チョコレイト 公演情報 チョコレイト」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-20件 / 21件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    漫画と現実の世界が交錯する構成は面白かったです!
    ただ、冒頭の「差歯だから別れる」が最後まで引っかかっていました

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    笑えるし、可愛らしいお話しで気持ちが上がりました。曲もピッタリな感じで入って来るところが良かったです。

  • 実演鑑賞

    僕は初見の団体でした。チラシや舞台美術から「ポップ過ぎないポップさ」というか、ちょいズラしたポップ(を狙っているように見える)を感じます。レトロといえばそうかもしれないし、やや内向性を感じるポップ。本編は、登場人物もさほど多くなく、上演時間も90分。ストーリーも難解ではなく、小劇場で見るには程よい「見易さ」がありました。それでいて「あまり言いきらない(特別な結論を求めない)」作風は、想像力が介入する余地もあり、演劇らしいポイントだと思います。

    ネタバレBOX

    結婚式を来週に控えた、婚約済みの若い男女が、劇中に起こるアレコレから「結婚とは何だろう?」と、恋愛&結婚について再考する物語…と捉えました。劇作家が述べる「ロマンチック・ラブ・イデオロギーへの懐疑」は、正に創作の根底にあったテーマだと考えます。恋愛観や結婚観は時代と共に目まぐるしく変化しますし、このテーマも多くの人に届き得る汎用性の高いものと言えるでしょう。

    そして、小劇場界隈では恋愛をメインテーマに据える作品が極端に少なく、そういう意味でも希少性が高いと感じました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    「そろそろダンス」に次いで二度目の観劇です。この団体さんのステージのセットや色使いがイイですね。観る者に攻撃的でないとゆうか、安心して観れますね。次回作も楽しみにしています。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初めての劇団さんと、劇場でした。
    劇場はもともとこのような配置とのことで、面白いですね。
    幕があくまでの音楽も題材に合っていて良かったです。ポップでテンポ良く楽しい内容で笑わせていただきました。
    また、役者さんがたがとても楽しそうだなと感じました!

    ネタバレBOX

    差し歯で婚約破棄の明確な理由は...??わからないままでしたが、そうゆうのも好きです。
    また、歯並びの良い役者さんを見て(今回はお二人)脚本をかいたのでしょうか♪
    実際、総差し歯と、子どもの頃からの歯列矯正済みのお二人綺麗でしたね!
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     先ず舞台美術が目を引く。何と箱馬の形が総て林檎と♡を足して2で割ったような形をしているのだ。色は総て白。舞台壁面のパネルから箱馬迄。楕円形のパネルは照明で調整しているかもしれないが黄緑である以外、総て白。今作で重要なアイテムとなる少女漫画『ロマンチック・ラブ』単行本の山を除いて。この色彩感覚と形が少女漫画のある種の特徴を見事に表象している。尺は約90分。(追記は終演後に)

    ネタバレBOX

     というのも「イカロスの飛行」でレイモン・クノーが描いている以外にも多くの作品で物語の主人公が現実世界に飛び込んで来るという話は良くあるパターン。「ひょっこりひょうたん島」大統領、ドン・ガバチョはTVから飛び出していた。今作で飛び出すのは『ロマンチック・ラブ』の主人公大企業主の息子・生徒会長・バスケ部キャプテンのカオルとその彼女、スズ。飛び出してしまった経緯は15年続いた連載が終わったことであった。そして2人が迷い込んだ現実世界が、今作で描かれる1週間後に結婚披露宴が決まっているのに、夫となるべきソウタの歯が総て差し歯であることを理由に婚約破棄を提起され受け入れることが出来ないフィアンセのヒナの暮らす世界であった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    未見の劇団さんですが、自分好みの内容でとても楽しめました。
    現実と漫画の世界とまた不思議な世界が入り混じるけど、不自然ではなくすっと入ってきて見ることができ次の公演が楽しみです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    いい意味で雑多な設定でありながら、ストーリーがきちんと構築されているので、素直に楽しんで観る事が出来ました。セットや衣装はあまり作り込まれていないのに計算されてるようで、視覚的にキャストさんの表情や所作に集中出来たのも、多様な設定とストーリー展開の早さを理解できる一因でした。老若男女の異なる笑いのツボが要所要所に散りばめられており、秀逸なコメディ作品です。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    "好きなあなたと、好きに一緒にいるための話をしよう。"のコピーの通り、本当に二人で幸せになれるのか?もっと他の生き方があるのでは?という迷いが生まれた男女二組を中心にした物語。チョコレートが持つ様々な性質や文化的背景が、随所で恋愛と結婚の表現に引用され、秀逸なテーマとタイトルの取り合わせ。
    前回公演の観客の解釈にかなり預けてくる作品作りとは打って変わって、説明的ではないがかなり明快なストーリーラインがあり、結構毛色が違った印象。演出面でも前回公演は抑制的かつ中々怖かったのだが、今回はコメディタッチで明るいものになっており、作風の幅広さを感じさせる。
    しかし、団体コンセプトの"「きっと」をコラージュ"する手法により作品の姿が見えてくる点はやはり共通。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    説明通りの導入で
    スラップスティックコメディかな
    いまひとつ自分の感性に
    引っかから無かった感じした
    90分の作品
    舞台美術は壁が漫画のコマ割り風な白い枠で
    椅子代わりのオブジェは
    歯の形で とてもユニークでした

    ネタバレBOX

    説明にあった死亡話は
    無かったようだ

    結局なぜ差歯だから別れる
    という納得のいく理由は無かったようで
    理解し辛かったなぁ

    主人公は別れを告げられる女性で
    花より男子みたいな漫画にハマってる
    丁度の完結した漫画から現実世界に
    漫画の主人公カップルが出てきて
    絡んでくるのです

    チョコ中毒とか
    口内に入り込む話ともなり
    ピノキオの鯨の中とか
    リトルショップオブホラーズの歯医者の感じ
    等を連想しましたわ〜落語の頭山みたいな
    不条理系のコメディかなぁ

    過去に割と好きでもなかった今の彼氏に
    バレンタインのチョコを渡してから
    だんだん好きになって今があるので
    渡すのをやめられる状況になり
    過去改変出来るのだがー
    結局はチョコを渡して今の時間へ
    で終演なのだが
    そうなると結局差歯で別れる話は
    解決してなく継続で
    何も変わらない?という感じが
    チョイと理解及ばなかったなぁと

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    これは掛け値なしに面白い。シュールなラブコメファンタジーですが、ちょいちょいシニカルでリアルなところがイイですね。マリッジブルーの白日夢だったのかな。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。シュールなラブコメファンタジーといった内容。
    結婚を間近に控えたカップル、その2人が改めて心の距離感のようなものを確認する といった印象。「マリッジブルー」のような不安や心のモヤモヤか、なんらかの理由をつけて愛情を確かめておきたい。本当にこの人と結婚したいのか そんな ちょっとした迷い、後々 もっと自分の理想とした人が現れるのではないか。人生は 選択の連続だと考えたら、結婚するにあたって慎重になるだろう。

    物語は 説明の通りであるが、「彼は死んでしまったはずなのに・・・」は ある意味正しいが、その彼の正体が妙。ここからリアルとファンタジーが交錯した独特な世界へ誘われる。2人は、けっして奇人や変人ではなく 「チョコレイト」によって翻弄された男、漫画の連載が終わり寂しい女 というだけ。唐突に現実と非現実が交わりだすが、不思議と違和感はなく、逆にその繋ぎ方に 作・演出の山本真生さんの奇知を感じる。そして心的探求が始まるようだ。
    (上演時間1時間35分 休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術は、白い細棒の枠組(枠組足場または漫画コマ割りのような)で 所々に四角や楕円の板が飾られている。一部はバスケットゴールリングに見立てた楕円形。床(板)には歯の形をした箱馬がいくつか、その1つが中央に置かれ菓子皿にチョコレイトが入っている。勿論 差し歯と浮遊感(ファンタジー)の両方をイメージした造作。そして所々に漫画本が積んである。

    物語は、結婚式を数日後に控えた2人 ヒナとソウタ。ソウタがチョコレイトのせいで自分の歯は全部差し歯だと告白、そして結婚できないと言う。既に式の案内状は出しており、いまさら中止には出来ない。そんな状況の中、ヒナが愛読していた漫画「ロマンチック・ラブ」という異世界から 登場人物のカオルが現れた。「現実」と「幸福」、その実感を失った先に奇妙な光景が表れる。15年間連載した「ロマンチック・ラブ」が終了⇒カオルは死んだのでは…。

    「ロマンチック・ラブ」の中で、カオルはスズと付き合っており、彼女まで現実の世界に現れる。ヒナの現実と夢想というか妄想がだんだんと膨らみ、混沌とした世界へ誘われる。そこにキルハトッテの「あるかもしれない”きっと”を切って貼ってコラージュする」が窺い知れる。一方 現実の世界では、嘘までついて差し歯にした歯科医 ミナミが、ソウタにヒナと別れ 私と結婚してと迫る。ソウタの妹 リョウコがシニカルに絡み、静かに増幅しはじめる奇妙な日常。まさに真骨頂。

    当たり前だと思っていた幸せ、そして自分を理解して自分を表現することの難しさ、その心情を普通の世界から はみ出して描く。その はみ出した「歪み」によって「普通」の愛情を浮き彫りにするような。役者陣も、戸惑いや焦り、開き直りといった状況をデフォルメして演じている。その捉えどころのない曖昧な雰囲気が漂っている。明確な軌道を動く というよりは、何もない空間を自由に走る、といった感覚を楽しみたい公演。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/05/23 (金) 14:00

    95分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2025/05/22 (木) 19:00

    価格3,500円

    楽園に来ると毎回思う…どっち側に行こうか。今回は上手側にて無事に観劇。
    本作は結婚と差し歯、チョコ、少女漫画と分かりやすいキーワードを組み合わせて
    主人公を取り巻く恋愛と回想、現実と漫画の登場人物が描く人間模様をコラージュしています。

    キルハトッテは初めて観る劇団。見た目も脚本も独創的な世界観。
    歯切れの良いボキャブラリーと恋愛漫画にあるような小ネタに掴まれ、クスッと笑みが溢れていました。
    (表紙のレトロ感が何とも良い味出してます)

    ネタバレBOX

    客演含め、どのキャストも個性派なのですが
    物語のコラージュが映える時と、何を見せられてるのか分からない部分が多々あります。
    中でも「セリフのようなセリフでない会話」を感じる点があり、内容の薄さと共に緊張感がなくなって
    まるで身内にしか伝わらない芝居を観ている…初見のお客さまにとっては置いてけぼりになるかもしれません。
    物語の落とし方もサラッとしていて、内容が濃いとは思えなかったかな(上演時間のせいではなく)。
    好みが分かれるコアな作品です。
  • 実演鑑賞

    今年に入って「初」の団体を中々の頻度で観ている(特に名のみ知る劇団の初観劇は感慨深い)が、こちらは中でも未知数度の高い一つで、「端正な作りをしていそう」なサイトの印象だけを頼りに(不安の面持ちで)観劇せり。
    思っていた以上に作劇の工夫と饒舌さがあり、「書く人」なのだな、との印象。

    ネタバレBOX

    挙式を控えたヒナが婚約相手から「俺の歯全部差し歯なの」とのカミングアウトと共に婚約(一旦)破棄を告げられる・・と説明にあるが、「体の良い断りを入れて来たクズ野郎」ではなく実際の芝居では彼はパニクっており、傍若無人の逆パターンでの「男の独りよがり」に翻弄される女=私の内省へと入って行く物語のようである。
    本作は「相手不在」のカップルの行方が現実的に辿られるリアルではなく、彼氏側に絡むのは「差し歯の治療をする」と申し出て女性歯科医。彼が十年前(十代の思春期)にかかった歯科医であったがその時彼は大人の女性への無邪気な告白をし、表面上軽くいなした女医の方はその事が心にわだかまっており、ストーカーよろしく大人になった彼の前に現われた格好。一人妄想を膨らませていた彼女は終盤事情を悟った相手に拒絶され撃沈するのだが(先般観たA.R.P.のボンゴレ・・に似た展開)。一方主人公ヒナの元には、彼女たちが思春期にハマった長尺の恋愛コミック(アニメ?)の主人公の男女が、連載が終ったのを機に「その後」の恋愛関係を続けようとした男に対し女が「やっと解放されたから外の世界を見てみたい」と現実世界へ飛び込んで来る、それを追って男もやって来るという展開(男女逆だったか?ちょっと忘れた)。ヒナはコミック彼氏と偶然出会って暫く同道し、漫画を知らないヒナの婚約破棄男はコミック彼女と出会ったりと、荒唐無稽ぶりが許容された世界が構築され、それなりに成立するのを眺めていた。
    ただ差し歯にこだわる男とは何の隠喩であったか、彼のナイーブな態度の根っこの問題は解消されたのかと言えば、作者なりの決着はあったのかも知れないが、霧散した印象。たとえ不条理でも何かの隠喩である事はむしろ色濃くあり得るのであり、ギャグを磨くか人間洞察を深めて作劇に反映させるか、進化を求めたい欲求を持った。固有の世界観により磨きをかけられたし。
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/05/22 (木)

    あの空間で思いもつかない方向に話が展開して行く爽快さ、心地良さ、楽しさ、ワクワク感。すごく面白かったです!クセになりそうかも。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    いやー、面白かったです。若い劇団のポテンシャルを感じました。結婚直前のブルーな気持ちとかすごくよく描かれていました。リアルな世界と漫画の世界のコラボ最高でした。今でももう恋なんて♪とチョコレイト・ディスコ♪が頭の中で鳴っています。歌もすごくうまくびっくりしました。今度ミュージカルぽいものを観てみたいです^^

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    (笑えた度)4(今感)5(完成度)5

    POPにしてドパンク。ダサおしゃれカッコいい。メチャ古臭くて最先端。
    愛についての抽象演劇。作品そのものが安易に尻尾を掴ませないファムファタル。

    ネタバレBOX

    何がいいと言って、すべてが少しずつ足りないところが
    たまらなくいい。

    愛を扱うなら、もちろん寸止めが一番効くのを狙って演っていて、
    すっかり術中にハマっている。

    基調はシュルレアリスム。マグリットの絵画のように、具象に見えるシーンの組み合わせで抽象を表現する。
    ヒッチコックを想起するようなシーンもあり、かなり古典的な骨格なのだが、表層の部分は
    微妙な時代感でイケてるレトロPOP、
    セーラー服と詰襟学生服、チョコレイトディスコ、いきものがかり、カラオケで歌うマッキー、
    ラウンドワンのスポッチャ、メンタルバランスチョコレートGABA、などなど。

    そのキラキラ(?)表層の裏側で、現代商業資本主義が呪文のようにナラティブナラティブ言うせいですっかり胡散臭くなってしまった「ナラティブ」依存の表現を強烈にディスっているように見えるパンクさがどうにもこうにもツボすぎる。

    歌も、笑いも、セットも、衣装も、音響も、照明も、演技も、突然のキャラ変も、
    「王道中の王道」をカッコで括って100乗したようなマンガ設定も、役者のイケメン度カワイイ度も、歯の浮くようなセリフも、
    観覧車も、キスシーン(?)も、歯のオブジェも、天使の輪も、あらゆる要素が寸止めだから、
    否が応でももっと観たくてたまらなくなる。
    楽園で演っているのもいいね。配置が特殊だから物理的に見えなかったりして、
    抽象感が30%くらいアップする。
    ラストが輪をかけて最高にミニマムでこれまた、たまらない。
    ああ何ということ。次回も絶対行きます。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    キルハトッテ、初めて鑑賞しました。結婚に関して、ふだん言えないことや思っていることをリアルに表現してくれて、スカッとしました。
    一見普通の結婚直前のカップルと少女漫画から出てきたカップルに主治医の歯科医や妹が加わった人間の絡み合いが面白かったです。今時ありえない設定の歯科医さんのキャラが立っていて、舞台上で追いかけてしまいました。舞台の様々な場面を一瞬でも今の自分に置き換えることで、家族や人間関係を立ち止まって考えることができました。
    最後のフィナーレの挨拶が2方向に分かれてしまったので、半分の役者しか対面できなかったのはちょっとだけ残念でした。

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