが、作品全体の枠組みは恩田陸の「木曜組曲」に近いかな?などとも思う。
    しかし「たけくらべ」を予習して行かなかったのは痛恨! 条件が調ったら再演して欲しいなぁ。

  • 満足度★★★★★

    風情溢れる公演
    隅田川のほとりにたたずむ昔ながらの日本家屋。 

    鉄橋を走る電車の音を時折聞きながら「たけくらべ」をベースに展開される物語。 

    終盤ころには日も暮れ、窓からの光はなくクライマックスをしめやかに迎える。


    これらの風情とTRPGのゲーム性がうまくマッチしていて、
    導入部はルールが出てくるので若干入り辛いが、結末が気になり出すと
    集中して2時間弱があっという間で面白い! 

    真嶋一歌さんの初登場のシーン、今までみたことのない
    いい表情をしていて別人かと思わせるほどによかった。

    ものスゴい量の説明セリフを覚えてしっかりテンポよく
    進行する石井舞さんの力量がスバらしい!
    かつピシッとしたスーツ姿のデキル女性っぷりがステキです◎

  • 満足度★★★★★

    観ました
    夕暮れ時の川が光っていて、実に美しい情景。

    ネタバレBOX

    借景、という言葉を聞いたが、それ以上の出来だった。唯一マイナス点があるとすれば、テーブルゲームをやっている盤面が観たかった。
  • 満足度★★★

    なんとも…
    期待してたのとはちょっと違ったけど良かったとは思う。
    素敵な会場だとは思うけど、電車の音が大きくて台詞が聞こえづらくなるのがちょっとストレス…。

    ネタバレBOX

    「たけくらべ」読んでおけばもっと楽しめたんだろうなぁ。

  • 満足度★★★★★

    16:00の回がオススメ。
    とはいえ、もう公演が終わってしまうのが口惜しいです。開演時はまだ明るい日差し、温かい気温。物語が進むに連れて日が落ちて徐々に暗くなっていき、肌寒くなっていく様が実に良い演出効果。自然を、いや、地球をここまで味方につけた公演は観たことがありません。ラスト付近は心臓がキューっとして、とてつもなく幻想的なミステリー空間にいる悦びに震えました。役者さんも実力者揃いで、立ち位置のバランス感に常に驚きつつ観入ってしまって。中でも石井舞さんの存在感が圧倒的で、アイドルもこなす表現者としての振り幅に感嘆。素敵でした。

    ネタバレBOX

    安田友加ちゃんの猫がとても愛らしかったです。目の前に来てじっと見つめられると、思わず手を出して撫でたくなるくらい。猫を演じた役者さん達は今まで何人も観てきましたが、ここまでリアルに猫の動きを再現した演出は初めて。その要求を見事にこなし、ともすると他の役者さんたちを喰ってしまう魅力にすっかり参ってしまいました。(他の女優さん達の演技より目を引いてしまう、という辺はちょっと抑える必要もあるのかも知れませんが(^-^;))

    最近目が離せない笹木皓太くんは、時代をスタイリッシュに感じさせる黒基調のファッションで、本当にRPGから出てきたかのようなクール&フェティッシュ感が素晴らしかったです。なんのきっかけもなく信如から作家へと人格がスイッチする様には戦慄。女性目線で語られてきたロリコン作家に一気に血が通い、その人生に思いを馳せた瞬間に、ああ私はこの役者さんのこういう演技が観たかったんだなと実感。いやマジで天才ですこの方。将来が楽しみです。
  • 満足度★★★★★

    無題502(12-245)
    12:00の回(晴)。少し早く着き、隅田川の方へ行ってみました。左手にはスカイツリーが大きく見える。会場はそこだけ時間がとまっているようなたたずまい。門をくぐり玄関へ進むとスタッフの方がいらっしゃる。靴を脱ぎ廊下の先に受付、開場まで1階で待ちます。天井は低く、木の色に懐かしさをおぼえる。大きな木製テーブルと椅子。11:30開場、かなり急な階段を2階へ、板の間で外の風景がみえる。座席はL字型、ザブトン席。入って右(こちらに1列椅子席あり)と奥(川を背にする位置)、奥に座る。飴色の床、柱、雨戸、障子。大きなガラス窓から外光が入り、音も聞こえてくる。覗いてみるとバルコニーがある。風にあたり眼下の流れを眺めるひとときのことを思う。

    「とても個人的な~」からで「Minami Produce」は4作品目。先日、リジッターのお芝居で真嶋さん(よーく確認すると「タマコロ」「あゆみTOUR」)みたので、南さん+会場+真嶋さん、とどきどき感は高まるのでした。

    待っている間、キョロキョロと眺めます、狭いながらも小さなところに装飾が施されています。廊下のやや薄暗いところなどなんとも言えない風情。手すりにつかまって上がったり下がったりする階段、パッと視界が広がる2階。今日は少し寒いけど、穏やかな日、風と陽が入り込むこの部屋で微睡めたらなんて思う。

    そんな場所でみるお芝居。ゲームは苦手だし、「たけくらべ」は読んだことないし...。でも、すごくよかった。

    12:02南さんの前説..の最中にピンクの猫が出てくる、首に鈴~14:00終演。終演後、真嶋さんに声をかけ、玄関でスタッフの方(いろんな劇場でよくお会いする)にも声をかけ、川の風を背に駅まで歩く。

    ネタバレBOX

    当パンにゲームのルールが載っていて読み始めるもののやっぱり無理。座っているとテーブルの上で展開されているゲームの様子(手さばき)は見えないのだけど、カードをめくるシーンではセリフ通りの数字だったように見えました。ということは、ちゃんと順に並べられていた…。

    相続権を争うメンバー4人、ゲームの進行役兼審判1名、これにストーリーの中の人物が絡み、交差した時間世界で芝居が繰り広げられます。

    過去3作品もひとつの時間軸ではありまでんでした。

    これに「水仙」が重なってくることは「たけくらべ」を知らなかったので気がつきませんでした。「水仙」は始めから部屋の片隅にあったのに。

    いつも終わった後、原作のあら筋くらいは知っておいた方がいいかなと思うのでした。
  • 満足度★★★★★

    水仙-○○なミステリー
    秋の日のお散歩、というテーマだが、なんとなく影がありそうなミステリー。
    テンポ早い。

    当日パンフのゲーム説明を結構しっかり読んだので入り込みやすかった。

    しかし、凝った話の仕掛け・目を引く衣装・雰囲気のある会場はなかなか。

    あとこれだけ、それぞれの役が観終わって印象に残るのがすごい。
    元々舞台上で「際立つ」タイプの役者さんが揃っているのだけど、
    観ている側からすれば、どの役も「はまり役」に見えるし、それぞれちゃんとした役割を持っていて、必ず、どこかのシーンで「目立って」いる。

    1回だけでは、全部の仕掛けに気づくのは無理なのかもしれない。
    もう1回見たいけど、公演期間短すぎなのが残念。

    (補記:DVD買いました。丁度観た回。もう何度もリピート。
    自分の後頭部が映っていた…。)

    芝居が近いし、会場の特性も生かしていて、いいなあ、と思えるものだった。

    与太:椎谷さんは左利き?それとも演技???

    ※補記:しかしなんどDVDを観ても、とけない謎が一つ残ってしまう・・・。

    ネタバレBOX

    安田さんの最後、「母親になる」瞬間、声のトーン・表情が変わったのが驚いた。

    前回テンゴのバータイム・パラダイムでもすべての謎が解けるまで、3回か4回見ないとわからなかった。今回も1回きりだと理解しきれないのがもったいない。
    (といっても1回だけでも十分楽しいが、腹5分目、という感じ)

    各役で印象に残ったのが、

    ゲームキーパーのよくあれだけのセリフを相当なハイスピードで回しているのが全体の流れを作っていたし、
    あけびの何度かの切り替わりは見事だし、
    マリコの告白は、まさに「口が滑った」観があったし、
    かなえの悠然とした雰囲気+コミカルな言動のバランスはいいし、
    ユイが自分の話をしているときは結構グサッときたし、
    信如の立ち振る舞いが毅然としていたし、
    大巻は、一人だけ違う話のスピードがいいアクセントになっていたし。
    (水津さんの衣装にも目がいくのだが、足の細さにも目がいってしまった。)

  • 満足度★★★★★

    観ました
    場所、時間共に素晴らしい。

  • 満足度★★★

    ネコかわいい
    1階の写真展、子供の手をひく女性の写真が目を惹いた。

    ネタバレBOX

    遺産(10億円と作品)はゲームに勝った者にすべて相続するという、作家の遺書に従い、作家に関係する女性4人が作家の創作した、「たけくらべ」を下敷きにしたボードゲームで競じる。

    あけび(真嶋一歌)…作家の娘。色好みな父のせいで母も死んだと思っている。その復讐のため、作品もすべて燃やすと豪語する。
    マリコ(椎谷万里江)…作家の内弟子。作家とも関係をもち、作品創作にも深く関わった。最後の作品を手に入れ、仕上げたいと思っている。
    かなえ(内海詩野)…中学生で作家の愛人になった。今は銀行マンの夫を持つ。けっこう明るめ。
    ユイ(朝倉亮子)…サクラ。田舎のスナックに勤める、シングルマザー。子供のためカネを得るため、参加した。

    ゲームの進行に、女性たちの内面を混ぜ合わせ、また、ゲームの物語と「たけくらべ」の物語を混ぜ合わせ、110分飽きない舞台だった。「たけくらべ」は未読。そのせいか、女性な作品だなと。

    ゲーム部分はあまり注意しなくて良いのかな。あけびが3人を助けるシーンも劇的でなかったし。やはり、4人の心に焦点があってそれが楽しい舞台だった。終盤の、遺産を受け継いだあけびが、貸金庫の鍵をテラスから投げ捨てて中指たてるシーンが、ストレートで開放感があって気に入った。

    キーパー役のゆかり(石井舞)は、やはり作家の関係する女性であったんだろうけど、たけくらべの住人でもあったってことなのか。あけびも、美登里(安田友加)の子ってポジションでもあったわけで。そんな「女性な」作品だった。

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