期待度♪♪♪♪♪
血は水よりも濃いという言葉があるが、実家というハコが消えてしまえば、次に会うのは誰かが死んだ時というのが現実だろうか。
家の中でも家族の関係を象徴するのが居間であり、その居間を代表するのがソファー。ソファーの処分は家仕舞いにおける納骨に当たるのかな。
期待度♪♪♪♪♪
【予約済】
いつも繊細で、かつ心に残る舞台を観せてくれる小松台東。今回の作品は実家に最後に残された想い出の詰まった古びたソファーを主体にして消えゆく家族の形を描くという。私も一昨年に実家を更地にして売却しただけに、これは身につまされる話になりそうだ。
期待度♪♪♪♪♪
確かに想い出が詰まってそうな写真が並んでる。“消えゆく家族の形を語り合う”ってどんな話になるんだろう。この状況でドラマチックな展開は考えにくいし、興味深いところだ。そういえば二十年近く使ってきた自分のソファもボロボロだ。新しいの、探さなきゃ。
期待度♪♪♪♪♪
なかなか捨てられない物って有りますよね。見るだけで記憶や思い出がどんどん蘇ってくる物。でも捨てて行かないと、新しい出会いやチャンスにも巡り合わないのかもしれません。思い出は物ではなく記憶の中に。なかなできないけどね~。
期待度♪♪♪♪♪
小松台東をここ何公演か見逃してるので(スズナリでもあり)ここは是非観ておきたい。松本哲也作・演出舞台自体は先般、久々に駅前で拝見したが、新鮮であった(初のユニットで迷ったが行って良かった)。
松本作品の平均的な人数より少し多い。少しわくわくする。
期待度♪♪♪♪
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
言うまでも無く方丈記の冒頭である。センチメンタリズムに浸るなんざ、プチブルの戯言の類。長明の生きた時代に勝るとも劣らぬ現代を生きる我々も下らぬ感傷に浸っている時ではない。せめて醒めて現実を認識しているべきである。