星降る教室 公演情報 星降る教室」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-13件 / 13件中
  • 実演鑑賞

    この作品をラジオドラマにしたNHKのスタッフはすごいなあと素直に感心。

    ネタバレBOX

    来年は完全演劇化とのこと。
    きっと更にぐんと良くなる気がします。
    口三味線でのSEはなくなっちゃうのかな?
    あれ面白かったけど。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/12/08 (日) 14:00

    8年前に宮沢賢治オマージュの連作という企画で書き下ろされたラジオドラマをリーディングに……という予備知識がなくても「あー賢治だ」と思えたのではあるまいか? 特にきのこたちの場面での擬音/オノマトペなど「風の又三郎」を彷彿とさせる。、
    また、リーディングとしては多めの出演者がメインでない場面で口々に効果音を奏でること(例:水中場面のアレ)や黒が基調の演技エリアに配した白/銀のオブジェも効果的。空を飛ぶタクシーの場面でそういう映像が脳裏に浮かんだし。
    で、来年はこれを演劇化ですと!?

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/12/13 (金) 15:00

    いい話だったので2度目の観劇。心がほっこりする。(6分押し)59分。
     吉田小夏らしさ溢れるファンタジーを、手慣れた役者陣が演じる作品。効果音を口で演じる仕掛けも面白い。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    感想遅くなりました。何度か拝見している皆さんです。全て言葉での擬音もよかったし、何より発音が良い。とても綺麗な日本語と、少し不思議で心暖まる世界を堪能しました。とても優しく穏やかな時間を過ごせました。ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    今日は劇団青⭐︎組の『星降る教室』、大人のお伽噺をドラマリーディングで堪能しました。満席でした。
    宮沢賢治のような不可思議な擬音を、こんなに効果的に肉声で発声しているのにはびっくり‼️
    強烈な存在感の福寿さん、大西さんに混じって、熱演されていた大石樹さん。その時々の感情が瞳から溢れて、ビームのように伝わって、温かい気持ちになりました。もちろん、小夏さんの案内役も素敵でした。
    とても良いクリスマス前のひと時でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    クリスマス公演の雰囲気十分なセットと衣装。いかにも青☆組らしい朗読劇で、大いに感銘を受けたのですが、いつもとはちょっと変わたテイストでしたね。聴覚のみのラジオドラマをアクションリーディングに置き換えたせいでしょうか。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。深みある味わい。
    大自然、そしてノスタルジックで夢幻のような雰囲気が漂う中、或る女性教師の回想を通して紡がれる心温まる物語。青☆組公演の魅力は、物語に新たな息吹を吹き込んだような世界観(今回は宮沢賢治の世界観に呼応)を舞台美術や技術で表出し、観客の心を揺さぶるところ。そして発語を意識 そして大事にしたといった印象だ。

    今回は劇団初のクリスマス公演らしく、シンプルだが美しく、優しく、そして温かい雰囲気をしっかり演出していた。キャストはスカートやベストなど、どこかに格子柄がある衣裳で整える といった拘りもみえる。
    (上演時間1時間)

    ネタバレBOX

    舞台美術は正面奥の幕に電飾、その下にミニツリーや蝋燭が置かれている。色彩は、全て暖色の単彩だから温かく優しく感じる。中央には いくつかの丸椅子が置かれ場面に応じて動かす。上手にはト書きと演奏を担当する吉田小夏 女史が座る。
    ちなみに、役者は動き回り 時に椅子に上がるなど情況を表現(演技や歌唱)する。

    本作は、吉田小夏 女史が2016年にラジオドラマ作品のために書き下ろした物語、それを青色文庫の様式にして舞台化(朗読劇)したものらしい。

    教師の森山雪子(32歳)は、20年前に卒業した雫の森小学校の恩師から1枚のはがきを受け取った。それは卒業生代表として卒業式での祝辞を依頼するもの。しかし転校を繰り返していた雪子にとって、6年生の1年間しかいなかった雫の森小学校での思い出は断片的でしかない。雪子は、人間の言葉を話すウサギに導かれて だんだんと奇妙な世界へ誘われていく。雪子の記憶の底に沈んでいた、卒業式当日の出来事が…。

    園田喬し氏とのアフタートークで、オノマトペの駆使、マイクを使用しないこと、またテキストは完全に覚えるのではなく、例えば音楽で譜面を見ながら演奏するような感覚で朗読、といった興味深い話をしていた。そんな情感を大切にした朗読劇。

    宮沢賢治の童話らしいアニミスティックな世界観、そこに30歳代になった女教師のリアルな心情を持ち込んだようだ。転校を繰り返し 故郷らしき所がない。雫の森小学校は既に無いが桜の木が…確かに自分がいた場所がある。自然云々といった世界観と雪子の今の状況(暮らし)を照らし合わせ、忘れてしまった記憶の中に大切なものがあったことを気づかせる。そこに、このドラマの新たな息吹を感じる。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     ベシミル。未だ埋まっていない回もあるとのこと。寒くなって来た、ジンワリ温まれる、お勧め作品である。

    ネタバレBOX

     板上はホリゾントの幕に樹木が立ち並ぶさまをあしらった。この樹木群はその枝葉が厳冬早朝の陽光に輝くように煌めいている。物語は20年程前にラジオドラマとして書かれた作品がベースになっているが大きな変更は無いリーディング公演だ。尚、ラジオで放送された際にはディレクターが賢治へのオマージュ作品を連続放送するという企画の1編として放送された。童話系の物語なので賢治のみならず「不思議の国のアリス」に出て来る兎のようなキャラも登場する。無論、他にもクラムボンや茸の集団、猫、桜の木、アネモネ、泉等々たくさんの生き物や自然が人間同様に喋ったりオノマトペを用いた表現をしたりと小学校6年生のイマジネイション豊かな子供と同等の交感を交わす亜空間がその不思議な世界だ。
     きっかけは現在教師になっている、主人公の転校生で1年間雫の森小学校で学んだだけのユキコに担任だった青木紺次郎先生から葉書が届いたことだった。20年後の今、卒業式を挙行する招待状であった。彼女は雫の森小学校へ出掛けてゆく。だが思い出は既に忘れてしまっており総てが新たな体験のように瑞々しい出会いの経験として展開してゆく。この設定が素晴らしい。総てが新鮮に観客に伝わるからである。こうして初の体験という感覚で“小学生”ユキコは観客を物語に没入させてゆく。
     作・演出の吉田 小夏さんの才能はこれだけに留まらない。リーディング公演だからこそ、敢えて効果音の多くを口ジャミでこなし、マイクや人工的な機器は使わず、鈴のような原始的楽器のみを併用する。またテキストも完全に暗記せず、丁度音楽家が譜面を見ながら演奏するような具合でリーディングの質を自然な状態で推移させてゆく。このような配慮が実に微妙なバランスの上で成り立っている自然に人間が感応することを可能にしているのだ。同時に転校生故のデペイズマンもユキコを他の子供たちから心理的に孤立させ人間集団内のみの会話・対話と少し周波数の異なる自然界への窓を開けている点にも注目したい。ヒトは余りに人間集団に馴染み過ぎると、自然と感応し得る孤立と孤独な感性を見失う。すると大抵の人は孤独感・孤立感でその身を削り本来持っていた繊細性を喪失してしまう。
     すると自然を荒らしていることに気付かなくなる、後は推して知るべし。今作の持っている温かさは、ユキコの持っているこの繊細性が自然と感応し、例えば厳冬の朝ぼらけ、立木の幹に触れてみると良い、生きているもののほのかな温かさが伝わってくる。そのような暖かさが作品を通して伝わってくる点に今作の温かさが在る。
  • 実演鑑賞

    吉田小夏が2016年に書き下ろしたラジオドラマ脚本を朗読劇に仕立て、劇団初の「クリスマス公演」として上演。これまで「青色文庫」として朗読劇の上演経験も豊富にあり、安心して没入できる朗読劇でした。青☆組らしい、人の温もりを感じる、冬の一夜にほっとできる公演と言えるでしょう。

    ネタバレBOX

    ラジオドラマ脚本を提供する際のレギュレーションが「宮沢賢治へのオマージュ」だったそうで、直接的な原作を持たないものの、作品世界のあちこちから宮沢賢治へのリスペクトを感じることができます。吉田小夏自身も幼少期から宮沢作品のファンだったそうです。起点がラジオドラマだったこともあり、俳優の発話や劇中の効果音など、音の響き、伝播を意識した創作に感じられました。アトリエ春風舎の小さな空間で、ステージと客席の間で共鳴するような上演だったと思います。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    1時間位の朗読劇でした、朗読劇としては丁度いい長さかな。ストーリーもしっかりしていて観終わったあとはほっこりした気分で帰れました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    1時間ほどの小さな、そして優しいお話。哀しい記憶を巡るファンタジーではあるが、観終わったあとは心地よい余韻が残り、自分の体調のせいもあるかもしれないが、やけに心に沁みた。今回のキャストが続投するリクリエイション公演が来年行われるのだそうで、そちらも楽しみ。

    ネタバレBOX

    朗読劇・青色文庫の様式で行うクリスマス公演ということで、開演まで青色文庫のときとは違うあの曲が、ジュディのデッカ版や歌詞を変更したシナトラのキャピトル版など、さまざまなバージョンでお出迎え。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/12/07 (土) 14:00

    ラジオドラマをリーディング型式で舞台化。とても優しいファンタジー。(3分押し)58分。
     主宰で作・演出の吉田小夏が2016年にラジオドラマとして書いた作品を、同劇団の得意な、演技を交えたリーディング型式で舞台化した。教員になった女性に小学校時代の担任からハガキが届くが…、の物語。宮澤賢治へのオマージュというドラマシリーズだったそうで、それと分かる展開もあり、役者陣も慣れているので、とても安定して観ていられる舞台だった。帰り道に優しい気持になる。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    賢治インスパイア系お伽噺のリーディング(元はラジオドラマだそう)。忘れていた小6の思い出と20年ぶりに対峙。アフタートークゲストは松本紀保さん。

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