『複合過去、あるいは幻想のマリアンヌ』『エリゼ・ビスマルクの長い人生』 公演情報 『複合過去、あるいは幻想のマリアンヌ』『エリゼ・ビスマルクの長い人生』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    2作品とも「老い」がテーマ
    シビアな物語でした。終わり方にも老人に追い討ちをかけるような・・。

    ネタバレBOX

    1つめは若かりし頃の幻想にいつまでも浸っている老人たち。
    2つめは老人ホームに入所している主人公を職員が殺してしまう。2つめなどは、他殺された老人は何の疑惑も持たれずに処理されるような気がしてならない。まさにブラックでした。
  • 満足度★★★★★

    思い出は
    浸るもの?それとも捏造するもの?

    生と死を混ぜ込み面白かったです。

    ネタバレBOX

    『複合過去、あるいは幻想のマリアンヌ』 思い出に浸る老人たちの悲喜劇。

    マリアンヌに似た女性を殺して黒蜥蜴みたいに観賞用にしようとする老人たち、意外な展開で面白かったです。

    40年振りに本人と会って気づかない設定というのも、さすが20代の作品だと思いました。今じゃ八掛けですからね。みんな60代なのにちょっと年寄りになり過ぎていました。

    タバコの副流煙は煙たかったです。もうタバコは必要ないと思います。


    『エリゼ・ビスマルクの長い人生』 思い出は本人から訊き出すものではなくて読者受けする話を記者が捏造するもの、多いにありそうですね。

    ブログだけでなく当日パンフレットにも最後のオチが書いてありましたが、そこまで記す必要があるのでしょうか。甚だ疑問です。

    老人虐待、殺人は現実にも行われているかもしれずシュールでした。ただ、ひざ掛けを直接当てるのは繊維が口に入る可能性があるので、あの場合はマスクをきちんとセットしてからやるのが良いのではないかと考えました。
  • 満足度★★★★

    演出
     今回は、ギィ・フォアシーの翻訳不可能な作品を見事にまとめ上げた演出に多大の拍手を送りたい。未だ仏語原文で当たっていないのだが、ギィの話しぶりは何度も聞いたことがある。その会話には多数のシャレや地口、アイロニーやブラックジョーク、社会批判や当てこすりが含まれ多元的な表現であった。このことから類推すると、翻訳は不可能、という判断だ。
     その難しいテキストを見事に読み解き、日本の文化に咀嚼しなおして舞台化した、今回の演出では、ギィ作品の本質が見事に浮き彫りにされていた。演出を評価する理由である。
     劇場も、その高い志と先見の明を持つ作品選択で知られるシアターXだ。ぜひ出掛けて実際の舞台を見てほしい。

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