くじけまみれ 公演情報 くじけまみれ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★

    なぜか
    あまり乗れず。荒唐無稽なハナシ好きなんだけど。

    ネタバレBOX

    劇場の外の太い棒?に立っている丸山さんが落ちないかヒヤヒヤしながら観てました。ボーイ・ミーツ・ガールが電信柱の上ってのがツボでした。
  • 満足度★★★★

    出演*高田聖子×脚本*福原充則×演出*木野花×ザ・スズナリ 、
    高田聖子さんが、毎回、脚本家、演出家に声をかけて結成するユニット「月影番外地」第3弾。
    今回も、出演*高田聖子×脚本*福原充則×演出*木野花、おまけに×ザ・スズナリ という豪華タッグ!
    1,2弾目も観劇しましたが、シリアス+少し笑いといった感じだったのが、
    今回は少し変わって、「小劇場の芝居」×笑い×シュール。

    新感線のような荒唐無稽の大活劇ではない、等身大の「さびしくつつましくおとなしい孤独な中年女性」という高田聖子さんの設定は共通。

    麻子(高田さん)は、赤羽駅前でティッシュを配って20年、独身、ラジオで革命を叫ぶ海賊放送を聞くことだけが楽しみな女。
    ある日、海賊放送の青年(丸山さん)と、偶然、電信柱の上で出会い、二人は恋に落ちる。
    青年は、愛する麻子の寂しさを普通に目立たなくするため、他の麻子より幸福な人々に寂しさと孤独を与えるため、
    海賊放送の内容は徐々にエスカレート、扇動された住民は暴動をおこしはじめ、「赤羽」は荒れていった…。

    執拗に「赤羽」にこだわり、北の「サイタマ」「ニシ・カ・ワグチ」は、まるで未開の北海道のような扱いだったり、とシュールな笑いとペーソスがいっぱいです。

  • 満足度★★★

    ファンタジーというよりは、夢落ち
    40過ぎの女性、働いていて、淋しい感じ。このスタートラインからどう展開していくのか。結論としては、あまり盛り上がりもせず、感心もせず。一定の質はあったけれど、後に何か残ったかと問われると苦しい感じ。

    ネタバレBOX

    結局のところ、主人公たる麻子は、その積み重ねてきた(くだらない)人生を否定しない。「騙されるのはなれているから」と、一度は断った救い(?)の手を、今度はあっさりと受け取る。あげくのはてに、「愛の旋律にのせて~」とかなんとか(←正確に覚えてない)嘯いてみたりする。でも50%も信じてないのではないかな。

    赤羽が燃えている様も、青年の海賊放送も、どちらも麻子の妄想であるかのようで、いずれ夢落ち的に霧散してしまう負の香りがする。リアリティが感じられるのは社長のねちっこさだけである。愛の逃避行的な結末を迎えたわけではないだろう。愛も夢もなければ、それはファンタジーではない。

    これはひょっとすると、脚本はファンタジーを想定したが、演出がそれを否定したのかもしれない。女性の心の闇は女性にしか描けない。男性の蛮勇が男性にしか描けないように。もやもやする感じは、この辺にあるような気がする。


    結果として、後半になるにつれて「?」感が増していくお芝居であった。女性のスタートラインを描くまでのところと、青年が海賊放送をしているシーン(転換点!)まではわくわくしていた。あそこであっさり二人が出会ってしまうという展開は、その後の流れを淀ませてしまったのではないかなーと思う。
  • 満足度★★★

    ネタばれ?
    ネタばれ的感想か?

    ネタバレBOX

    月影番外地シリーズの【くじけまみれ】を観劇。
    月影シリーズとは、劇団・新感線の看板女優・高田聖子の劇団外のユニットである。

    北区赤羽でティッシュ配り20年の幸薄い40過ぎの麻子は、深夜にラジオ放送を聞くのが大好きである。そんな麻子がある日、誰も聞く人がない海賊放送をキャッチする。そしてDJと恋に落ち、二人は世界革命ならぬ赤羽革命を起こし、赤羽を混乱に陥れるのである。

    大まかな筋はこのような感じで展開していくのだが、始まった瞬間からこれはどう見てもアングラではないか?と勘ぐってしまうほど、唐十郎の描く上野、浅草ならぬ場末の赤羽を描いているのである。無駄の多いアドリブ芝居、痺れるセリフの数々、一瞬に場面転換する安っぽい舞台セット、そして物語らしい物語が無い混沌としたアングラ感たっぷりの世界観を描いていくのである。
    そして普段、劇団新感線で見せる18番の高田聖子の芝居は月影シリーズでは封印しているのだが、ここぞという時にはしっかりと堪能させてくれる。そして主演男優が唐組の俳優さんで、戯曲に当て込んだキャスティングは絶妙であった。                                        

    今作のアングラ的戯曲の演出方にはやや疑問があり、前半がやけに長く感じられ、後半からやっと進んで行くのであるが、それが狙いではなく演出上の失敗と感じられる。起承転結がない話だけに、前半から飛ばしていかないと簡単に失速してしまうのである。唐十郎の場合は初めからただひたすら飛ばしまくり、途中平気で失速してしまうのだが、それは唐十郎が書いて、演出して、決まり決まった舞台壊しというラストへ向かえるという観客の安堵感があるから問題ないのだが、今作は戯曲・福原充則、演出・木野花と別々な人が書いていて、戯曲が狙っている箇所と演出家の狙いとでづれがあったのだろうか?それとも女性だからだろうか?女性が描くアングラ芝居はないもんなぁ。男性はアングラ芝居にロマンを感じやすいから、その辺りの温度差からくるのだろうか?

    まぁ、本日が千秋楽なのでもう観る事が出来ないが、個人的にはお勧め芝居ではない!という処か.....。

  • 役者さん汗まみれ
    残念な事に間に合わず途中入場になりましたが
    流れ姉妹のようなガヤのみなさんの目まぐるしい出演と個性的キャラ。
    丸山さんの彼岸にでも行ってそうな真っ直ぐな感じ、高田さん政岡さんのやりとりなど面白いと感じる場面は沢山ありました。狭いスズナリで小さい大きな話の広がりが展開さえるので突拍子もない空間なのですが、少しだけ物足りなさを感じました。ま、全部見れなかった影響もあるのかな、ラストシーンは好きです。

  • 満足度★★★★★

    やばいやばい
    スズナリで事件を見た感じ。元唐組の丸山さんが情熱的な役を、主役高田聖子さんが不幸な40女を、ガヤがまたいい!

  • 満足度★★★★

    福原節じっくり、たっぷりと
    荒唐無稽でポエジーに満ち満ちた、赤羽のお話。小劇場らしい、小劇場ならではの、贅沢な時間でした。

  • 満足度★★★★★

    スズナリ最高
    劇場なのかその外なのかわからないくらいスズナリなセットとお芝居。
    最高でした

  • 満足度★★★★★

    ベンチシートで
    最前列のかぶりつき。お尻は痛くなりましたが、目の前で、微笑み、叫び、転び、這いつくばる高田聖子さんを見ることができて、感激しました。
    お話も、ぶっ飛んでましたが、深い。
    私の周りのシジュウオンナ(アラフォーという明るいヒビキじゃない・笑)友達みんなに見てほしい。

    他人を妬まず羨まず、そしてもちろん蔑まず、楽しく元気に生きたいな。と、思いながら帰りました。
    大満足のお芝居です。

    ネタバレBOX

    高田さん演じる麻子の、40オンナの寂しさが、笑いの中にも胸に迫りました。

    ティッシュ配り20年の気迫がすごくって、なんどもティッシュをつきつけられたのですが、思わず受け取りそうになりました。
    あれ、受け取ったらもらえたんでしょうかね。

    ラスト、電柱の上の二人はボニーとクライドみたいでカッコよかったです。

    社長役の政岡泰志さん、隣の斎藤さん役の植田裕一さんも良かったです。

    色々感動したのですが、帰りの電車で頭をグルグル回っていたのは「西川口 らんらららんらんらん♪」の歌とその相撲の場面でした。なんで?

このページのQRコードです。

拡大