カゼマチ 公演情報 カゼマチ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★

    悪くは無いのだが
    設定は悪くないのだが、物語は設定を半分ぐらいしか生かしきれてない感じを受けた。
    暴走してからは面白かったが、前半がちょっと内向き過ぎたか(もっと暴走に至る表現があった方がよかったか?)。
    結局、人々に刻まれた傷は消えない的でいいのかな。

  • 満足度★★★★

    よかったです
    えらくデジャヴを感じさせる作品。重い内容でありますが、しっとりした話でもありました。

  • 満足度★★★★

    観た
    設定が面白い。
    悲しい雰囲気が出ていて世界観が良かった。
    無邪気な妹が良かった。

  • 満足度★★★

    ちょっと苦手…
    う~ん…
    話自体はうまくできていたと思います。

    でも宗教、放射性物質、障がい…
    ちょっと詰め込み過ぎな感があるかなと…
    あと宗教に関してはオウムをリアルタイムで
    見てきたか否かでも感じ方が違う気がするし。
    あと、今まで原発を扱った舞台は面白かったと
    思えるものにまだ出会えていません。

  • 満足度★★★★★

    素敵でした。
    「忘れる」ということ。観劇してから数日経ってやっと少しだけ整理できました。私は、忘れることを悪いこととは思いません。忘れるという字は「心を亡くす」と書きますが、「亡くす」は人に対して使う言葉でもあります。人が亡くなるということは、決して無になってしまうということではなく、なくなったことがその人の過去になり、忘れて、形を変えて心に残ることだと思うのです。
    カゼマチで生きていた登場人物は、それぞれに複雑な想いを持っていたと思います。それぞれの忘れたいこと、覚えていないといけないこと、忘れてしまったこと、あったと思います。忘れていいです。それを「カテ」にして生きて、忘れたという気持ちだけ持って「やり直す権利」を存分に使ってやりましょう。私もその権利を使おうと思います。

  • 満足度★★★★

    明日香の透明感
    明日香役・川田智美さんの純粋な透明感がとてもよかった。 

    生々しい事件を中和して観劇の後味が悪くならず絶妙なバランスだったかと◎

    宮崎雄真さんの陰のある男、朝香賢毅さんの自己中な男、
    佐河ゆいさんの惚れっぽいカワイイ女性もとてもよかった。

    鈴木役の根本沙織さん、親しみやすくて良い人なのに
    事件に巻き込まれてしまう、、、何かホントにありそうだと思わされました。

  • 満足度★★★★

    良い作品でした
    現実でも起きている事件を彷彿とさせる内容で、信憑性のある脚本だと思いました。宗教団体が放射能を撒き、汚染された地域で人々が障害を負う設定など、アイデアが素晴らしいです。

    ネタバレBOX

    フキタという苗字は発音が難しいので、主役はもう少し言いやすい苗字の方が役者に優しい気がします。医師が土を食べる設定は、インパクトの割に、よくわかりませんでした。

    教師や警官が、市長の息子というだけで変人と付き合うのは妙な気もしますが、田舎ではそういうものかも知れません。最寄りのコンビニまで歩いて20分や移住者に補助金支給など、真実味のある設定でした。

    ただ、監禁事件の際に警官が逃げたのに、教師は包丁まで持ち出していたのは違和感がありました。市長の長男に無理強いされる場面があれば、説得力が増したように思います。または、教師設定はいらないかも知れません。市長の次男は、必要性が乏しいように思いました。

    演出では、山浦が「202号室か」と呟いて暗転するところが好きです。鉄道模型やシャボン玉も、象徴的でした。最後に明日香がシャボン玉を吹き尽くして怒るのは、中盤の繰り返しでしたが、明日香は成長したはずだし、意味がよくわかりませんでした。シャボン玉のシーン自体は、シャボン玉が照明に反射して、幻想的でとても綺麗でした。カバンや服に付いたら嫌だなと思いましたが、役者さんが上手く配慮してくれて、助かりました。あと、吹田家のシーンで、兄が靴のまま裸足の妹と会話するのは、違和感がありました。

    吹田兄妹の演技は、とても良かったです。明日香の障害の演技も見事でしたし、清明は周囲を圧倒する演技力で、難しい役所を演じきりました。薫や朝戸亮は、異常性や緊迫感のある演技でクライマックスを盛り上げました。青田と森崎は、しがらみで亮に付き合う様子がよく出ていました。青田の面倒見が良い様子は、最後に明日香の世話役を引き受けた流れに上手く繋がっていたと思います。

    山浦は、罪を悔いている様子が良く伝わりました。凶行に走る人は、案外、普通かもと思わせる演技でした。一村は、役柄のためか演技が固く、変に浮いて見えました。もう少し周りと調和した演技の方が良いように思います。清明や薫は、ペースを乱されずに演じており、流石でした。沙織は数少ない普通の人でしたが、山浦の普通さや象徴的なBGMを引き出す役割を上手く果たしていました。
    森崎、青田の衣装はカジュアルすぎて違和感がありましたので、一工夫欲しかったです。

    全体的に見て、脚本の良さとメインの役者の演技力が光る作品でした。また、劇場の雰囲気も本作に合っていたと思います。良い作品を見せて頂き、ありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    手堅く着実なツクリでワカり易く好感
    「罪とその償い」「消えないばかりか暴走るす被害者意識」などが心に迫り、犯した罪は赦されないのか、被害者の心はどうしたら癒されるのか、などについて考えさせられる。
    また、各人物や物語の背景をじっくり語ってからクライマックスを迎えるツクリはオーソドックスながら着実で、当日パンフレットに掲載された登場人物紹介と相俟ってワカり易い。(以下ネタバレBOXへ)

    ネタバレBOX

    その一方で母の死など観客の想像に委ねる部分のぼかし方も程よく、序盤でのしゃぼん玉を使って明日香の心境を示す幕の引き方も巧み。
    ただ、「土喰い」の謎が解かれないのはやや気になる。(笑)
    あと、強いて言えばあそこはべレッタでなくトカレフの方がイイような…。(爆)
  • 満足度★★★

    想像力
    設定含め、相当行間があるお話だった。

    行間を想像させるのはとてもいいと思う。

    もう少し「行」に書かれていることからの刺激がほしかった。

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