シンベリン 公演情報 シンベリン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    明らかにイギリス公演を意識しているな、という印象
    でも、面白いのだからしょうがない。
    「しょうがない」ってことはないか(笑)。

    ネタバレBOX

    こういう言い方はどうかとも思うが、まるで、「蜷川幸雄が蜷川幸雄をコピーしたような作品」に見えてしまった。

    例えば、オープニングが楽屋で始まり、役者たちが談笑をしつつ衣装などを整えるところからスタートする。これの前の『ハムレット』がまさにそう。
    そして、大型の装置を登場させたり、左右に動かしたりというのは、これより後になるが、『海辺のカフカ』がそうであった。
    さらにスローモーションで動いたり、舞台の向こうに去っていく感じなどだ。
    そんなお馴染みの演出が登場する。

    また、イタリアの表現するのに、敢えて源氏物語絵巻を配してみたり、衣装を着物風にしてみたり、音楽に琵琶を使っていたりと、なんだかこの後に控えているイギリス公演を意識しているようにも思えてならない。

    とは言え、つまらないか? と問われれば、そんなことはなく、とても面白いのである。

    なにより配役が素晴らしい。
    ポステュマスを演じた阿部寛さんは、真っ直ぐで、お堅い感じがぴったりだし、イノジェンを演じた大竹しのぶさんの年齢を感じさせない若い女性になり切った演技がすばらしく、さらにローマ人のヤーキモー役の窪塚洋介さんの柔らかくて女性を誘惑しそうな感じもはまっていた。クロートン役の勝村政信さんのコミカルさもさすが。

    この時期においての、ラストの一本杉の登場までも、どちらかというと海外に向けてのメッセージでもあるし(国内では、アイコンとしては、使われすぎている印象なので)、そのアイコンとしてのチョイスは、蜷川さんっぽいな、と感じた。
  • 満足度★★★★

    凄まじいオーラ
    前売りをゲットできず、当日券狙いで早くから並びました。S席、1万円は正直痛かったけど、それに値する素晴らしい内容でした。なんてったって、役者さんの凄まじいオーラ!何も言わずとも、ただそこに立っているだけで感じる存在感・気・迫力は、ある意味恐ろしくなるくらいでした。『シェイクスピア作品は難しい』という私の固定観念を吹っ飛ばしてくれた本作品。あまりの感動で、人生初のスタンディングオベーションを行っちゃいました…

  • 満足度★★★★

    引き込まれました
    3階の最後列、役者さんの表情は何とかわかり​ます。
    奥行きがしっかり見え、舞台の転換、戦闘シーンの厚み​などが観れて 新鮮でした。

    ネタバレBOX

    開場後、客席にはいると、舞台は楽屋のセットです。
    開演が近づくにつれて役者さんが楽屋に入ってきます。
    そして、開演と同時に....!これでお客さんは引き込まれまし​た。

    美術・演出は、歌舞伎など日本を意識したものとなっていました。
    舞台は、ブリテンやローマなのですが、
    背景に墨絵や源氏物語を使用したり、拍子木や琵琶なども活用され​ています。

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