満足度★★★
熱狂する国民
一般大衆の流行、熱狂、行事。ネットでの情報や呟き。過去の歴史と個人の経歴、話す人と口をつぐんでしまう人。
前半を覆う今日的な内容から後半の芝居変化に移るまで、ずっと話に惹き込まれた。
毎公演事にカーテン使いが面白くなってきている。
ただ、終りの締め方はもうちょっと手を加えてほしかった気もする。
段差のない前方席で見たが、所々見え辛かったのが悲しかった。
満足度★★★★
卵?
野田秀樹の新作舞台・エッグを観劇。
改装中の劇場に寺山修二の書きかけの戯曲が発見される。そしてそこから戯曲に書かれた物語の世界へ入っていく。エッグというスポーツがまだオリンピックでは公式認定されておらず、次回の開催予定地?の東京オリンピックでは認定される可能性があり、出場を巡ってスター選手・粒来幸吉(つぶらいこうきち)と新人選手・阿倍比羅夫(あべひらふ)と歌姫・苺イチエの三角形を軸に展開していく。そしてエッグというスポーツが出来た由来から、日本軍の人体実験、オリンピックの定義、選手の自殺、満州での戦争問題などの展開で話は進んでいく。
毎回の事ながら破天荒な設定から、少しづつ史実と現実を交らせていき、何が本当で何が嘘か?という小劇場的なオリジナルストーリーを作り上げてしまう戯曲にはウットリしてしまう。
20代の頃から沢山の野田秀樹の芝居を観ているので、感想は置いとくとして、これだけの物語を書いて、表現出来る演劇人は他には誰も居ないんじゃないか?という位レベルが高い演劇ですので、是非お勧め。
深津絵里の舞台での芝居は、大竹しのぶに近いものを感じるのだが・・・・?
満足度★★★
無題
最初は面白かったのですが、メタ構造?が進行するうちに段々辛くなってしまい集中力が切れてしまった。少し役者の声が届きにくかった印象もあります。マイクは身につけて無いようでしたけど...天井とかに設置してあるのかな?あの広さじゃ、ちょっとキツイかも。
満足度★★★★
ふかっちゃんパワフル
まず新生プレイハウスの空間がとても魅力的。
鉄板の顔ぶれで挑む思いがけないテーマと、椎名林檎の歌が効果的な舞台。
仲村トオルの声が良いし、妻夫木聡の明るく真摯なキャラが存分に生きる。
深津絵里の(歌も含めて)細い体からは想像も出来ないほどの存在感が印象に残った。
満足度★★
エッグ
初めて、生の舞台で野田作品鑑賞。
脚本が作りこまれていて、立ち見席は大変な時間立って見てたと思うけど、
時間はさほど長く感じず、程よい感じ。
劇場もきれいになっていて、ホクホクでした。
色々ミス(?)はあったように見受けられたが、
非常に魅入った。
時代背景もわかりやすく、もっともっと、なんか、すごくなる気がする。
千秋楽。
入口のポスターには、全公演当日券ありとの文字が。
今からでも、間に合う!エッグ!
満足度★★★
初!!
初めて東京芸術劇場に行き、初めて妻夫木さんの演技を舞台で拝見しました。やはり、妻夫木はすごいな~と感心。なんか圧倒されてしまいました。仲村さんの演技はもちろん。深津さんの歌声もすてきでした。
椎名林檎さん作曲ということでしたが、なんか話の流れが止まってしまう感じで、あまりいい印象は得られませんでした。
また今回は、私の大好きな大倉孝二さんが出るということでわくわくして行ってみると、やっぱりいつも通り大倉さんコミカルですてきでした。
最初の方は笑える要素があり、最後はなんかしんみりしちゃう公演でしたかね。
満足度★★★★★
エッグ
野田作品らしいどんでん返しと
主演の三人の好演。
秋山菜津子さんが良いw
そして椎名林檎の音楽がマッチしてますw
妻夫木さんはラスト良かったw
仲村トオルさんのマッチョはヤバいw
満足度★★★★
リピート予定
いかにも初日!な未完成感/とっちらかり感はありつつも割と満足感が高かったのは、それぞれのパーツの豊かさゆえか。
日を重ねタイトに収斂していくにつれて「刺さる」作品になるんだろうなあ、と。
椎名林檎書き下ろしってことで押してた音楽。曲自体は悪くなかったけど、歌のシーンで空気が停滞してるのがちょっと気になった。
そのせいか野田作品特有の賑やかさ的なのは今回薄かったかなと。
中盤以降にまたリピートしたい。踏み込んだ感想は、その時にでも。