宇宙で一番孤独な場所 公演情報 宇宙で一番孤独な場所」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-11件 / 11件中
  • 実演鑑賞

    かなり思い詰めた経験のある人が作ったんだろうなあ、と推測できます。

    ネタバレBOX

    観劇前は「インサイド・ヘッド」的なもの想像していました。それとか大池容子さんが作った「セブンスター」とか。
    実際に見ながら連想したのはTeXiという劇団の「ファジー『ours』」という劇。

    我が事のように身につまされ、見ていて辛い部分も多い劇でした。

    14人は多過ぎたかな、とは思いましたが。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    脳内の言葉が溢れ出てました

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    役者陣の動きにキレがあり、斬新な構成でした。今までも1人3役の芝居はありましたが、1人の感情を14人で演じるものは無かったように思います。もしかしたら、自分の中にも14人の意識があるのかもしれないと思わせる舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    自分は特別な存在だと思っていたけど、今は凡人ですらなく、この先何者かになれる見込みもない…そんな三十路女子の本音が見事に描かれていますね。すばらしかったです。マジで名作です。「社会人」になれない東京のどこにでもいる三十路女子の本音が描かれていてマジでマスターピースです。いわゆる鬱漫画に近いものがありますが、この作品はわかるひとにはわかる作品です。というか、『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』そのもので傑作です。夜光群、最高の劇団です。次作機会があればぜひ観劇したいです^^

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    大脳チームの回観劇。頭の中で14人の自分が言い争えば、さすがに大混乱ですな。気持ちは分かるけど、基本的に人生はうまくいかないものなのですが。と思いながら感情移入してしまいました。ただ一本調子が続くと疲れますね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    役者14人で女性ひとりの頭の中を描く設定は面白い企画ですね。
    14人で言葉を紡いでいくのは大変だったでしょうね。皆さん凄い熱演。
    宇宙で一番孤独な場所とはどんな所だったでしょうか、いまいちよくわからなかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    発想が妙---私の頭の中の私との戦争の話。よく考えられているが、脳内の思いが多すぎて整理が出来ているのだろうか。人生は選択の連続で、自分の中の自分はいつも言い争っているかもしれない。その煩わしさが生きている証でもあろう。それにしては、当日パンフにある 脳内人格の役割/分担が分かり難い。同時進行で現れるのであれば、もう少し違いを際立たせてほしいところ…惜しい。

    表層的には、 クォーターライフクライシスを描いた物語で、過去や現在の生き方を顧み、これからの生き方を考えたりと前向き。勿論、不安・焦燥・絶望といった後ろ向きな感情も描いているが…。しかし タイトルにある「宇宙で一番孤独な場所」は、舞台美術やシングル(延髄)出演者の役割名から、劇中で示された処とは別のような…。それであれば全然別の物語になり 手強い。
    ちなみに、自分は似たような設定の映画を観たことがあるが、それは2×歳の私の頭に 18歳(高校生)の自分が煩く口をはさむといった内容。
    (上演時間1時間50分 休憩なし) 【大脳チーム】

    ネタバレBOX

    舞台美術は、中央に階段を設えた二段舞台。上の中央部にエレベータ風の白い両開扉、その両側は暗幕。冒頭はその扉に「田中真美の脳内」と書かれている。下の中央客席寄りに電話、上手/下手には服や小物などが散らばっている。この整理出来ていない光景こそ、主人公 田中真実の頭の中を表している。

    物語は、地方から上京した田中真実が、30歳を過ぎても「普通(立派)の大人」になれないと苦悩する。時々 母の電話で「あなたの友達が結婚して子供が生まれた」と 何気にプレッシャー。チラシにある「なりたい自分には一生なれない」、そんな理想と現実のギャップに悩み、それを14人の真実が頭の中で喧々諤々する。当日パンフのシングル(延髄)キャストは、例えば「立派な社会人」「死体」「モテる女」「魔法使い」、加えて大脳チームは「罪人」「おじさん」「お医者さん」「幸せな人」といった役名/役割が記されており、漠然とだが なりたかった 若しくは現状の人物像を立ち上げようとしている。

    このエモーショナルでメランコリックさが公演の魅力。人の頭(心)は、いつも理路整然としているわけではない。感情の高ぶりを14人の同時/多発的な発語で表しているのかもしれないが、舞台としては解かり難い。観客は見巧者ばかりではないので、14人の役割の必要性、いや もう少し(人数というか役名/役割を)整理したほうが分かり易い。二項対立のように明確にする必要はないが…。

    タイトルになっている「宇宙で一番孤独な場所」は、自分の意識と切り離された就寝中、つまり布団の中。しかし 舞台美術のエレベータ風の白と両側の暗幕が証明に照らされると鯨幕(死後)に思えるのだが…。この生・死の世界観によっては公演の印象が違ってくる。
    最後に、先に記した映画のタイトルは「わたしの頭はいつもうるさい」。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    小脳チームを観劇しました。
    主人公の頭の中を描いた作品で、興味深かったです。
    全体的に、叫んでいる場面が多いという印象でしたが、皆さん熱演でした。
    1人を14人で演じていましたが、似たキャラが多いような・・ちょっと消化不良でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    大脳チームの回。14人で1人を演じる設定はとても面白そうだったのに。何だかここまでの人数で作るという思いに成果が追いついていないような、そんなもどかしさを感じた。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    誰のあたまの中にもいろんな自分がいて、意見を対立させている。そのいろんな自分が全員舞台に上がって議論を繰広げるという着想は面白く、議論されている会話も自分と重ねて考えさせられる内容だったのがよかったです。
    一方、宇宙で一番孤独な場所=xxx との関連性はやや弱いかなと。また物語の中であたまのいろんな声を聞きながらもpositiveな自分になっていく展開もやや弱いのかなと感じました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

     ドラマツルギーについて考える必要があろう。

    ネタバレBOX

     板ホリゾントにエレベーターの扉のような開閉口。開演前にはその前に“田中真美の脳内”と書かれた布が時折風にはためき乍ら揺れている。開演と同時に撤去されると主演の真美が現れ目前に設えられた階段を下り下手に置かれた、赤や黒のドレス、スカート等の衣服を体に当ててみたり、上手恐らくクローゼット内に置かれた衣文掛けにバスタオルを干す等の作業を始める。その後、現れる多数のキャラクター。男女ともに居るが女性が圧倒的に多い、各キャラクターは各々独自の性格を持つが基本的には世間からの評価が低いことを気に病んでいる。因みに真美自身は地方から夢を叶えようと上京してきた。然し三十路を越える現在になっても未だ自分自身の夢を確定することすらできておらず、宇宙でたった1か所リラックスできる時空は布団に包まり眠る時だけ、という塩梅である。その癖“立派な社会人になること”だけは恰も金科玉条の如く頑なに自己命題化している。また、故郷に帰る条件として、目指している“立派な社会人としての自己の確立以降”という条件を科して居る為、心配する母からの電話だと分かり切っている電話に中々出ることが出来なかったり、無視してしまったりを繰り返している。そういった日常が自己否定を生み出し、それが益々真美を、第三者の存在と対峙する機会を喪失させていることにも気付くことが出来ない。即ち論理的に決して脱出できない隘路に自ら嵌りこんで身動きが取れず自家撞着の不快に沈み込んでいるのである。試しに“死にたい”と戯言は繰り返すものの、無論本当に遂行することはできない。それ位のことは自身でよく理解しているものの、覚醒している訳でもないのは、三人称的な世界に生きていない以上必然である。が、一人称世界でしか生きていない彼女にそのような論理を構築することは不可能である。母との関係が正常に築ければ二人称世界を通しての三人称世界への軟着陸も可能であったかも知れない。然し描かれた内容内にその兆しは見えない。それが、今作の限界である。世間や第三者との鬩ぎ合いを避け、何時までもナルシシックな一人称世界内で生きる限り、この壁を乗り越えることは不可能である。本来なら、二十歳前後でこの問題は克服していて然るべきなのだが、こじらせてしまった以上、腹を括って意図的、論理的に自らの頭脳をフル回転させて克服する他はあるまい。表現する者として生きる気であるなら、この問題は避けては通れない必須の問題であることに気付けないようでは、良いシナリオは書けない。演劇をやっている以上、シェイクスピアは読んでいるだろう。仮に「ロミオとジュリエット」でモンタギュー家とキャピュレット家が因縁の対立関係に無く、互いの親族同士の殺人や親友の殺害等が無かったら、また、ジュリエットの仮死を知らせる手紙がロミオに届いていたならこの悲劇は、完全に間の抜けた作品にしかならなかった。その程度のことは中高生でも分かる。脚本を執筆する以上乗り越えねばならぬ初歩的問題なのである。
     因みにこのような問題を個人的に抱えた個々人が三人称世界と対峙する状況を描くことができれば、面白い作品になるだろう。それを実現する為には、先ず、世界に向かって翔び第三者と格闘すると同時にその手法を自らの頭脳を用いて編み出すことが必要だ。ヒントは書いた、今後に期待している!

このページのQRコードです。

拡大