ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない 公演情報 ワトソンとスィートホームズ/皆目見当がつかない」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-13件 / 13件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    【ワトソンとスィートホームズ】観劇。面白かった!演者もストーリーも良かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/05/06 (火) 16:00

     かーんず企画第13回GW特別公演【ワトソンとスィートホームズ】と【皆目見当がつかない】の2作品を交互に上演している中で、前者の作品の千秋楽公演を観劇した。
     CoRichのあらすじを読んだ感じだと、公園の片隅でゆるく暮らすホームレスの人々の生活を描く……だったはずが、新しい公園で暮らしたい人の登場で、やがて人間が向かうべき方向が露わになっていくという、タイトル除いたら、探偵小説『シャーロック・ホームズ』に出てくるワトソンもホームズも出てこないように一見えるが、『シャーロック・ホームズ』の亜流の話で、更に色々な要素を混ぜつつも、ワトソンとホームズが群像劇的な中で、さり気なく出てくるような劇かと思って、期待して観に行った。良い意味で裏切られた。
     そもそもワトソンらしき人やホームズらしき人すら出て来ない。強いて言えば、シャーロック・ホームズ帽をホームレスの中の中心的な人物が途中で被って出てくるぐらいで、別にそれが劇の伏線回収になる訳でもなく、劇自体ミステリーの要素はからっきし無かった。但し、最後まで予想出来ない展開で、絶対的と思われた価値観や存在意義が変わってしまう不条理喜劇で、大いに笑えて、面白かった。

     実際のホームレスになる人の大半は、ホームレスという何者にも縛られなくて、自由で、社会規範とも比較的無縁な路上生活に憧れてとか、人類の原点に帰ってというような考え方、在り方でと言うよりも、生活苦からそうなっていることが多く、好きでホームレスやっている人の割合は、特にこの日本においては顕著だと思う。
     なので、劇中でホームレスの人たちが、不穏な現代社会で息苦しく、心も狭く、現状に満足せず、仕事も好きになれず、一人で塞ぎ込み、孤立感が高まり、想像力も思いやりもない人たちと対比して、どこか現代社会の病理の対極にある理想的な社会という風に描いているのは、普段街中でよく路上生活者を見かけて、身近なだけに、都合よく描き過ぎていないかという違和感は、少なからず感じた。
     但し、その違和感以上に、途中で約1名除いたホームレスの人たちはホームレスになりきり、演じ切っていた、ということが劇の後半になって分かってくる。でも、例え最初の間口が不順な動機でも、途中からは本当のホームレスの生活が気に入り、いつの間にかコミュニティーに溶け込み、本当のホームレスのようになっていく人々の心の変遷、成長が丁寧に描かれていて良かった。

     劇の終わりの方でただの普通のコーヒーを飲んでいただけな筈なのに、変な動きを始めたから、最初はゾンビになる展開かと思ったら違った。何と、予想外にも、新しく入った新入りを歓迎するホームレスたちによる路上飲み会で盛り上がってきたタイミングで、次々に類人猿になっていくという不条理で、不気味で、どこか不安だが、ユニークで突飛な終わり方になっていく。
     そのホームレスたちや支援者弥生の心が綺麗に見えるが、実はホームレスが出してくれたコーヒーを飲むと見せかけて、こっそり隠して置いたり、自分がせっかく作ってきた手料理よりも、ホームレスの人たちが自分たちでゴミ箱漁って持ってきた食べ物で盛り上がっているのを見て、機嫌を損ねたりとどこか偽善者じみた令嬢までもが次々に類人猿になっていく様子に、その動き方の可笑しさに、今までと打って変わった不条理さに、馬鹿馬鹿し過ぎて大いに笑えたが、その後、類人猿への急な様変わりがある意味現代社会の人々の孤独や闇を炙り出している気がして、急にスーと背筋が凍り付くほどの恐怖を覚えた。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    「皆目見当がつかない」を観劇
    会社の女子会ピクニックで
    料理持ち込み酒類現地調達にて
    良い場所取っての話が
    闖入者が来てーのと
    先の読めない展開する65分の作品

    ネタバレBOX

    元彼さんとか
    会社内の処世術とか
    いろいろ盛り込んでいましたが
    今一つな感が否めなかったかなぁと
    壊れたギターで流しをする
    元ブラウン管の主役さんが
    自分的には面白かった♫
    ヒット曲 くちびるカサカサは
    記憶に強く残りましてございます
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ワトソンとスィートホームズ観劇
    説明通りに
    ホームレスの生活を描いた話で
    新入りさんが入ってきて
    いろいろと変わってくるトコが
    何とも楽しい作品でした
    約70分の話

    ネタバレBOX

    ホームレス新人さんは
    よくある感じで
    AIの先駆者でしたが会社で嵌められて
    ホームレスとなるのですが
    追いかけてくる嘗ての同僚とかが
    だんだんホームレスに感化されて
    その暮らしに馴染んでゆくのだが
    実は そのホームレス達は仮面ホームレスで
    ベストセラー作家のや
    潜入系動画配信者だったり
    社会学の学者だったりして
    本当のホームレスは美味しい珈琲をいれる
    男だけだったんだがー
    その美味しい珈琲に何かあったのか
    隣から聞こえてくる音楽にのって
    なんちゃってホームレス達が野生化して
    去ってゆくというシュールな落ちでした
    ジャングルdeいこう みたいなー

    内心ホームレス嫌ってるよなー
    と思われる個人のボランティアお嬢様とか
    リアルに舞台上で飲み食いするので
    人の食べ残し拾って食べるのとか
    妙なリアリティあって
    感情移入しやすかったデス
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    『ワトソンとスィートホームズ』観ました。よかったです。ぶっちゃけ、舞台装置や演出の予算をかなり抑えた舞台ですが脚本がしっかりしているので十分楽しめました。ネスカフェゴールドブレンドの副反応、ナイスでした^^ 素晴らしい時間をありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「皆目見当がつかない」を観劇。嘘がどんどん増えてどうなるのかと思ったが綺麗にまとまっていてよかった。
    「ワトソンとスィートホームズ」も見たかったけど時間の関係で見れずに残念。二つの作品がどんな風に関わっていたんだろう。劇とは関係ないけど舞台中後ろの席で電話がなって・・・。早く切ればいいのになかなか切らずにちょっとイライラです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    【皆目見当がつかない】観ました。これはすごく面白い。人はウソをつく。どーでもいいことから、かなり深刻なことまで。ちょっとシュールなところもあるけど、あるあるで、すごくリアルに感じましたね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/05/04 (日) 19:00

    価格3,000円

    『皆目見当がつかない』
    先がこちらだったらワトソンを観ていなかったかもしれない
    同じ公演でワトソンとは全く違う作品、楽しいはずのお花見?なのに、盛り上がりきらない、どうなるんだ、嘘に嘘を塗り重ねて
    と良くもあれもわりと淡々と進んでいく物語
    さてきっかけ探しをしてしまうんだけど、それすらこの企画にハマっているのかなと
    喜劇というにはドカッっとくる展開は少ないけれど、なんとなく要素があるような
    終盤にハッとなるのだけれど、それが何なのかがわからずモヤモヤ
    すべて世は事も無し…と

    ネタバレBOX

    ラストおもろかったけど、実は朝帰り笑
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「皆目見当がつかない」を観劇しました。
    リアル感のある内容で、テンポ良い展開で、あっという間の時間でした。
    人は誰もが何かしら嘘を付いていて、良い嘘も悪い嘘もあるという事を再認識しました。
    役者さん達の元気の良い演技も良かったです。
    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    「皆目見当がつかない」を拝見。

    ネタバレBOX

     板上は凡そセンターの中ほどに円弧に沿って等間隔に並べてあるような箱馬が4つ、その手前客席側のセンターに1つ、下手の客席側とその奥に矢張り若干の間を空けて箱馬が1つずつ置かれている。出捌けは側壁に1つずつの計2か所。
     尺は70分弱。
     自分のレビューは敢えて粗探しはせず、どちらかと言えば良い面を見付けてそれを強調して点を付けるようにしている積りだが、今作ではそれが殆どできなかった。何故か? と自問すると脚本レベルで観客に対して作品をメタ化していないからである。一般的に演劇作品の醍醐味は虚と現の間に演劇作品という虚構を築き以て観客にリアルな内的体験をさせ何かを伝えることに成功して共感を得、人気や評判を獲得するのが常だが、今作のテーマは“訳の分からなさ”を描くことで畢竟(当にatyantaの意)現在日本を形作っている社会人の欺瞞の本質即ち嘘を形而下のみで描いてしまっていることの演劇的失敗を見せつけてしまった。メタ構造の大切さを指摘したのはメタレベルを欠いた今作の表出方法では観客は舞台の中に非日常をではなく、その反対の日常を端的に読み取ってしまう、ということである。無能・無策と自分の利益・権益だけを死守する構えの政治屋と公僕・官僚たちのあからさまな居直り犯罪、それを解消できない屑としての選挙民や偶に改革に乗りだす人々を潰しに掛かる下種共。これで社会が良くなるハズがない。この社会の約束事のように思い込まれている茶番の構図をあからさまにすることには成功したが、犠牲にしたものも多い公演と言えよう。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    【皆目見当がつかない】観劇。笑いの中に不気味さも…。それでいて、肩の力の抜け具合がよい。
    説明では「それは平凡な人たちによる平凡なピクニックだったはずが、平凡ではない人々の乱入で平凡だった人たちの平凡ではない姿が露呈されていく」というものだったが、何方かといえば、嘘と真、建前と本音、そして誤魔化しや気遣いといった日常の暮らしが垣間見える内容。これを 人によっては訳の分からない屁理屈で尤もらしく言うだろう。

    物語は、会社のOL4人が 花見ならぬ新緑を愛でるため公園で親睦会を行う。そこへ男2人、さらに自称プロの歌手が現れて…といった平凡な中に闖入者が現れたことによって起こる小さな波紋。暮らしの中にある、小さなウソや誤魔化しは必要悪なのであろうか。子供の頃にウソはいけないと教えられてきたが、大人(社会人)になると<建前>というウソをついている。しかし建前がないとギスギスした人間関係になることも、そんなアイロニーが描かれている。日常の一コマにみる可笑しみ。「ワトソンとスィートホームズ」とも関係しているようなGW特別公演、ぜひ劇場で…。
    (上演時間1時間10分 休憩なし) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は、石のような箱馬が7つ 不均一に並んでいる。上手奥は一段高くなっており、下手奥は枯れ葉。公園の椅子であり高台といった光景。特に照明の印象はないが、音響は 鳥の鳴き声が それらしい雰囲気を漂わせていた。

    会社のOL4人がピクニック、その中の1人が早く来て場所取りをしている。そして時間に遅れてきた女性は、外国人の子が迷子になっていたので保護対応していたと言い訳。持ち寄ったお弁当を披露し、飲物は近くのコンビニへ買い出しに行くが、ここ迄で いくつもの嘘が垣間見え、言葉遣いで 先輩後輩の関係が分かってくる。そこへ男2人連れが現れ、そのうちの1人が早く来ていた女性の元カレらしいが…。女は男をストーカーと言い、男は女が別れたくないと足に縋りついた と言い分が違う。

    男2人は、ここで別の女性と待ち合わせをしている。元カレが友人のために女性を紹介するが、OLたちは その成り行きを興味津々で見守る。公園では音楽イベントを行っており、中座して見学に行ったりと人の出入りが頻繁になる。当人がいない時に本音がぽろっと…例えば、皆の(建て)前では 弁当が美味しいと食べていたが実(本音)は不味い。また 場所取りした女性は、そんな早く来ていないと嘘(気遣い)を言う。人間関係の潤滑油のような建て前、それを良しとせず<嘘>として使わなくなったら…。「噓も方便」は使い古された常套句だが、公演を観たら 妙に新鮮で説得力を感じる。

    公園にボロ服を着た、自称プロの歌手(弾き語り)が彷徨いている。その陰気だが気になる歌が 明るく華やいだ雰囲気を損なう。説明にある 平凡でない人々とは、男2人組と歌手を指すのであろう。この乱入者によって、日常の多くの曖昧なことが嘘で成り立っているが露呈するよう。女のストーカー発言や男の縋る発言は、それぞれ嘘と言い 仲直りをする。嘘と真、建前と本音の使い方の可笑しさと難しさを上手く描いている。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/05/03 (土) 13:00

    価格3,000円

    『ワトソンとスィートホームズ』
    ふらっと観劇
    おもしろかった!
    導入はちょっとイヤだなと思ったけれども、話が進んでいくにつれて愉しくなっていく展開がいいなぁ
    ふたりで観るとおひとり無料という無謀企画をやっており、ペアの方が多いのかな?
    序盤隣席のごにょごにょが気になったのだけど、作品を観進めると、もしかしたらこの芝居はそれもありなのではと、自分に何の縛りを科しているんだろうと(本来はおしゃべり気になります)それすら楽しめる感じになってたな
    最後はよくわからんかったけど、
    原点か

    ネタバレBOX

    たぶんコーヒーが飲みたくなる
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「皆目見当がつかない」観劇。
    平凡な人たちによる、平凡なピクニック。そんなあらすじ通りに始まった物語は、次第に「何が真実で、何が嘘なのか」分からなくなる展開に。
    予想を裏切るミスリードもあり、最後まで飽きずに楽しめました。
    上演時間も手頃で、チケット価格も含めて、気軽に観に行ける舞台だと思います。
    個人的には、登場人物がもう少し少なければ、それぞれの人物の背景や関係性がより深く掘り下げられて、もっと面白くなるのではとも感じました。

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