【全ステ満員御礼】廻る世界の4元ベクトル【終了】 公演情報 【全ステ満員御礼】廻る世界の4元ベクトル【終了】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    終わりの続き方
    下北的なテーマを芯に、中野的な芝居を作ってみた。そんな芝居(*個人的なイメージです)

    ネタバレBOX

    作家さんが「以前上演した台本の主役だけ残して改訂した」と書いていた通り、作品自体に一本の筋が通り、余分なテーマはそぎ落とし、テンポの良い笑いで繋いだ作品。

    かなり早いタイミングでキャラクターの個性が出て、なんとなーく安心して観られる雰囲気が出来る。
    小ネタやセリフで笑いを取るセンスは十分あると感じた。個人的にはかなり笑わせて頂きました(笑

    役者もよく稽古出来ていたし、作品全体も学生演劇ではなく普通の小劇場芝居として観られるレベル。


    ただ中盤までの展開が軽く・テンポよく進んでいくだけに、終盤が急に重く感じる。
    「夢の国症候群」とやらの逆パターンかもしれない。



    帰宅後ふと昔見た栗山民也演出、藤原竜也主演の「かもめ」を思い出した。

    そのカーテンコールで鹿賀丈史さんだけが、ラストシーンのまま動かなかった。
    後日「あれは、主人公が自殺しても、(戯曲としては終わっても)その他の人物の人生は続いている。それと同じようにこの芝居が終わっても、(鹿賀さんの意味を考える事で)観客の中で他の人物の人生を続けて欲しいからだ。」と言う解釈を聞いた。

    そう言う意味で、帰路にカーテンコールの意味を考えた私は術中にハマった。

    今回はその逆(?)で、芝居の中でも現実に引き戻され、公演が終わって、もう一度現実に引き戻されてしまった感じ。
    日ソワに社会人は観てはいけない(笑。


    「劇的なるもの」がテーマならば、かなり近い気はするが、ならばもうひと押し!欲しい所。

    是非再改定版も観てみたい。

    今回は出演者の若さとチャレンジ精神で☆0.5個分ぐらい+です^^
  • 満足度★★★★

    作品として
    とても面白い作品でした。
    普通に観ていて面白いと感じる作品でした。
    勉強になりました。ありがとうございます。

    ネタバレBOX

    面白いのですが、少し詰め込みすぎな様に感じました。
    客席を使った演出なども発想としては面白いのですが、全く効果的にならなかったのがもったいないなぁとも思いました。
    後半部分の女医に変わる部分もちょっとありきたりかなぁと思い、前半部分でもっとそこに持っていくまで深く掘り下げるか、後半でもう少しその部分に深く言及すればもっと良かったと思います。
    後半は少し長いかなぁとも思ってしまいました。


    しかしとても良い作品でした!!面白かったです。
  • 満足度★★★★★

    刺激的で魅力的。
    若さと才能を感じました。本の良さをベースに、演出、役者、スタッフが総合的にレベルが高く、最初から最後までわくわくしながら見ました。
    明治のレベルの高さを再認識させられました。

  • 満足度★★★★

    冥王星人・達
    ああそうなのね。

    ネタバレBOX

    小学生のときに大好きな姉を亡くし、妄想癖に陥った男の話。

    冥王星人という不思議な存在はSFかと期待していましたが、男の妄想という形で一刀両断に切り捨てられ処理されました。

    それなりに自己完結した世界に入り込んでしまう妄想癖を持つ男が、治療を受けて現実を自覚したという話だと思ったのですが、ラストのハローハロー…の後に再び猫が出てきたのは、現実を自覚して外部との接触を図ったもののやはり孤独で、結局は妄想の猫に安らぎを見出してしまう、即ち再び妄想の世界に戻ってしまったということなのでしょうね。治療法が間違っていたのか、アフターケアーが不十分だったようです。

    ハローハロー…は、スタート時もラストもあまりにもしつこくて辟易しました。

    女医さんも良かったですが、少年少女が少年少女らしく可愛かったです。ちびまる子ちゃん風黄色と赤は、大人になるとあんな風になるのかと興味深く見比べていました。
  • 満足度★★★★★

    もう一度観たい!!
    もう一度観たい!!ほんとにそう思った。他にはまねできないスタイルだと思う。そして動きが若い。いい意味で、です。何かに例えるなら、好きな人にあともうちょっとで会える☆という時、自然と小走りになってしまうあの感じが、舞台の随所に出てて、なんというかすっかりこの団体のファンになってしまいました。

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