エキスポ 公演情報 エキスポ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★

    観劇
    やっぱり安定のハイリンド、凄く楽しめました。
    市井の人たちのそれぞれの人生が愛おしい。
    わたしが死んだらいったいどのくらいの人が悲しんでくれるやら・・・。

  • 満足度★★★

    好きなシーンもあったけど・・。
    中島淳彦氏の戯曲にひかれ観劇。ラストが胸を打つ。役者さん達の芝居のサイズやトーンにもうひとつ統一性がないのが惜しい。あと、チラシの文面から期待してた田舎らしさや南国感が、台詞の中にしかなく、空間や人間の有様の中には無かった。
    そのことから、演出家の世界観やこだわりがちょっと希薄に感じてしまった。魅力的な脚本だったし、好きなシーンもあったのだが・・・期待値が高すぎたせいかもしれない。でも劇団の雰囲気には好感を持ったので、他の作品も観てみたい。

    ネタバレBOX

    ラストシーンでインタビューを受けている時のお父さん、よかった。
  • 満足度★★★★★

    幸せにつつまれる舞台
    以前どこかで観た「エキスポ」は笑いに赴きを置いただけの印象が残ったが、今回はとても人間味あふれていて、「いるねこういう人達」と引き込まれずにはいられなかった。それぞれが抱える「生きていたら当たり前の苦悩や喜び」さまざまな感情が絡み合って「わかるよ」と思わず肩をたたいて語り合いたくなるような愛おしい人物たち。
    役者はもちろん演出や技術に至るまで満足の芝居。観終わった後、幸せな気分で帰路につける。
    大満足。
    劇場まで迷ったけど、それはチャラ(笑)

  • 満足度★★★★★

    満足感に浸る
    終わった後、「芝居を観た」という満足感が非常に高い!
    昭和の万博のころの宮崎の田舎を時代背景に、「母」の葬儀に集まった家族と多種多様なご近所さん達。

    ネタバレBOX

    14名の人々が、団結することもなく、それぞれの事情や都合や成り行きや習性でお葬式を過ごして、交差していきます。
    親戚や客との色んな組み合わせの会話を聞いていくうちに、それぞれの人間関係とストーリーの進行が分かってくるという、計算しつくされた脚本でした。

    特に、出戻り娘と元夫の復縁の有無、連れ込み宿を経営していた母の日記に何が書かれどこにあるのかというサスペンス要素、サンマリンでのオカマ事件が、交差する中でグッと興味を掴むエピソードでした。

    役者の年齢が全体的に高いのも特徴的で、酔っ払う場面、トイレに行く場面、世間話をする場面、挨拶の仕方、スーツの着こなし方など、癖のあるご近所さん達の演技において、とても秀逸で説得力抜群でした。

    気弱なおじさんキャラクターや機嫌の良いおじさんキャラクターにクスリとさせられることも多々。途中、4人ほど、どこかしらで歌を口ずさみましたが、全員やたら上手くてちょっと驚きます。

    いつの間にか緊張感を持って引き込まれていたようで、最後のシーンで万博の喧騒とお父さんの宮崎弁が視覚化された時、人情に訴える素敵なラストにジーンと胸が熱くなりました。

    舞台美術も、居間(台所)の様子がとてもよく再現されていて、テレビが映される様子が、懐メロを利用しながらとても上手く表現されていたのが印象的でした。

  • 満足度★★★★★

    さすがハイリンド
    地味な話なのかと思っていたら、珍騒動が次々起きて面白かった!
    最後には涙。。。
    人生は悲喜交々、私も頑張ろうって思わせてくれました。
    いつまでもじわじわ残るいい舞台でした。

  • 満足度★★★★

    面白かった!
    安定した役者さんばかりで、たくさん笑わせてもらって楽しめました♪

  • 満足度★★★★★

    お手本のようなウェルメイド
    よく出来た戯曲だなぁ。大いに笑わせながら端々に各人物の故人への想いや他の感情が見え隠れすし、その中から故人の人となりが浮き上がって来る感じ。
    また、宮崎訛りが全体を柔らかくしているようでもあり…。(標準語だったらラッパ屋的か?)
    さらに、既製戯曲なのに配役がハマっていたり、母の日記を納めた〇〇に〇〇を当てるところや鯨幕が…(ネタバレ自粛)…なところが印象的だだったり、に加えて不思議と広く見える視覚マジック的な装置などもお見事!

    ネタバレBOX

    日記を納めた骨箱に明かりがあたるところはまさに亡き母の人生がそこにあるように感じる。
    ところで終盤で瞬時にして鯨幕がスクリーン(あるいは他のもの)に変わる作品をここ1年ほどの間に観た気がするんだが、何だったかなぁ???
  • 満足度★★★★★

    嗚呼、人情喜劇!
    人情喜劇の名作に出会えて至福の2時間でした。台詞の一言一言が輝いていて、達者な役者さん達が、更に生き生きと輝きのある舞台にしてくれました。“人間とはかくも可笑しく哀しい生き物なり”との思いです。

  • 満足度★★★★★

    やはり名作! そして
    役者陣が素晴らしく、名作が更に輝きを増しました!

    ネタバレBOX

    日向の男のよだきんぼう振りと、日向の女の働き者振りが如実に現れたお話。

    面白くて無駄のない脚本、そこに歳相応の役者さんが演じることで厚さが増し、非の打ち所のない作品に仕上がっていました。素晴らしかったです。

    二階に引きこもるというか、ちょっと逃げこむという設定もなにげに良かったです。

    ただ一点、白黒テレビに関してですが、今回はスイッチを入れて明るくなりかけたところで無理に暗転という感じでしたが、2010年にトランジスタone版で観たときには、昔風の白黒テレビに実際に昭和45年当時のビデオ映像が流れており、この点だけは工夫があっても良かったのかなとは思いました。
  • 満足度★★★★

    田舎の「進歩と調和」
    楽しめた。

    ネタバレBOX

    宮崎の大場家。昼は定食屋、夜は連れ込み旅館と、一家を支えた母が死んだ。その通夜には、母に縁がある人もない人も集まってきた…。

    康夫(多根周作)の浮気話、千代子(福寿奈央)と元夫・山下(川本昭彦)の話、珠子(井端珠里)の文通話、峰山(紺野相龍)と宝田(木下藤次郎)の同性愛など、エピソードが豊富でバランスもいい。
    母が生前申し込んだ大阪万博へのツアー。最終盤、TVをつけると舞台に万博の映像が映され、5人の万博を楽しむシーンになる。ここの登場と最後の〆具合が秀逸。

    田舎世界を舞台に非合理に生きる人々。だけど正直で人間くさくて、暖かな作品。そんなゆっくりな人らにちょっと癒される。

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