公演情報
「徒然なるままに… NOT TO BE, OR NOT TO BE…」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/06/19 (木) 14:00
「時代考証その他大幅にデタラメです(大意)」と開き直っていた(笑)ドラマ「浮浪雲(1978年)」のような意図的時代錯誤部分がシリアスな本筋とあまりにもそぐわなくて「どうしてそうしてしまったの?」という疑問に終始……。
「浮浪雲」の場合は基本的にコメディで、そこに当時の世相への皮肉・揶揄を練り込んでいたのでその手法にさほど違和感がなかったが、特攻隊員を描いた本作でそれをやってしまうと、そのおちゃらけた感が主題に対する意気込みを否定するようにも感じてしまうんだな。いったいどうした?
という不満もありつつ「終わり良ければ総て良し」的に終盤の秋山の出撃を見送る面々の見せ方(映像的でもある)と最終場の切なさはやはり秋葉演出。
また、「急に出現する日本間」の舞台美術も見事。
あと、「フレッシュな星組/熟練(初演準拠)の月組」なダブルキャストも両方見るとそれぞれの良さがあり、これも舞台演劇の特色だな、と思ったりも。
実演鑑賞
満足度★★★★★
星組公演を観劇。特攻隊を題材にしながらも、焦点は「送り出す人たち」に当てられていた。前半は意外にも軽快なやりとりが多く笑いもあったが、それが後半の深い悲しみを一層際立たせる構成に。「自分は行かない」という後ろめたさ、見送るしかできない苦しみが胸に刺さる。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/06/20 (金) 16:00
夏になると上演回数が増える特攻モノには珍しく、笑える箇所が多数。それでも終盤は、理不尽が強要される時代の中での友情や夫婦愛、親子愛に涙。
実演鑑賞
満足度★★★★★
月組の回。コミカルな展開にあれっ?と思っているうちに、いろんな感情が湧いてきて、終盤にはうるうる。役者が全員変わる星組の方も観たくなった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
今年は戦後80年、戦争を題材にした公演が多く上演されると思うが、本作もその1つ。硬軟ある描き という言い方に語弊があるかも知れないが、戦争ものは硬質で骨太という先入観がある。しかし 本作は、敢えて遊び心を挿入し緩い場面を描く。その隙にこそ、観客が感じ 考える といった幅広さと奥深さを感じさせる。あまり感情移入しないほうだが、久しぶりに泣けた。
戦争(反戦)ものは、直接 戦禍等の悲惨な場面を描く公演が多かった。いわゆる硬質で骨太と呼ばれる描き方、それはそれで観応えがあった。しかし劇団(主催者)の描きたいこと 伝えたいことが全て反映され、その延長線上に自分の感情が乗っかるような感覚だ。そこには、自分で考えるという隙が見いだせない。その意味で、本作は緩いが強かといった印象。さらに演出の妙、特にラストシーンは秀逸だ。
チャップリンに「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」という言葉がある。「つらかったことも、後から思い出してみれば笑い話」といった解釈らしいが、このクローズアップとロングショットを「自分」と「他人」に置き換えたらどうなるか。他人事と思っていたことが、送り屋たちの中から一人だけ、特攻隊員となるよう指令が下る。我が身に降り掛かった災難が滑稽に描かれるのか と思えば、さらに捻りを…。
(上演時間1時間35分 休憩なし)【月組】
実演鑑賞
満足度★★★★★
英語のタイトルが“Not to be,or not to be…”と実に意味深。無論日本語タイトルも三点リーダーでその意味深を示してはいるが。Spiral Moon50回目の公演でもある。尺は95分予定。
月組拝見。脚本は逆張りの手法で描かれている。この点が今、今作のような戦争物が他でもないSpiral Moonによって而も50回目の節目に演じられる意味であろう。というのも混迷の昨今、観客にも世を憂うる人々、流れ流れて生きる人々、何となく生きる人々様々がある。その何れにも入り易く而も本質を取り違えることのない実に上手い演出だからである。(追記後送)
実演鑑賞
満足度★★★★
月組を観劇しました。
戦争が背景でしたが、明るい雰囲気で観易かったです。
でも、明るさの裏には、切なさや恐怖や愛や友情・・様々な物が詰まっていました。
役者さん達の熱演も素晴らしかったです。
戦争について改めて考えさせられました。良い舞台でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
良かったです!すみません、時間がないので追記ということで・・・
追記:スパイラスムーンさんの戦争ものということで覚悟して行ったものですから、最初は「え?ここ笑っていいとこ?」と思ってしまいましたが笑って良かったようで、次々と笑えるシーンが出て来て意外な展開になって行きましたが、最後は悲しいものでした。
「送りや」というものが存在していたのかはわかりませんが、あの中から特攻隊に行けるとは思えず、あくまでも寓意としてのお話なのかと思いました。
ふうこの「ごめんなさいって言えばそれで済むのに」というセリフも誰に向けられたものか今ひとつ分かりません。戦っている国と国に言いたい台詞なのでしょうか。
実演鑑賞
満足度★★★★★
とてもよかったです。「送り屋」については小林よしのり氏の著作でそれなりに知っていましたが舞台で見るとまた別の視点から戦争を観られてよかったです。ところどころ平成や令和のギャグがありそこもまた楽しめました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日、星組を観劇しました。
活気ありテンポ良くすすむストーリーがとても良かったです。
役者さんそれぞれ個性があり、特に浦野役のかたの声の出し方とても心地良くて好きです。
あらすじは前もって知っていたものの、展開が読めなかったので幕があいて「おっ!そうくるのね!」とわくわく。
また、星組、月組で役者さんすべて変わるのですね。組をかえて2パターンの楽しみかたもありますね。