絶頂マクベス 公演情報 絶頂マクベス」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-20件 / 44件中
  • 満足度★★★★★

    絶頂っっ
    女優のみ90分でマクベス。脚色・演出・役者全て文句なし。エンタメ感満載で、場転までが美しく、演劇愛溢れる作品でした。女体シェイクスピアがシェイクスピア作品とのファーストコンタクトな観客が増えると柿のシェイクスピアが、ベーシックスタンダードになったりして。それでも良いと思う位、敷居は低く、クオリティ高い。圧倒的フィクションっっ!!

    ネタバレBOX

    場転は、ダンスの様。台詞回しも登場人物も過剰な程濃く、でもきちんとマクベスの物語を演じきっている。

    1労働者として、領主に従順に仕える象徴の執事の服を身にまといながら、権力の絶頂目指して頑張るマクベスは、キングになってもその劣等感や猜疑心から快楽は感じず、鬱屈して、溜まってしまう。溜まったものは破裂し暴走する。マクベスが一線を越えてしまう瞬間を現代人の自分に置き換えるまでは想像しきれなかったけれど、シェイクスピアの描くマクベスの葛藤はとても強く訴えられていた。クライマックスのマクベス以外の全キャストの歌い上げるシーンは圧巻。

    最後まで、笑いと驚きに溢れる演出で、そしてその世界観を体現できる女優陣のパワフルさに、もっともっと女体シェイクスピアシリーズを見たいと思ってしまう。
  • 満足度★★★★★

    楽しい!
    楽日に再見した。
    いやー楽しかった。
    最初は何で楽しめなかったんだろう。
    私の頭が固かったのかな。
    我妻三輪子の演技が素晴らしかった。
    パンフレット買った。

  • 満足度★★★★★

    楽しかったです!
    柿喰う客、初見でした。個人的にすごくよかったです。

    噂には聞いていましたが、きれいな女優さん達のはじけた演技。
    最前列で観たせいか、ものすごく惹きつけられました。
    誰もが知っているマクベスを原作に忠実に現代口語でかっとばした90分、あっという間でした。
    次回のジュリアスシーザーも楽しみにしています。

    ガールズナイトだったので、終演後のアフターイベントも楽しませていただきました。盛り上がりましたね。
    七味さんのサービス精神、素敵です。

    ネタバレBOX

    深谷さんのデスマス口調のマクベスには、萌えました。
    スコットランド王の荻野さんの笑顔と、バンクォー葛木さんのクールな視線にもやられました。
    岡田さんのビジュアル系男子ぶりも素敵でしたし、マクダフ佃井さんの(イベントでの)パラパラがキレキレで目が離せず……とにかく魅力的な役者さんがいっぱいで、今まで見ていなかったのが悔やまれます。

    「悩殺ハムレット」のDVD買いましたが、やっぱり舞台で観たいですね。
  • 満足度★★★★★

    軽快なマクベス
    見て損は無いと思います。エンターテイメント全開で90分軽快に展開する。
    深谷さんを筆頭に俳優陣も2日目にして高レベルで演じられていて、クオリティが本当に高くて観てて痛快です。それぞれ見せ場があり華がある!俳優個々が自分の見せ場を貪欲に攻めているのが印象に残りました。
    葉丸さんと岡田さんは...関西に行くまでには別の何かに変化してるかもしれません。マクベス夫人役の内田亜希子さんも良かったです。

    『絶頂マクベス』は前作と比べて台詞・音楽180度違う印象です。それは作品毎に中屋敷さん的コンセプトがあり、このシリーズをこれから上演演出する方向性も見えた感じです。今後も楽しみにしてます。

    ネタバレBOX

    ただ個人的な意見として、役者陣の熱量に比べて音楽が弱かったと思います。音楽のテーマは「ホラー&耽美」だそうですが、モヤモヤ感があり、音楽に乗れず物足りない感じ。でもラストシーンで深谷さんを除く役者陣全員で歌い上げる「おめでとうマクベス」はとても良いですけど...笑。

    フライヤーにもある執事の様な衣装格好が今回の方向性を物語ってます。
    今回のコンセプトは社畜だそうです。マクベスは粗野で汚い言葉が結構出てくるので、 主従関係をサラリーマン的社畜という風に捉えて、丁寧なデスマス語な台詞にしたらどうだろうという発想だそうです。

    そういうわけで前作女体シェークスピア001『悩殺ハムレット』のような衝撃は受けませんでしたが、文句なく楽しめる良い作品でした。

  • 満足度★★★★★

    パワフルです。
    昨年のハムレットに引き続き、相変わらずのパワフルプレイです!
    美女がはじけます☆
    スピード溢れる演出についていくために、あらすじと配役の予習をお勧めします。
    内容がわかってからの方がさらに面白いので、2度・3度の観劇もお勧めです!
    ハムレットでの印象的なセリフが、ここでも使われます♪
    そして新たな印象的なセリフも。
    ネット配信された乱チキがまた、超楽しかった~~♪生で見たかったです。
    伊丹の方は、本チキと乱チキ、是非両方観てくださいね!

  • 満足度★★★★★

    ぜんぶ観たい
    楽しかったです。前作ハムレットを観て今作に「よりカオティック」な演出を期待するとやや拍子抜けするかもしれないが、女優さん達の弾けっぷりが板に付いており、物足りないとか喰い足りないという印象はなかった。

    出演者ひとり一人の表情、一挙手一投足をすべてガン見できたらどんなに面白いだろうと思った。全体をざっくり俯瞰するか、どこか一箇所を凝視することしか出来ない自分がもどかしかったです。

    ネタバレBOX

    魔女にそそのかされ、嫁に尻を叩かれ、野心に火が付き前進あるのみ。「ここまで来たらやるしかない」という焦燥感に、「どうしてこうなった!?」という悲壮感をにじませながら、終局まで一気に駆け抜ける「社畜」サラリーマン・マクベスの悲劇は痛快でした。

    良席だったので魔女・新良エツ子さんの御胸は大迫力。何度か七味まゆ味さんの美脚に浮気したのはちょっとした出来心だ。
  • 満足度★★★★★

    光陰
    時が流れて たどり着いて
    出会った これも
    本物の 舞台だな と 思いました。
    危険で
    おもしろかったです。

    ネタバレBOX

    舞台の 闇の光が 際立っていて、
    とても
    かっこよかったです。
  • 満足度★★★★★

    さすがのキャステクング
    久しぶりに見たいと思ったキャスティング。さすが。内容もカオスでテンションマックス、それこそこの劇団の持ち味。おもしろかった。一気にこの女優陣を見れるのはお得だ。

  • 満足度★★★★

    ポップで疾走感のあるマクベス
    『悩殺ハムレット』同様に全体的に良くできているが、「おめでとうマクベス」以降、すべてのシーンが絵になるのは特筆に値する。(戦の後に動きが一旦止まり戦況報告の声だけが響くのも印象的)
    また、舞台床の幾何学模様とそれに即した照明も美しい。
    それまでに観ていたものと比べてマクベス夫人のポジションに物足りなさを感じもしたが、アフタートークでそれに関する話題も出て納得。
    乱痴気(同日ソワレ:H列7番)では渡邊安理嬢の新良エツ子嬢とはまた違った歌の上手さに感服。

  • 満足度★★★★

    本痴気と乱痴気で1セット
    初日と乱痴気を観劇。柿は大好きで、前回の女体シェイクスピアも観ていましたが、初日はちょっと不完全燃焼。登場シーンも展開方法も前と同じ手法に感じ、さらに個々のキャラクターが表現しきれておらず、客演の初めて観る役者さんを中心に小粒感が否めなかった。
    そして数日後の乱痴気・・・見事に別物! 個人的には乱痴気のキャスティングの方がしっくりくるし、かなり好きでした。個々の役者陣のはっちゃっけぷりも良かったからかな。小粒でキャラが見えなかった方々も、みなさん魅力的に演じていたように感じた。
    本当はその上で再度本痴気を観たかったけど・・・さすがに時間がありませんでしたわ。初日★2つ+乱痴気★4つ半。

    ネタバレBOX

    アフタートークでの会話から、舞台衣装が役者の知らないところで作られていることを知る。小劇団って衣装とか自分たちで相談しながら構想を練るもんだと思っていたので正直驚いた。衣装を着てのパンフ撮影で、あの衣装を出されたら・・・そりゃ身支度に時間掛かるよね(笑)
  • 満足度★★★★

    面白かった
    マクベスの物語がスッと入って来る。
    新良エツ子様の歌声もハンパなかったし、流石の面白さ。
    ただ、乱痴気→本痴気の順で観たが、逆の順で観るべきだった。

  • 満足度★★★★

    初・柿
    小劇場界のトップランナー・柿喰う客の芝居を初めて観てきた。

    女体シェイクスピアシリーズという事で本公演とは違うのだろうが、素直に楽しめた。

    ほぼ素舞台に、役者の肉体のみ。
    潔い、演劇らしい作りに好感。
    スピード感溢れる展開、空間の切り替えも魅力的で、シェイクスピアはこうじゃなくちゃ、って快感が味わえる。

    かなりブッ飛んだ翻訳をしていたが、うまい。そして、しっかりした劇構造を持ってる戯曲の懐の深さを知る。
    独白の味わいが薄まってしまってる感はあったが、このスピード感はそれを補って余りある。
    こんだけやっても、ちゃんと『マクベス』なのね、って印象。

    年月を経てきた古典の背骨はやはり偉大だ。
    演者がどれだけ遊んでも、ポイントさえ押さえればしっかり感動出来るという点では、日本の古典・落語が思い出される。

    アフタートークで「役者の芸がそこに存在する事の重要性」って感じの話をしてたが、
    肚を決めた女優陣のパフォーマンスを通して確かにそれが伝わってきた。
    壁があってもブチ壊し進む、くらいの勢いが心地よい。

    マクベスに「社畜」のイメージを重ねたという演出も新鮮だった。
    「大抵のマクベスは、王冠かぶるとそこそこ似合っちゃう。だから、王位が似合わないマクベスを作りたかった。王様が来てた服を着ても全く似合わない。敬語も抜けない。」
    的な話が出ていたが、これが実に味わい深かった。
    地位を衣裳に例える事が多いマクベスだけに、服が似合わない、ってのは余計にこたえる。
    分不相応な物を手にしちゃった人間の悲劇として、非常によくマクベスが描かれていた。
    周囲の、マクベスに対するプレッシャーのかけ方も実に面白い。

    野心で破滅する、ではなく、重みで破滅する。
    現代型のマクベスって感じだろうか。

    色々マクベス観てきたけれど、深谷由梨香のマクベスは、かっこ悪いがかっこいい、初めて出合うマクベスであった。
    きれいは汚ない、汚ないはきれい、冒頭の魔女の言葉が実に効いている。

    そうそう、魔女といえば二の魔女を演じる新良エツ子が、魔女の台詞を巧みに歌い上げていてかっこ良かった。
    実はこの方、昨年の11月に『羽山誓朗読会』でご一緒しているので、びっくらこいた。

    終演後、見事な怪演を放った岡田あがさと少しお喋り。
    演技に対しての、肉体的・外面的アプローチと、精神的・内面的アプローチについて。

    「結局、行き着く先は同じとこなのよねー。」と。

    負けてらんねぇと、闘志を奮い起こされるお喋りでした。
    話せて良かった。

  • 満足度★★★★

    魔女たちとマクベス夫人が女装していなければ…
    そうならなかったところが。女体シェイクスピアでなくてはならないというマクベスではなかっただけに、残念。

  • 満足度★★★★

    良かった。
    原作を知らないが十分に楽しめた。
    良くも悪くも予想通りの出来で、驚きや興奮は無かったが理解は出来た。
    満足。

  • 満足度★★★★

    リピートしました!
    ゲネプロは、ちょっと物足りなさを感じました。でも、回を重ねてどんどん良くなって、毎回楽しませていただきました!乱痴気、もう一回観たかったなぁ〜魅力的な女優さんばかりで、観ないと損しますよ!

  • 満足度★★★★

    4/18と4/19夜10時半より本編UST放送あり!
    面白かった!女優さんがカッコいい!セクシー!「脳殺ハムレット」より演出に主張があるのも好き。90分という上演時間もスッキリ。4/18と4/19夜10時半より本編UST放送あり!

    ネタバレBOX

    マクベスが現代の丁寧語を使っていて、「弱い」人物なのが良かったです。最後の「ありがとうマクベス」の歌にはしびれました。
  • 満足度★★★★

    乱痴気バージョンも観たかった
    空想組曲の後、吉祥寺へ。「検察官」以来の柿喰う客。「悩殺ハムレット」に続く、女体シェイクスピア第二弾。

    いやいや、面白かったです。「悩殺ハムレット」よりも今作の方がすんなりと世界観に入り込めた。何といってもテンポが良い。シェイクスピア作品というのは未だに少し構えて観てしまうのだが、役も話も追いやすく、適度にバカバカしい。終わり方が若干軽過ぎた(謎掛けのオチを聞いて、チャンチャン!といった感じ)が、この爽快感・気持ち良さを出せるのは中屋敷法仁さんだけだと思う。

    内田亜希子さんと葛木英さんが良過ぎ。二人とも客演で何度も観させてもらっているのだが、その中でも1、2を争う輝き方だったと思う。岡田あがささんは完全に飛び道具。ずるい。「露出狂」辺りから柿喰う客での役回りが乱れてきている。本当に引き出しが多い女優さんだ。

    乱痴気バージョンでは、七味まゆ味さんがマクベスを演じたらしい。それも観たかったなあ。

  • 満足度★★★★

    カオス
    確かに「悩殺ハムレット」よりは混沌としていた。
    でも、素直に入りこめるのはいつも通り。
    楽しかった。

  • 満足度★★★★

    楽しみなシリーズだが
    1時間30分、ノンストップで見せていく、現代風脚色のシェイクスピア劇として、大変面白い試みだと思っている。

    たとえ、好評を得られなくても、当分は続けていくという中屋敷さんの心意気にも賛同する。


    正統派のシェイクスピア芝居を観る際の入門ガイドにもなりうるだろう。


    女性ばかりの演劇だが、上品な宝塚歌劇とはまったく趣を異にするものだ。


    「悩殺ハムレット」はホストクラブ風の翻案が面白かったが、物語に、直接、その設定はあまり関係はなかった。

    今回の「絶頂マクベス」はマクベスのブラック企業の中間管理職的役割と言う読み解き方が面白かった。


    独特のスタイルを持つ「柿喰う客」は、一般公演では私には近寄りがたい劇団だが、女体シェイクスピアはついて行けそうで、今後も観たいと思っている。



    ガールズナイトのアフターイベントではペンライトを振るスタッフなのかファンなのか、熱烈応援団が客席にいて、異様な熱気を感じた。



    男性が女性の倍額の観劇料を支払うシステムもいまいちよくわからないが、男性も嬉々としているのだから、かまわないということになろうか。

    ネタバレBOX

    マクベス夫妻が、執事とメイドの扮装なのは、中屋敷氏の読み解き方が表現されたものでわかりやすい。

    祝宴の場面では、ドレスアップするのかと思ったら、夫妻とも寝間着にテロっとしたガウン姿。

    ちょっと違和感があったが、私なりの解釈では、この夫妻の悪夢が始まっているという象徴の扮装にも思えた。

    マクベス夫人(内田亜希子)のやたらハイテンションのオーバーな演技が浮きすぎで、私にはどうにも生理的に受け付けなかった。

    期待していたマクベスを駆り立てる芝居が、このおバカなキャラクターでは、全然面白く感られない。

    内田さんは実力派の女優さんだけにこの演出は惜しい。もっと青い火花が散ると期待したのだが。

    「内田亜希子さんが良かった」という感想がここでは多いようなので、私の感じ

    方が特殊なのかもしれないが。

    ハムレットのときのオフィーリアも、今回のマクベス夫人も、どうも人物造形が原作から飛躍しすぎていて、私には馴染めない。

    原作では魅力的なヒロインが、いかにもチープな感じで残念だ。

    若い観客にはウケるのかもしれないが。


    ハムレットに続いて主役のマクベスを演じる深谷由梨香さんは、今回も「魅せる」。

    音楽のように心地よい声質と誠実な演技。

    ガールズナイトのショーでくしゃくしゃの笑顔で踊り狂う彼女が素顔の彼女なのかもしれないが、役では別人だ。

    中屋敷氏のリクエストで、深谷さんがハムレットの一場面を演じて見せたが、その変わり身に、集中力の凄さを感じた。

    劇全体としては、前回のほうが完成度があったと思う。
  • 満足度★★★★

    超楽しかったーー!!
    前回の「悩殺ハムレット」を見逃してしまったので 超楽しみにしてましたー!!

    言わずとしれた シェイクスピアの「マクベス」だけど、初めて見る人でも十分たのしめるんじゃないかな~

    舞台装置や小道具を使わず まさに女体で勝負する感じでした。

    歌ありダンスあり、そして もちろん あの柿喰う客ならではの "動き" も堪能できました。

    平日のソワレだったけど 吉祥寺シアターは満席。バルコニーまでぎっしりでした!!

    上演時間も 90分はちょうどいい感じ、

    キャストさんも しっかりと個性が出ていたし、乗ってますねー 柿さん

    個人的には、深谷由梨香、内田亜希子、岡田あがさ、葛木英あたりが とっても印象的でした。。 

    次回も楽しみになってきたーー!!ですね☆


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