イロシマ 公演情報 イロシマ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    異種配合の妙味はあったが…
    鹿目由紀ファンとしては、彼女が3・11以降を描くとこうなるのか、と興味深かった。

    しかし、同時にまた、まったくの流山児グループの芝居でもあって、新種のドレッシングのような、独特の味わいの作品になったと思う。

    私は、流山児演劇のファンでもあるので、まあまあ楽しめた舞台だった。


    以下、ネタばれ。

    ネタバレBOX

    ちょっと残念だったのは、劇中の「歌」が多すぎたこと。基本的にミュージカル仕立てなのは分かるが、1時間20分の中で、なにかというとすぐ歌になる。

    セリフで言えばひとことで済むところを、やたら歌でリフレインするので、そこでドラマが止まってしまうのだ。

    そのため、ドラマとして全体的に、しごくあっさりした印象になったのは否めない。演劇的高揚感、に乏しい、ということになる。

    これだけの頻度で歌をいれるなら、やはり2、3時間のドラマにしないと何かを語る、ところまで行かないのでは。幾多のミュージカルの上演時間が長いのは、それなりに理由があるのだ。

    このへんは、作り手の計算違いではなかったか。


  • 満足度★★★

    みた
    ともかく役者の熱と、美術の強さが伝わってくる作品だった。
    でも、ミュージカルなのに歌詞に魅力が乏しかった。作家と演出家のやりたいことも食い違っていたように見えた。なにか、残念だった。

  • 満足度★★★

    カレーの魅力
    異色ミュージカルというのか。面白い。

    ネタバレBOX

    無人島に飛ばされた8人の主婦。誰が何のために~ってとこは明らかにせず、主婦の悲喜こもごもをパワフルで泥臭いミュージカルにのせて駆け抜ける80分。
    「目立つ」ってキーが「自立っ」だったり「四立」だったり「音」だったり「普」通だったりして、テンポ良く場面がすすむ。曲も基本ノリがいいし。

    平山(伊藤弘子)…脱出の権利を放棄する、どこか達観した感がある。
    吉田(小林七緒)…元ガールスカウトで家を建てるも内田に放火される。
    内田(佐藤華子)…イオン?を愛するあまり、吉田を逆恨みする。
    城戸(平野直美)…子を愛する。
    東海林(坂井香奈美)…夫に会うため自作の筏で島を去る。
    星(阿萬由美)…ホステス。中川(だったか)の夫と寝る。
    中川(荒木理恵)…やはり子を愛する。
    佐藤(山丸莉菜)…目立ったことない。カレーを0から作る才能。

    内向的な作品と感じた。ありがちな緊急時の異常性を押すのではなく、「普通」の主婦の内面を一見コミカルに描く。描かれるのは、異常な感覚でなく、子や夫への愛情だったり食への想いだったり平凡であるが、見せ方が面白いのか演者が上手いのか、飽きはしない。「普通」から始まって「普通」に行き着く主婦たちがカレーという日常のシンボルを食べるシーンに、カレーの匂いと相まって不思議な感動を覚えた。この時の山丸の表情が美しかった。

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