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エッグ
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雨模様(5627)
満足度
★★★★
祝
東京芸術劇場改装工事完了後初観劇。
ネタバレBOX
改装工事は完了したものと思いきや、舞台にはロッカーや板切れ、手押し車が散乱していました。フムと思っていると、劇場案内係の野田さんが、工事が間に合わなかったとおっしゃってあっさりシャンシャン。
卵の殻を割らずに白身と黄身を分離して取り出すエッグというスポーツのバックヤードの様子、さらには東京オリンピックの種目にしようというところからスタート。話はどんどん変化していき、オリンピックも1964年のことかと思っていると1940年のオリンピックのことだったことが判明し、最終的には満州における細菌兵器開発やワクチン開発をする医療施設の話でした。
首謀者たちは敗戦が決まると生体実験で得た研究成果を米国に売り渡し、責任は東北出身の三男坊に押し付けて殺害し、日本に戻ってからは医療研究者として活躍する…、特に目新しい話ではありませんでしたが、真相が明らかになる過程、解決編はスピード感があって楽しめました。
踊らされて満州へ渡った人々のその後は、死んだり、日本に戻る途中で子供を亡くしたり、幸運にも長生きした人もいたりする…、悲しい走馬灯のような光景は印象に残りました。
備忘録として、今回のダジャレは、ロッカーがロッカーから出て来た的なフレーズでした。深津絵里さんが言い、大倉孝二さんが念を押したという感じでした。
大きな医療用カーテンを下手から上手、あるいは上手から下手へ素早く移動させる間に、人やベッドが入れ替わったりするのは見事で、見ていて気持ち良かったです!
ところで、スポーツを題材にしたこともあり、何回ものカーテンコールを役者さんたちは全員が大舞台を走って応えていましたが、年配者には結構大変だったろうと思いました。
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2012/09/08 09:46
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