223番のはなし 東京公演 公演情報 223番のはなし 東京公演」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-12件 / 12件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    演技力の高い方が多いと感じました。何を伝えようとているのか、こちらも読み取ろうと真剣になる舞台でした。
    環境問題だけでなく、異文化コミュニケーションや風習、現代社会のストレスなど、様々な問題を含んだ、興味深い作品でした。
    ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    う~ん、これはお見事。ライトSF的な不思議な世界感ですが、シリアスな問題も内在してますね。なかなかに考えさせられます。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    シンプルな舞台セットながら
    重厚な話が琴線に触れた
    良い作品でした
    隙無しって感じました

    ネタバレBOX

    芥川龍之介の河童をベースに
    主人公が尋問される冒頭から
    何故勾留される事になったかを
    回想して時々尋問者等を
    回想に差し込んで
    わかり易く進行していった話でした
    (最近だと銀河特急ミルキーサブウェイが
    この手法使ってたなーオチ面白かったよ)

    隠れ里みたいなトコに流れ着いた
    主人公が巻き込まれる王道パターンです

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白ろかったです。物語がどんどん進んで行くにつれ、先がとにかく引き込まれました。ラストも好きですね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    千秋楽を拝見。いつもながらとても面白かった。少し不思議で、しかし、今の時代をきちんと反映しつつ考えさせられる作品見事でした。役者の皆さんのお芝居も安定の演技で素晴らしかったです。春から関西に転勤しているのですが、たまたまこちらで拝見できて良かったです。また次の作品も楽しみにしています。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    芥川龍之介の河童を彷彿させる作品かな。不思議な世界感の話で見終わった後本当にその村はあったのかそれとも・・・
    ラストまで楽しませてもらいました!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです!(追記予定)

    ネタバレBOX

    男が迷い込んだのは河童の住む村だったんですね。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    とても面白かったです。移民や環境問題の要素もあり、色々考えさせられました。ラストもちょっと寂しい感じが心を揺さぶります。終演後のキャスト全員での階段でのお見送りは、恐縮してしまいました。また次も行きたいなと思ってしまいました。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

    ネタバレBOX

    面白かったです。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。或る小説をモチーフにしていると思うが、原作のファンタジーに比べ この作品はシニカル・ファンタジーといった違いがある。物語には 現代社会(文明)への痛烈な皮肉と批判が込められている。勿論、本作のタイトルもその小説を連想させる。

    説明にある「男が迷い込んだ場所は 何世代も前の生活をしていた 現代人が文明の豊かさと引き換えに失ったモノを彼らは持っていた」…その場所とは、失ったモノとは等、さまざまな問いと男の思いが交差する。その世界観が舞台美術によって惑わされそうだ。例えば現界か異界、または 現世か来世など、異なる世界を描くことによって、今を客観的に表出する。

    少しネタバレするが、男が傍白する「見えないものが見える 不思議を信じる」そして「目を開いているのに 見ないふりをする」は、文明という便利さ豊かさの中に忘れてしまったものであり、諸々の不(不健全・不寛容など)や無(無感動・無関心など)を表しているよう。舞台という虚構に リアルな社会の歪を落とし込み 考えさせる好公演。
    (上演時間1時間30分 休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術は、周りが青葉で繁った空間、そして側面が白と黒の箱馬がいくつか。冒頭 箱馬に何本かのポールを立て牢屋を表す。調査官が牢内にいる男 山岸に向かって、これからは223番と呼ぶ と。調査官の取り調べが、男の回想となって物語が始まる。

    男は山奥の不思議な村へ迷い込んだ。後々 明らかになるが、会社ひいては社会に対して嫌気がさし 自殺しようとしていた。一方、村は自給自足で物質的に裕福ではないが、精神的には安らいでいる。村人は喜びや悲しみの感情が共有できるといった特性がある。コロナ禍を経て無関心・不寛容といった今の風潮への皮肉のような。村人が大切にしているのは「水」と「家族」。その大切な水が 最近汚染されている。村の上流に 男がいた街(世俗)の会社が、ソーラーパネルを設置したことが原因。森林を伐採し水質汚染、まさに環境破壊である。2年前に街の人間 是枝が来ており、彼の会社が設置したもの。是枝も村が気に入り その地の娘と結婚しようとするが…。

    芥川龍之介の小説「河童」をモチーフにしているよう。村人は皆 和装で頭に円い髪飾りと水筒を持っている。説明にある「現代人が文明の豊かさと引き換えに失ったモノ」、その心の豊かさを面白可笑しく描破している。男223番は騒乱罪(ソーラーの駄洒落か?)で捕まったらしい。村人が街へ行き、要人の尻子玉(しりこだま)を抜いたことに関わっている と。

    物語は、上演前から少しずつ始まっている。村人が独特の衣裳で現れ、箱馬を動かし不思議な世界観を構築していく。箱の側面が白と黒だから見(組み合わせ)方によって鯨幕=死後に見える。そもそも男 山岸が自殺しようとして迷い込んだ村は、既に黄泉の国だったのでは と思ってしまう。想像が膨らむ公演だ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     必見、華5つ☆。終演後、色々深い作品故更に追記する。

    ネタバレBOX

     板上、ホリゾント両側壁にはびっしり茂った樹木の葉が見える。板上はフラット。箱馬があちこちに置かれている。開演前、三味線の弦を爪弾くような音と金属を叩く音が聞こえ、折々水滴が垂れ金属に落ちるような音が混じる。なんとなく怪奇譚が始まるような雰囲気を醸し出している。
     幕が開くと和服を着た面々が寄り合い何かの儀式を行っている模様。着衣は皆和服である。場転、明転すると和服の者らが箱馬を幾つか整然と並べて、そこへ長い杖状の棒を差し込む。その向こう側には洋服を着た男が独り箱馬に腰かけ客席側を向いている。資料を挟んだしかつめらしいバインダーを持って女が尋問を始めた。ここは牢屋である。男は未決拘留されており女は事件の経緯についての尋問を行っているのだ。容疑は反逆罪等。然し、男は虫も殺せない、と妻が言うほど心優しくとても大それた事件を起こしそうなタイプには見えない。名を山岸という。機械等を扱う会社で営業をやっていた47歳のサラリーマンである。尋問している女は調査官。名は月守。
     冒頭のこの場面、舞台美術を極力簡素化し、簡素化した機材を見事な用い方で牢屋に変換する演出も舞台美術も秀逸でいきなり作品に引き込まれる。無論脚本も発想自体が素晴らしく細かい点迄よく書き込まれ骨太で構造のしっかりした建築物のようでもあると同時に生き物の持つ柔らかさが充満した少し不思議な安らぎを齎す優れもの。この脚本にして、この演技、それを上手く合致させたセンスの良い合理的な演出。これらを支える音響、照明、道具、衣装も村の住人は和服で統一して古を象徴し都市から来た者は洋服で統一して現在を象徴しているのみならず、村の娘と結婚を約している是枝という男の着こなしでは和服の下からYシャツの襟が覗いている点等細かい処で是枝がどういう人間か、上手く示唆している。(この辺り衣装担当の努力と工夫もみものだ)
     実に考えさせる内容であるから、この詳細については終演後に書き記すこととする。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    すごくよかったです。ある意味国際結婚をテーマにしていますし、ある意味移民問題を問題にしていますし、ある意味、いやそのまんまの意味ですが、ソーラーパネル問題を問題にしていて、ほんと、いろんなことを考えさせられました。てか、河童の国、みんな人よすぎで最高ですね。おもわず一昔前のブータンかと思いましたw 舞台の演出ですが、直方体の箱の使い方がすばらしかったです。最高の時間をありがとうございました。

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