[◯]A“Lone” ロン 公演情報 [◯]A“Lone” ロン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度

    荒筋は説明通り・・・・
    でも内容は自分の拙い脳みそでは理解が出来なかった・・・・。
    始終疑問だらけで納得・理解といった、
    カタルシスが得られなく残念でしたが。
    主演の男女お二人は熱演でありました。
    (1時間15分)

    ネタバレBOX

    なぜに拳銃(男性はSmith and Wesson model 629・銃身長4インチのステンレスモデル+ラバーグリップで、女性はSmith and Wesson model 645のブラック塗装(シルバーライン入り))撃つと必ず死ぬのかな?怪我とか手足狙うことはしなかった・・・。女性の歌や男性の哲学論。黒い素舞台に投影される映像など上手に凝った部分など評価に値する演出も良かった分。ストーリーには残念思ったです。脳内話だったのか、実際に香港で男女は出会えたのか?男女の夢が重なったのでしょうか?彼女は殺し屋さんで、愛用の銃を男性人格化した脳内話だったのか?上記を観客判断に委ねる作品であれば、もっと伏線や情報などをギャラリーに伝えるべきではなかったのか?ほんに役者さんが達者な分不完全燃焼の比率も反比例さ!
    (あえて読みやすくはしなかったDEATH)
  • 満足度★★★★

    視座
     登場人物、男1人、女1人。この男女の関係に意味を見出そうとすると、不分明になる。意味に拘泥するならば、ピストルの強制する世界と考えるのが、最も近いかも知れないが、それだけに終わらない要素も孕んでおり、ピストルを男性性器と捉える事も可能ではあろう。然し、それでも釈然としない。
     自分は、むしろ想像力の生まれる場所で、役者は身体を用いて互いをインスパイアし、観客がその様子を見て、イマジネーションを広げる共同作業へのエチュードと見た。役者は、当然、観客からのレスポンスに反応して新たなイマジネーションのヒントを身体化する。この行為はループ構造を為していて、少しずつ内容に変化が起こる。その過程をこそ、見るべき作品だったのではないか。肝心なことは、このような視座・視点を持つことによって、意味という監獄から自由になることである。観た者にこのような発想をさせてくれた役者陣、演出家に感謝したい。

  • 満足度★★

    密室の男と女
    香港で上演された作品の日本初演で、男女2人による謎めいた物語でした。

    裸電球がゆっくりとともるとスーツ姿の男とドレス姿の女が銃を構えて向かい合っていて緊迫感のある会話をする1分程のシーンが、立ち位置やポーズを変えながら何度も繰り返される冒頭に続き、次第に会話が発展するものの、お互い自分が誰だかも分からず、銃がカクテル、スマートフォン、バナナに変わって行き、最後に2人の関係がうっすら浮かび上がったところで終わる物語でした。
    暗転時にレコードかテープを逆回転する音と共に戦闘機の爆撃音が鳴っていたので、戦争と関わりのあるテーマが秘められていたのかもしれませんが、繋がりが分かりませんでした。

    シーンがループしていることを登場人物が認識していたり、0に何を掛けても0であるというような台詞や、客席までが物語の世界の一部であることを示唆する台詞があったりと、メタな構造がありそうでいて、それが活かされていないのが残念に思いました。

    オリジナル自体がそのようなテイストで、そのまま日本にアダプテーションしただけなのかもしれませんが、主に笑いを狙った箇所での日本向けに脚色した部分が、下世話になり過ぎているように感じました

    物語としてはあまり楽しめなかったのですが、出演者2人の熱のある演技が素敵で魅力的でした。強気な中に可愛いらしさが垣間見える内田亜希子さんと、気弱そうでいてコミカルな雰囲気もある内田健介さんの対比が良かったです。

  • 満足度★★★

    banana
    カッコイイけどコミカル。

    開場時間を変更したのはいい判断。

    ネタバレBOX

    拳銃持った男女。自分のことも相手のことも、ここがどこかもわからない。女が男を打つと時間が戻る…。

    時間が戻ってるのかどうかはわからないけども、時にカクテル、時にバナナと状況も変わる。
    人間の相対的な存在意識とか、異国(異文化)・異星人との交流とか、世界平和ってイメージ。でも、男と女って小さな対立項がテーマとも思えた。

    奇妙で面白いシチュエーションとコミカルな熱演で、75分引き込まれる。あと、役者のポジションが良かった。

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