ディレクション 公演情報 ディレクション」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    笑えて泣いて感動して・・
    一言で言うと「面白かった」。
    メインは川野太郎、汐風幸、曾世海司の3人。


    筋としては汐風幸演じる女優の純愛物語です。


    再演もありうる為、ネタバレBOXに。(2008/6/14)

    ネタバレBOX

    女優がまだ若い頃、恋をしてその好きな人の子供を産んだ。

    子供を身篭った事を両親に告げて「未婚だけれど産みたい」と言うのですが、その時の両親のセリフに泣けます。


    「とても愛した人の子供を産むのは素晴らしいじゃないか、お前が心から本当に愛した人の子供を産むんだ。父親がいなくても恥じる事はない。堂々と産みなさい。」


    こんなセリフだったと思う。
    本来ならペンで書き記すのだけれど、ワタクシ自身が泣けて泣けて、書けなかった。。



    そして、女優は未婚の母となり、時は流れてそのこの父親が作家(川野太郎)だった事が解るのです。
    この作家がどうしようもない女好きなんですが女優は作家の心が自分に向くまで待つのです。


    そして作家は「必ず戻って来るから待ってて欲しい。」と女優に言います。


    プロデューサーの息子は作家にキャッチボールをして欲しい。といいます。


    このシーン・・・川野の演技が素晴らしいです。
    息子から放られたボールをシッカリと受け止める表情と仕草が素晴らしいです。

    やはり、泣けます。。



    合間あいまのコメディも良かった。
    笑って泣いて音楽を楽しんで・・・素晴らしいひと時でした。


  • 満足度★★★

    ソープオペラの極み
    川野太郎って船越英一郎に似てるなぁ、話が進むにつれて
    「そろそろ叫び声が聞こえるんじゃないか」
    「ここで誰か死体を発見するんじゃないか」なんて
    変な妄想を持ちながら(笑)、見てました。

    これは、アメリカとかで御馴染みの昼メロを
    生ドラマ形式で公開録画している、いわゆるソープオペラを
    狙っているんじゃないでしょうか。
    笑いの質も、お涙の質も、とっても軽やかで
    万人受けする非常にわかりやすい構成。
    なんら刺激は、ありません。
    劇団たいしゅうの前作、いしだ壱成の作品も、そんな感じだったから
    この劇団のカラーなんでしょう。
    (でも、舞台装置の雰囲気とか、話の流れが、
    良く似ているのは、ちょっと・・・)
    キャパ違うけど、三越劇場とか博品館とか、そういう劇場の客層を
    狙って上演すればいいのに。

    ただ、中身がソープオペラなのに、チケット代が
    ¥6000もする。これは高い!
    せいぜい¥4000までの料金でしょう。
    だから客席もガラガラ。

    風邪引いて、熱が38度以上あったから、
    劇場へ足を運びのを、どうしようかと真面目に悩んだけど
    決して観客に判断を委ねたり、考えさせるような場面はなく
    テンポよく複数の人物相関図を器用に構成していく
    アンサンブルは、とっても気持ちよい。

    作家とか女優とか別荘とか、本当にベタな設定ではあるけど
    まぁ御愛嬌でしょう。

    印象に残ったのは、曽世海児ってStudioLifeの人。
    いやぁこの人の立ち姿は美しい。
    とにかく舞台の上で目立つのだ。
    彼が出てくると、舞台が締まるというか、キリっとする。
    舞台の出演回数が出演者の中で一番多い?からかなぁ。
    非常に板についている感じがする。

    出番や話の流れからいっても、彼が主役と言っても
    おかしくないけど、知名度から川野太郎や
    仁左衛門の娘さんが前面に出るのは仕方がない。
    元タカラジュエンヌの汐風さんの歌声も聞ける場面もあって
    なかなか盛りだくさん。

    この作品にも××レンジャー(○○ライダーかもしれない)上がりの
    若い男の子が、出演。
    しかし、戦隊モノ出身の人、多いなぁ。


    ネタバレBOX

    「フィールド オブ ドリームス」よろしく、ラストに親子で
    キャッチボールをします。
    これには、僕もホロっと涙。
    父親と、どっか行ったとか何か買ってもらったって思い出は
    薄れていくんだけど
    キャッチボールは本当に心に残っているんだよね。
    テニスもしたし、サッカーボールの蹴りっこもしたけど
    やっぱり深く記憶に刻まれているのはキャッチボール。
    登場人物より、少し年上だけど同じ30代。
    ファザコンとかマザコンかもしれないけど、親への甘え心は
    共感しました。
  • 満足度

    思ったよりも
    いい芝居だと思います。
    ただ、もうひと味欲しいところ

  • 満足度★★★★★

    とてもいい気分
    とてもおしゃれな雰囲気で、出てくる役者さんがみんなカッコいい。
    テンポ良く夢のあるストーリーも小気味良く、上質のワインを味わったよういい気分。
    ギターの生演奏も親しみやすいメロディで、とても印象に残っています。

    ネタバレBOX

    奇想天外な設定や展開、最後の結末も、自分にはさほど不自然には感じられず、シャレた持って行き方だなぁ、と感心させられた。

    全体的にテンポの良いコメディ仕立てなのですが、最後のシーン、何故だか自分でも説明がつかないながら、目頭が熱くなっていました。

    笑わせながら、でも感動させる。

    とても素晴らしい作品だと思います。

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