期待度♪♪♪♪
対
どうやら対になっているらしい。何れにせよ、ハンダラは、あの男のみならず、ヨーロッパ、アメリカの差別に殺された人々によって、かつての彼らのような迫害と差別、理不尽な殺害に晒されている人々の象徴である。
かつて迫害を受けていた彼らの使う免罪符が、あの男によって齎されたホロコーストなのである。が、それは、現在彼らが実行している、そこにずっと暮らしてきた他民族に対して自分達の利害によって、エスニッククレンジングを行うということではなかった。
このことは、世界中の為政者が知っていながら、無視することに決めた20世紀最大の欺瞞である。世界大のプロパガンダに単に乗るのではなく、独自の視点と事実に基づいて問題作を提起して欲しい。
濃厚な芝居を期待して
ここ数回、フライヤーのデザインが印象的でずっと気になっていた。過去公演のあらすじなど読んでも、割と社会派な芝居内容と見受けられるが、どのような劇世界を構築してみせるのか。また現代日本において、あの記憶を描くことにどのような意義を与えるのか。実力派の俳優陣にも期待。