満足度★★★★★
名作蘇る
燃えよDTフィールでの初演(『精しき神様』)がリピートするほど面白く、開演前にその改題だと知り、元々高い期待がさらに上昇したが、それをも楽々クリア。
名作再び…と言うか名作新生す、的な。
個性溢れる登場人物たちが織り成すドラマ、これも鮮明に覚えている部分とそうでない部分があり、記憶の虫干し的な感覚もまた楽しからずや。
旗揚げ作品「沼田宏の場合。」同様、代表作的に演を重ねて欲しい。
満足度★★★★★
面白いけれど・・
それだけではなく、現代の人々の深いテーマを感じました。すごく笑ったけれど、考えさせられる事が沢山ありました。実際に私の知りあいでも、心の病に苦しんでいる人がいるせいか、余計に集中して観る事が出来ました。重くなりがちなテーマを、笑いあり感動ありで、上手に演じていると思いました。観て良かったと思います!
満足度★★★★
伸びる劇団とみた
久しぶりに笑いのツボを知った劇団の芝居を見た。
歓楽街の中にある診療所。心を病んだ患者に、一風変わった診療が行われている。
その際のドタバタぶりが、うまく役とストーリーとを付き合わせて表現されている。
役者さんも、それぞれが個性的で、脚本とうまくマッチして、白けることなく、
笑うことができた。
注文を2つ。
①精神の病気と、心の病とは、明らかに異なるのだが、劇の中では、かなり混同して使われていた。
まかりまちがうと、「差別」にもつながりかねない。慎重に劇に盛り込んでほしい。
②これは脚本に。今回は、「病んだ」人の標本箱のような劇であり、その対象とするものは、総論的な感じが
する。「軽い笑い」としてはいいのだが、ひとつのことにこだわる劇も観てみたい。ないものねだりかも
しれないが。
役者さんのそろい方からして、多様な劇を追求できる劇団。
満足度★★★
テンションの高いお芝居
初めて観た劇団さん。
話し出すと強いエネルギーを感じる役者さんたち。
展開上、大声を出すことが多いしキャラ濃い人多いしで
こういうの得意でない人にはツライかもしれない。
私もどちらかというと得意でないほう。笑
それでも各々の抱えているものが何なのか知りたくて観てました。
普段接している人に、自分が何をしてるだろう言っているだろう?
「社会のせい」なんて言うけど1人1人の行動の結果がコレなんだよね
なんてことが頭をよぎる。明確な答えは出ない。
でも前を向いていこうかな、という気持ちにさせられた物語。
満足度★★★★
この疲れる日常に
誰もが病んでいるこの日常生活に一瞬の光と安らぎを与えてくれる面白い芝居でした。随所に笑いの要素もあり,それぞれ誇張された病人の症状も全体としてバランスが取れ,もちろん役者さんの演技力に裏打ちされたんのだが,違和感もなく,安心して観劇ができました。ただ,サイドストーリーが充実している分だけ,メインストリーがどれなんだか明確でもなくなり,はっきりとしたメッセージがなくなったような感が。でも,十分満足できる芝居でした。
満足度★★★★★
病んでる時代
“異色セラピストコメディ”とうたっているが、個々のエピソードにホロリとくる。
出演者も多いがよく整理された構成と充実の劇中劇がテンポよく進み、
終わってみれば「私も行きたいクリニック」であった。
満足度★★★★
ありそうな
初めて観たが、面白かった。メリハリが効いていて、キレのいいテンポで進行。おおよそ1時間45分の公演が短く感じた。カーテンコールで、開幕時間が押したことをお詫びしていたのは、親切だと思う(これは初めての体験だった)。
満足度★★★
精神の病
元スナックのステージ、カラオケ、カウンターなどをそのまま利用した精神科のクリニック。ここでは、精神科医が患者に当て書きをして、演劇を用いた療法を行っている。役を演ずることで、精神を解放させようとの目論見なのだが。コメディという触れ込みの割には、ギャグの切れがイマイチ。楽屋落ちも多いのではあるまいか。後半はコメディというよりメロドラマになってしまった点も気になる。