ヒューマンエラー(再演) 公演情報 ヒューマンエラー(再演)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★

    シリアス・・・
    シリアス度98パーってまさにそんな感じ。照明を使わない点でも暗い(笑)

    人ってそんなに強くない・・けど弱くもない。

    生まれた限りどんなことがあっても生きていかなきゃいけないですね。

  • 満足度★★★★★

    初見
    脚本がとても面白かった。そしてあの世界を体現した役者さんはもっと素敵だった。特に主役の俳優さんの芝居には惹きこまれた。他の役者さんもそれぞれのアジがあってよかった。暗めの照明もとても印象的で、惹きこまれた。
    強いて言うとすれば、舞台の端と端を使うシーンは、最前列に座っていた自分には少し見づらかった。あのシーンがもうちょっと多かったら疲れちゃったかもしれない。
    しかし、面白かったです。

  • 満足度★★★★

    テーマは
    なかなか難しいところですね!?

    ネタバレBOX

    加害者の論理と被害者の論理は、なかなかあいまみれないものもありますし...罪は償えるのか?マスメディアの振りかざす拳は正義なのか?などなど.....あと、ランタンなどを使っていた照明を、初めは演出なのかと思ってしまいましたが、初演時には電力事情によるところでの使用だったのだと思いますが、今回はあえてこだわらなくてもよかったのでは!?と、むしろ、もっと効果的な照明や演出でクオリティーを上げるのもアリだったのかな!?と感じました。でも、見応え充分でした。
  • 3月30日(金)S
    なるほど。よくできてる。もう少しタイトな方が好みではあるが。

  • 満足度★★★★★

    すっごい好き!
    確かに内容は重いテーマではありますが、その世界観に一気に引き込まれました。演出方法がすごく良かったです。個人的にとても好き。役者さん達の熱い演技も良かったです。久々にもう一回観たいと思わされるものに出会いました。ありがとうございました!

  • 満足度★★★★

    劇場の照明を使わないことよりも
    共感を呼ぶ脚本を工夫されたほうがよいのではないかと素人ながら考えました。
    共感を呼ぶには「論よりエピソード」近藤勝重さんの著書より

  • 満足度★★★★

    やっぱりいい
    初演に続いての観劇。身を切るようなつらい話だけど、やっぱりいい。劇団の代表作になるか。

  • 満足度★★★★

    こうくるとは思わない
    軽く見始めたんですがね、割と軽くなくて。もっとどんよりするかとおもったがそうでもない。役者の力か

  • 満足度★★★

    確かに上手い演出
    だと思いました。話のテーマはシリアスなんだけど、う~ん、入り込めなかった。

    ネタバレBOX

    主人公は素直であるのに対し、薄っぺらな取り巻き達。あんた達に文句言う資格は無いわい!と思った瞬間、私の中では主人公の苦悩も成立しないものとなってしまいました。
  • 満足度★★★

    弱い人間同士が傷ついていく
    舞台としての完成度が高い作品。

    ネタバレBOX

    まず、演出が素晴らしく、その密度が濃い。
    音楽や絶えず響く効果音も抜群だ。
    そして役者がとてもいい。
    後半にいくに従って、ヒリヒリする感じが、演出からも役者からもよく立ち上がってきて、舞台にのめり込んで観たのだ。

    そんな内容なのにもかかわらず、笑いまであるというのは驚きだった。

    犯罪者だったという負い目から来る「負のオーラ」を放ち、部屋の蛍光灯を消してランタンで暮らす主人公。
    彼の世界は、檻のようなセットにうまく表現されていた。
    それは、「自分の殻」に閉じこもってしまった主人公であり、部屋は「自分の殻」であり、心の象徴でもある。

    そして、彼を取り巻く状況が、1人のジャーナリストの登場によって露わになるときに、その彼の部屋、つまり檻の意味も露わになってくる。
    この、観客の疑問を先に延ばしていき、興味を引く演出はうまいと思う。

    登場人物たちを舞台の上に上げたまま、その存在を意識させるというのは、主人公にとっての「社会の目」であろう。
    それは意識すればするほど、見えてきてしまう「目」なのだ。

    そして、刑期を終えて「檻」から出てきたはずなのに、「社会の目」という「檻」にまだいたという主人公の姿となっていく。

    「檻」は、彼の被害妄想が作り上げたものではなく、実際の社会もそうだったというところが、ホンネでもあり、この舞台の怖いところでもある。
    聞こえるはずのない声が彼の部屋に響く。

    ただ、リアルに見えているようで、やはり友人たちの行動には疑問が残る。

    もし、本当に主人公に対して嫌悪感を持ったならば、それを本人に告げることはないのではないだろうか。
    何も言わずに去っていく。それがリアルではないかと思うのだ。

    それをひとこと言うというのは、逆に「強い悪意」を感じてしまう。つまり、友人たちは主人公をそんなに好きではなかったのではないか、と思ってしまうのだ。

    だから、彼と友人たちの前半の様子との齟齬を感じてしまい、イマイチぴんとこなかった。

    また、人の失敗ということを軸に、主人公の犯罪の結果、周囲に悪影響を及ぼしてしまった(皆も失敗をしてしまう)という展開はわかるのだが、主人公が自殺しかけた友人をかばいながら、「僕たちは弱い人間なのです」というような台詞で、一緒にしてまうのはどうなのだろう。少々飛躍すぎやしないだろうか。また、主人公の、その状況下で、そんな他人事のように言えるのだろうか、とも思う。

    「弱い人間同士」が、結局自分や相手を恐れて、自らや他人を傷つけてしまうというのはわかるのだが、姉のエピソードも取り込みつつ、その広げ方、取り込み方がスマートではないので、この舞台は「一体どちらの方向に向かっているのか」が判然としなくなってくるのだ。

    ラストに主人公の幼なじみの女性がバットを持って出ていくシーンも、もうひとつピンとこない。ここにまた「負の連鎖」「失敗」が出てきたということなのだろうが、唐突すぎる気がする。主人公たちの犯罪は不可抗力であったかのような展開だっただけにだ。

    ラストのジャーナリストの問い掛けは、「お前が言うな」という感じはあるのだが(笑)、弱い人間たちへ放った、悪魔か神の声のようだった。
    だから、そこまでがもっと「どこに向かっているのか」「今、何を言いたいのか」「今だからこそ言うべきことは何なのか」というポイントが押さえられていたらなあと思ってしまったのだ。

    犯罪歴のある者と、彼の家族や周囲の人への影響、また、それを知ってしまった周囲の人々反応というストーリーはよくあるのだが、そこから、「弱い人間」というキーワードを踏まえて、もう一歩、「人」について深掘りができたのではないだろうか。
    演出も役者もとてもよかっただけに、そこが観たかったと思う。
    つまり、この素晴らしさを土台にすれば、「もっと行けるんじゃないか?」という思いがあるのだ。
    もっと突出していく「何かが」ありそうに感じているから。

    あと、主人公を演じた伊藤毅さんは、もの凄くよかった。雰囲気やブレのなさが。

    どうでもいいことだが、「劇場の照明を一切使用していない」というのは、あえて説明する必要はなかったのではないだろうか。
    照明を一切使用していないのかと思っていたら、効果的に(劇場の照明ではないもの)照明器具を使っていて、その効果はなかなかだっただけに。
    (クイーンが1stアルバムで「シンセ使ってません」とわざわざ書いたようなものなのか?・笑)
  • 満足度★★★★★

    無題343(12-086)
    19:30の回(晴)。3作目です。18:45受付、19:00開場。再演なので舞台の様子などはすでに前回の「観てきた!」にたくさん書かれていて、特に付け加えることはなさそうです。舞台手前の小さなテーブルには、(スコッティ)ティシュペーパー、evian、かむかむレモン、pureグミ、マンガ単行本、タバコ。19:25前説...普段、ここで公演時間の案内がありますが、本日はなし。19:32開演~21:06終演。ハードな切れ味のお芝居、加(被)害者の...その後については何冊か本で読んだくらいです。本人、家族...傷痕はいつまでも生々しくあり続けます。視覚的にも(私には)よかったですし、ふと聞こえてくる「音」もよかったと思いました。上手くゆくのは自分の才能、ダメなときは他人のせい...逃れられない足枷なのでしょうか。

  • 満足度★★★★

    よくできている
    好き嫌いがハッキリ分かれると思います。話の序盤に入り込めないとキツイかも。なぜ照明を使わないのはなるほどという感じ。舞台の使い方も絶妙。役者が素晴らしい。良い役者を集めています。個人的にはかなり好きです。引き込まれました。欲を言えば、終盤もう少しコンパクトにできたら良かったかな。

  • 満足度★★

    入り込めない
    ものすごく根の深い問題の、表面をかすった感じの印象。

    ネタバレBOX

    犯罪者の出所後、世間の声、被害者&遺族というのは正解がないまま、延々と議論されている問題。
    被害者不在でやるのはもったいない、を通り越して片手落ちな気がする。

    世間は再犯を恐れるあまり、更生後の犯人まで嫌悪するというが、
    世間の声代表であるはずの杉山さんは犯罪者を全く恐れていない。
    元殺人未遂犯の主人公を、至近距離でなじりまくる。
    それが出来るなら、今まで友人だった主人公を嫌う必要ないのではないか。

    あとは嫌われ役の登場人物達が感じ悪すぎて、引いた。

    そんなこんなで、クライマックスの熱演も入り込んで見られないので、遥か彼方まで置いて行かれてしまった印象。
  • 満足度★★★★

    真実
    真実は人の数だけあるのだとしたら、その人にとっての真実は、他の人には間違いになるのだろうか。

    人は間違うし、正しい人はいないと思います。
    だけど、他人の間違いを許せない人、自分が正しいと思う人は沢山いて。
    どうやって自分の中の矛盾と折り合いをつけていけばいいのかと、考えさせられました。

    仮チラシに「照明を一切使用しません」とあったのが気になったのですが、納得した上に、これ以上ないというくらい巧い演出効果。
    音楽もとても効果的に使われていて良かったです。

    主宰者さんのコメントにあるように、本当に小劇場でしか味わえない小劇場ならではの作品でした。

  • 満足度★★★★

    うまいな・・・。
    うん、うまい。

    なにしろうまいなと思った。
    音楽の使い方、ストーリーの組立て方、実は隠された謎の隠した方、またそれの出し方、役者さんの感情の入れ方・・・

    うん、うまい。

    ネタバレBOX

    彼が犯罪者であることがわかってからの後半、それまで以上に誰もが舞台に入り込んだ感ががっつりと伝わってきた。それくらいに劇場内の空気が変わった気がする。ぎゅってなった。

    音楽の使い方がなにしろちょいちょい良くて、それだけで心理的にやられた。これはなにしろうまいなと思った。

    最後、後ろの女の子が金属バットを持って外に出ていったところ・・・色々と想像させてられてしまった自分がすっかり手玉に取られた気になってしまった。

    なにしろ良かった。
    舞台が終始暗い理由にもハッとさせられた。

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