満足度★★★★
【広島編】あれっ?広島って
もうちょっと抑揚のついた訛りがあるんじゃなかったっけ?
と思うほど標準語化されている広島編。
ま、その分理解不能な言葉はなく100%戯曲を理解。
そして、平田オリザ的不条理劇を堪能。
満足度★★★
【帯広編】あじわい深き。
帯広演研のために書き下ろしたということで、ある意味ではオリジナル。
それでいながら、平田演出ではないということで他チームとは違うポイントが多々みられる、異色作でもあった。
やはり、円熟のあじわいということで、完全に別の魅力で魅せられた感がある。
満足度★★★★
【広島編】意外にもスタイリッシュ。
若いチームということもあるのか、どこか都会っぽい感じで広島弁での応酬。
やりすぎない感じが、逆に「こんな感じなのかな」とか思わされたり。
割とニュートラルな感じ、そしてポップな感じが好みならこのチームかも。
満足度★★★★
【青森編】故郷の訛り激しき。
青森編は、兄姉夫妻と弟妹夫妻の対比の妙を楽しめた。
青森出身者としては、微妙な会話のニュアンスにほくそ笑み、どこか優越感。
言葉選びに手抜かりなし。おみそれしました。
明日は、帯広と広島。言うなればアウェーです。
べた褒めしたい。
【青森編】上演時間役60分の内の何分を笑って過ごしただろう。爆笑もしたけれど、劇中人物の遣り取りを微笑ましく感じてそういう表情をしていた時間が長かったです。客席にいた他の方々もそうではないでしょうか。大人な年代の多い客席でしたがずっと笑い声が聞こえていました。始まりの出来事にはまるで説得力がないのに、そこを突付く気になれない。これはやはり役者の在り方がそう思わせるのかな。実に濃密な4人芝居でした。
私はこのバージョンがイチバン面白かったと思っています。予定的に1回しか行けないからこれを観られてよかった。でもきっと他のバージョンを観てもそう思っていたんじゃないのかなんて気も。全部観る人が羨ましいです。
満足度★★★★
【青森編】役者の力を感じる作り。
兄姉夫婦の力量が長年連れ添った雰囲気に、主人公の二人の個性の弱さが状況に対応しきれていない初々しさににマッチしてる。67分。
満足度★★★★
【関西編】軽妙だからこそ。
関西弁の軽妙さが観客をくすぐり、空気が暖まってくる。
徐々に節々の台詞が不条理状況から見える“問題”を気づかせてくれる。
平田オリザメイドの不条理劇は優しい問題提起をするなぁ。
これが、他のバージョンでどうなってしまうのか。
関西編を基準点に定めて、残り7作品を楽しみたい。
次回は我が故郷・青森編。