ジャンク・オペラ『ショックヘッド・ピーター  ~よいこのえほん~』/『ひつじ』 公演情報 ジャンク・オペラ『ショックヘッド・ピーター ~よいこのえほん~』/『ひつじ』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    少しグロいぐらいのブラックな舞台
    だけど「よいこのえほん」。

    ハンガリーからやって来た劇団。
    生演奏の音楽と歌が楽しい。
    思わず引いてしまうところもあったけど。

    ネタバレBOX

    舞台自体の造作がとても楽しい。
    小さいながらも演奏用のピットもある。
    わくわくする感じだ。

    出てくるのはどれも「悪い子ども」なので「折檻」のようなストーリーが、痛々しくも延々続く。
    この公演を観たころに、痛ましい事件あったばかりなので、正直きつい。
    なので、残虐シーンに「あはは」と笑っている人の神経を疑ってしまったりする。

    しかし、よくよく考えてみると、「悪い子はお仕置きされるよー」なことが普通に言えて、それをブラックユーモアにして、「あはは」と笑えるぐらいが、実は正常なのかもしれないなんて、思ったりもする。
    少なくともハンガリーではそうなのだろうか。
    折檻とかじゃなくてね。
    ひょっとして、もの凄く異常な世界に生きているんじゃないかな、と実感した。

    見ている子どもたちの姿を後ろから見ているのも楽しい。
    「恐い」場面の連続なので、思わず隣の母親にしがみつく子や、目を両手で覆う子など、それはそれで楽しんでいたのだろう。

    劇中でお菓子を客席に投げるのだけど、その1つが見事に膝の上に落ちた。
    甘そうなブドウのゼリーだった。

    そして、ここからはこの公演とは直接関係ないのだが、感じたことがあったので書いておく。

    東京芸術劇場はリニューアルオープンとのことだったが、小劇場のほうは、客席側にはあまり変わった印象はない。
    毎回座席の設定は変わるのかもしれないが、段差があまりなく、前の人の頭で舞台の一部が見えづらいところは以前と同じ。もう少し改善されているかも思っていただけに残念。
    さらに言うと、この舞台は、「家族でも楽しめる」ということで、子どもに観てほしいのならば、あの座席ではダメだ。大人だって、前の人の頭で見えなかったりするのだから。
    椅子に子ども用の椅子を追加できたり、せめて厚いクッションを何枚か重ねたものを用意するぐらいの配慮ぐらいは当然必要ではないだろうか。
    前のほうに座っていた親子は座席を交換したりいろいろしていたけど、子どもは見えなかったみたいだ。
    今日が初日ではないのだから、それぐらい劇場側だって気がつくだろうに。
    「箱」だけをリニューアルしても意味はない。
    運営する人の心もリニューアルしなければな、と上から目線で。
  • 満足度★★

     
     

  • 満足度★★★

    結構楽しめました♪
    絵本のもじゃもじゃペーターを原作にした音楽劇で、ハンガリーの劇団?の御芝居。
    傑作というほどではないが、そこそこ楽しめた。
    お話はブラックなユーモアにあふれている。子供に対するDVが激しすぎる(笑) 演技は少し大きめだが、歌は上手かった。

    日本の劇団で例えると、
    物語演出の印象としては、デス電所をもっとファンタジーにしたような感じ。
    舞台美術は、子供距人といったところか。

    でも、東京芸術劇場の宣伝コンセプトとして、子供客に観て欲しいと謳ってるわりには、字幕に平仮名を多めにするといった配慮が足りない感じ。子供達は最初こそ親に「アレ何!?」とキャーキャー騒いでいたが、親に怒られたのか、飽きたのか、段々静かになっていって可哀想だったかな。

    ネタバレBOX

    役者陣は白塗りでティムバートンのイラスト風メイク。

    劇場内に見世物小屋風な舞台を設置。台形型の為奥行きがあり、サイドと舞台奥に窓や扉が多くあり役者が移動しやすくなっている。扉と扉の間に間仕切りがしてあって役者の移動姿がみえないようにしてある細かい工夫も好感が持てる。
  • 満足度★★★★

    白塗り顔が絵的に好き
    芸劇リニューアルお初!チラシによると、このジャンク・オペラの原作は19世紀半ばにドイツの医師がクリスマスに息子に書いた絵本だそうで、ヨーロッパのグロテスク文化のはしり(笑)ということらしい。シンプルな舞台装置の中で繰り広げられる地獄絵図。親が子どもを切り開いたり、投げ飛ばしたり。でもそこは舞台だもの。シャレ、否風刺、否悪い子は痛い目に遭いますよ~という教訓?シャレが通じなくなってる日本の表現畑?の昨今、こういう内容って海外ものだから許されるのかな、とも思ったり。親子もけっこう来てました。飴も投げられてたし。楽しめる明るいグロテスク加減です。

  • 満足度★★

    期待はずれ!
    チラシがいい感じで、面白そうだったけど、話の内容が陳腐だしビジュアルもそれ程じゃ無かった。
    ファミリーオペラって事で、求める物が違ったのかな?
    でも、子供も結構いたけど楽しんで無かったよな。

    生オケで、席がその真ん前だったんで、ビアニストのおじいちゃんがいい感じで、おじいちゃんを観てるのが、ちよっと楽しかった。

  • 満足度★★★★

    幕開けからガツンとブラック!
    でもユーモラスで愛らしいので、お子様も大丈夫。ハンガリーから来た超ブラックな親子向け音楽劇。ピットで生演奏あり。

    ネタバレBOX

    鼻もがれてオデコ剥がされて。ここでお子さんがドン引きする。でも指が切り取られて飛ぶころにはもう慣れてる(笑)。

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