くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】 公演情報 くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
41-49件 / 49件中
  • 満足度★★★

    猫はかわいかった
    個人的には母親の妄想、夢の世界の話、亡くなる前の走馬灯とも思え、また、夫を亡くして痴呆になりかけてるのを救う物語とも思えた。
    まあ、観る人によって捉え方は変わるかな。

  • 満足度★★★

    母親
    母親と家族との関係を、ある時はポップに、ある時は悲痛に描き、感動させるかと思いきや、その裏に毒が潜んでいたりと、母親に対するアンビバレンツな感情が感じられる作品でした。
    ストレートな会話劇だけに留まらない演出手法を適度に用いていて、新鮮な味わいがありました。

    夫が亡くなり、葬儀のために母親の元に息子と娘が帰ってくる物語で、途中に母親と子供の確執が生じた時の回想シーンが挿入される構成でした。回想シーンは猫役の2人が母親の役を演じていて、良かれと思ってした行動が逆に相手を怒らせる様子が痛々しく描かれていました。終盤のちょっと意外な展開にも、母親に対する愛憎が感じられました。

    母親役を女性でなく男性が演じることによって、ある特定の母親ではなく、普遍的な母親像が出ていたと思います。母親を演じた大原研二さんは最初はカツラを被っていますがすぐに外してしまい、見た目は男そのままなのに母親らしく見えて、良かったです。
    猫の2人は家族とはテイストの異なる、コケティッシュでコミカルな演技で、母親の痛々しさが際立っていました。

    陰影を強調したり、ライブハウスのようにカラフルだったりする照明が印象的でした。舞台上にある物の大半が猫絡みだったのも洒落ていて、面白かったです。

  • 満足度★★★

    ポップでダーク
    キュートでコミカルなビジュアルなのに全く気持ちよくない内容でゾクゾクした。あと公開ダメ出しは別の意味で面白かった。

  • 満足度★★

    ん~!?
    私自身、主人公の母と同じような年齢のまさに母親なのですが・・家族の描かれ方からセリフの端々までどこにも共感出来るところがなく、こちらでの高評価がちょっと・・ん~?? 黒と茶色の二人のねこちゃんはひたすらキュートでしたけどね。

  • 満足度★★

    愚かすぎる母の造形は何のため?
     うーん、こんなにも人生は牢獄めいていたんでしょうか。この物語が何を救うんだろうか? あるいは何を壊したいのか? 誰に見せたい芝居なのかよく分からなかった。エンタメとしては共感に乏しいし、逆に単に無理解な母や家族への恨みを果たしたいのだとも思えないし……?
     とにかく主要人物たる母親が、「内助の功」を絶対的な価値として信じる超保守的なジェンダー観の持ち主であるのがキツい。もちろんこの過剰に類型的なキャラクター造形は故意になされたものに違いないが、にしても、まったくそこに厚みがなく、「家庭=主婦=母親」を絶対視するあまり、盲目的で愚かすぎて、まいった。いくらなんでもこれはないと思う。物語が人間賛歌である必要はもちろんなくて、人の醜さを描いたり、時には何かを激しく糾弾したりしてもいいけど、人間やその生きる世界を過度に低く見積もるようなことは、作家としてやってはいけないことだとわたしは思う。作家はなんでも書けてしまうのだから(演劇の台本は、編集者や書評家の厳しい目に晒される小説に比べてチェックが緩すぎるとしばしば思う……)。もちろん「あえて」書いているのは分かる。しかしその「あえて」がどこに向かうのかの倫理的なタガは必要ではないだろうか。
     彼女の記憶を呼び起こし、その気持ちを代弁する二匹の猫(?)は、生き生きとしていて愛嬌もあったけれども、ギスギスする空気を和らげるという緩衝材以上の効果は感じられなかった。とにかく彼女たちがいなかったら相当キツかったのは確か。開演前には希望者に猫たちが紅茶を振る舞ってくれるサービスがあり(わたしもいただきました、美味しかったです)、フレンドリーな開演のアナウンスも含めて親近感を抱かせるものになっていた。アトリエ春風舎は地下にあり、ともすれば息苦しい雰囲気も帯びかねない劇場ではあるので、アットホームな空間へと読み換える演出は面白かったと思います。
     ただ「劇中で使用する煙草の煙は少なめのもので云々……」というエクスキューズがあるにも関わらず、開演前に主宰者が喫煙所でタバコを吸っていたのは、狙いなのかなんなのか。アトリエ春風舎は構造上、タバコの煙の中を通って劇場に入らざるをえない。あそこでしか吸えないのかもしれないが、あまり気持ちのいい感じはしなかった。穿った見方かもしれないけども、それが一種の反骨精神を示すポーズなのだとしたら、闘う方向を間違っていると思います。(以下、ネタバレボックスに続く)  

    ネタバレBOX

     愚かな母だけではなく、周囲の人間の描かれ方も微妙だった。例えば家政婦(?)がキレるシーンで、雑巾を投げつけるのをためらうまでは良かったが、その後の罵倒がちょっと言い過ぎではないかと思う。まともにコミュニケーションもとらなかったくせに勝手に不満を抱え込んでキレるのは、幼稚としか思えない。そもそも雇い主の元夫の死(それも亡くなったばかり)に対して、「自殺の可能性が云々……」とか平然と口にしてしまうのは家政婦(?)として(人間としても)かなり無作法ではないだろうか。「最後にキレる役」として配置されたとしか思えない。
  • 2回目
    金曜日の昼。
    昼だからか役者の出来がいまいち。

  • おかあさんに幸せあれ
    天使と悪魔というより2匹とも小悪魔的な猫ちゃん2匹。
    自ら悪い方へと考えを勧めていくおかさんん。
    大なり小なり、同じような事が主婦にはあるのかもしれません。
    大仰に評価する事は出来ませんが、
    男による母親の演技や猫の存在に柔らかく見れるお話しでした。
    見る人によって痛みが強いかもしれないけど、
    私にはファンタジーコメディに近い作品として見れたかもしれません。
    TBの方には色々感想書いておりますが
    疲れてて時折ボーッと2回ほどしたので、評価はナシとさせて下さい。
    今後も楽しみでね。

  • 4月6日(金)S
    ダルカラードでポップであった。(笑)

  • 20120317
    (^・ェ・^)はいけんしました

このページのQRコードです。

拡大