マタイ【アンケート即日公開中!】 公演情報 マタイ【アンケート即日公開中!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
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  • 満足度★★★★

    面白かった
    前半が特に興味深かった。
    疾走感があったし、これからどうなるのか期待感があった。
    後半はちょっと、やりたいことに走りすぎたかも。
    バトル展開と感動を入れようとしすぎなのかも。
    でも面白かった。

  • 好みの問題だろうな。
    衣装替えの繋ぎ(だと思う)で、主宰の方(だと思う)が、やってたネタ的な芝居が一番面白かった。後はなんか・・・・・・正直、心が動かされなかった。

  • 満足度★★★★★

    ストーリーが・・・
    ストーリーが圧倒的でした ほうほうっとうなずいてしまいました。

    内容に負けず役者の皆さんのパワーも感じ素敵な時間をすごすことが出来ました。

  • 満足度★★

    現実ってこんなかなあ
    善人でもなく悪人でもないのが現実の人間で、出来事にしても悪でもなく善でもなく表裏一体が現実で、そう思うと「世の中ってこんなもんかなあ」と感じさせるし、ある部分ではこの芝居は「現実を映し出して」もいるのでしょう。
    ただ、私は、現実を見にいきたいわけじゃなく、芝居ならばこそもうちょっと劇的であって欲しいし、人物の輪郭もくっきりと描いて欲しく感じました。

    ちょっと残念。

    キャラの誰にも感情移入できないところがつらかったです。

  • 満足度★★

    残念
    まずはじめに、他の方もおっしゃってますが、スタッフの対応は素晴らしかったです。
    メールの内容も、当日の誘導も、至れり尽くせり。
    ここまでプロに徹している劇団は初めてです。
    気持ちよく観劇できました。ありがとうございます。

    しかしながら、肝心のお芝居は私には合わなかったみたいです。
    残念でした。

    ネタバレBOX

    全体的に「どっちつかず」の話に見えました。
    日本の起源についてとか、文明批判とか、社会風刺とか、恋愛ものとか、アクションとか、色々な要素があるのですが、心を打つものが無かったです。

    どれか一つにテーマを絞って、もっと話を掘り下げたり、人物の心の動きにももっと理由をつけられた方が良かったのでは。
    主要人物たちのいくつかの言動が、不自然というか、観ているだけだとどうしてそうなるのか、よくわからなかったです。

    あと、イヨの存在自体が、最後までよくわかりませんでした。
    (神ならあんなにあっさり終わらないだろうし。その前に、あの偽装会社の社長みたいなトンマなことにはならないだろうし)

    あの短期間では文明の進化はともかく、インフラは間に合わないだろー!とか、そこまで科学力あって工場廃水問題は昭和初期レベルかよー!とか、つまらないことが気になったのも、気持ちを入れて観られなかった原因です。

    戦闘シーンも、あんなに長くやらなくてもいいかなーという感じでした。

    色々書きましたが、こういう個人的な意見も、この素晴らしい劇団さんならきっと生かして、次回の作品はますます輝くのではないかと期待しています。

  • 満足度★★★

    初見
    劇団と運営スタッフの手際の丁寧さ、観客への心配りの見事さに感心しました。あの姿勢は素晴らしいです。

    社会風刺と文明批判を混ぜ合わせ日本の民話をベースにしているような印象、RPGゲームでもやっているかのような話の流れにも見える。
    壮大な話で、動きが華麗な展開をこの舞台で演じているのは狭く思えた。

    ネタバレBOX

    ある日、文明を持ってきたイヨ。君臨していたヒミコは象徴にまつりあげられる。瞬く間に文明は浸透し、またそれに関わる紛争や権力争い、今日的な事故事件が起こる。
    ナシメやその先の人々へ望みを託したまま、ヒミコ昇華の捧げ方が哀れ。

    メインの主役はヒミコとナシメで恋愛要素もあったのだが、他の部分がエキサイトして話が進んでいたので、特に印象に残らず。
    イヨの個性は強かったけど、最初から最後まで性格の変化が見受けられなかった。
    総じて女性が活躍し、躍動感ある舞台でした。

    ラジオ体操をはじめて聞いた人のネタは、他所で先に使われているのを何度か見ているし、喜劇要素はありきたりで笑えなかった。
    滑舌の悪さが棒読みのような台詞使いに聞こえた役者さんがいた様に思う。
  • 満足度★★★★★

    優れた文明批評
    1800年くらいの文明の進歩を1時間45分に凝縮した密度の高い作品。自然と科学からしっぺ返しを喰らっている我々には耳の痛いストーリーでした。前作『アムンゼン』よりスケールアップ。

  • 満足度★★★★

    現代人の心に突き刺さる史劇
    「観たい」にも書いたとおり、初演を観ているのだが、部分的にしか覚えていない。題材や表現方法は面白いと感じたが、

    荒削りの印象だった。

    今回観て、まったく違うものになっていて驚いた。

    「古代史の謎」みたいな本が好きで読んでいたが、また読み返したくなった。

    大胆にフィクションを入れ、時空をも飛び越えてしまっている。

    座付き作者の森山智仁の着想と構成力はたいしたものだ。

    現代人にわかりやすく、しかも共感できる寓話的な作り方をしている。

    そして、この劇団は常に史実の説明等を書いた解説資料を終演後に配布する誠実さが、史学科卒としては嬉しい。


    思いつくまま好き勝手に書き変えているのではないことがよくわかる。


    ただ、あくまで史実に沿い、約束事を重んじた正統派演劇が好きな人にとっては、抵抗を感じるかもしれない。


    池袋演劇祭で受賞したり、キャリアを重ね、見せ方も大きく変化してきたように思う。


    劇団☆新感線のモノマネっぽいファンタジー活劇が増えている中、バッコスの祭は独自路線で新分野を開拓しているようだ。


    いま一歩、脚本のきめ細かさと洗練度が加われば、と思う。

    ネタバレBOX

    私は古代と言うと、邪馬台国→海洋文化というイメージが浮かぶ。

    だから、オープニングで浪の音が聞こえてきたとき、古代にいざなわれるような喜びでワクワクした。

    コロスが床を叩いて原始的な打楽器風効果を出す。

    しかし、割台詞になると、個々の滑舌の悪さなどが気になってしまう。


    迫力ある殺陣や疑闘も、ここの魅力のひとつだが、少数精鋭のときと比べ、客演者のレベルが均一でないため、キレに欠けた。

    冒頭のアクションシーンは狭くて動きにくそうだった。


    ヒミコ(雨宮真梨)の存在感を示す呪術の場面は、照明効果を使い、せっかくならもっと舞台の高い場所で見せてほしかった。

    舞台の手前だと、演出効果が薄れる。


    雨宮の声の使い分けは、得意とするところで巧い。生身の女としての可愛らしさにも嫌味がなく自然だ。


    ヒミコと側近のナシメ(丹羽隆博)が実は男女関係があるという設定も、人間の性を素直に表現している。

    ナシメの異父妹カンナ(金子優子)は起伏のある難しい役どころ。ただ脚本上で、気持ちの変化がわかりにくい個所もあるのが残念。

    金子は美貌の娘役だが、台詞を言う時に首が前に出る癖があり、台詞がべたつくのが気になる。

    いま舞台女優として活躍している麻乃佳世が宝塚の娘役時代、まったく同じ欠点があり、演劇評論家に指摘され続けても直らなかったことを思い出す。

    その評論家の言を借りるなら、早く矯正したほうが良いと思う。

    イヨ(辻明佳)は海の向こうから来た人物として描かれる。

    辻は目ぢからがあり、軽やかな身のこなしが異分子、イヨの魅力を存分に表現する。

    イヨは合理主義のキャリアウーマンタイプに描かれ、ヒミコを追い抜いて女王になってしまう。


    三人の女性の愛を受け止める丹羽には、もうひとつ、内面の陰影と外面の華、メリハリがほしい。

    大きなステージだと感情表現がまだ伝わりにくい。

    脚本にも手薄な面があるが。


    途中、文明が猛スピードで進み、まるで現代のような様相を示し始め、これが単なる史劇とは違うことに気付くのだ。

    その接着剤となる森山氏のラジオ体操のオトボケがご愛嬌。

    三叉川の公害は水俣病とともに、原発事故の地域に残された人々の苦悩をも連想させる。


    外国の脅威を説くナシメに、イヨの「武器は抑止力になるが、戦争する必要はない」という反論も防衛問題を想起させる。

    文明進化に走り続けてきたマタイの人々の前に、起こる火山の噴火。

    大自然の脅威を前になすすべもないイヨに、あの大震災の我々を重ね合わせて観てしまう。

    そのイヨが最後に信じるのはナシメとの絆というところが切ない。

  • 満足度★★★

    卑弥呼と踏鞴製鉄
     長い時間を扱っているので、前半部が、図式的になった。このような結果は、スタンリーキューブリックの作品でも感じたことだが、別の表現方法もあったように思う。然し、中盤以降の展開については、図式的な所作も意味を持ち始め、筋の展開に溶け込んで演劇らしくなった。
     殺陣については、もう少しスピーディーに、また動作を大きく正確に見せるように注意すべきだろう。格闘技は一にスピード、二にも、三にもスピードである。更に、所作は物理的合理性に裏打ちされていなければならない。更なる鍛錬を期待する。
     演出に関しても、導入部での工夫が、もう少し欲しい。とんでもなく昔を起点とするのであるなら、観客を導入部で引っ張りこむだけの工夫hが不可欠である。

  • 満足度★★★★

    豊かさとは・・・?
    衣食足りて礼節を知る・・・のが人である。食べられない時代は食べる事のみが幸せと思う、しかし、豊かになればリスクも多い。リーダーシップを発揮して
    人民を先導するも、一歩間違えば大きな過ちを犯すことになる。イヨの言葉遣いにもう少し情緒と深みがほしかった。

  • 満足度★★★★

    文明とは。
    展開がおもしろかったです。力がある役者さんがいると舞台が締まりますね。照明も良かったです。あっという間の1時間45分でした。

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