満足度★★★★★
唐沢ワールドに身をゆだねて大満足
『アラカン!』で、ニュータイプのバックステージものを見せてくれた唐沢伊万里さんと、テアトル・エコーのタッグ。
今回は、いかにもいそうな中年夫婦が、どこかにありそうな民宿にやってくる話。作家さんの振り幅の大きさをかんじさせますねー。
はじまりのところでわたしたちは、民宿の次男坊のもくろみをきかされます。やってくる客に取材して、それをネタにシナリオを書いてデビューしよう! なーんていう。でも、やってきた夫婦のダンナのほうは、きいてもごくふつうのことしか言いません。がっくりくる次男坊…。
おいおい、唐沢さんのドラマだぜ、これからきみにびっくりするようなことが起きるんだぜ、と客席から心のなかで、わたしは次男坊に語りかけました。
満足度★★★
唐沢さんに今後も期待したい
前回「アラカン」で注目した唐沢伊万里さんの脚本なので、観に行きました。
個人的な感想としては、正直「アラカン」ほどは面白く感じなかった。
場内は中高年夫婦の姿が目立ち、男女としてのときめきを失った「日本の中年夫婦」特有の問題が描かれ、改めて夫婦の会話の必要性を思い、反省させられました。
勘違いやなりすましなど、オーソドックスなシチュコメの手法で笑わせ、今後も唐沢さんのコメディは観たいと思います。
1時間55分で少々長く感じられ、1時間40分くらいに圧縮するともっとテンポよくなるのではと思いました。