シンベリン 公演情報 シンベリン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • シンベリン
    シェイクスピアってやっぱりすごいなーと思わせる内容となっており、
    役者のみなさんもすごすぎでした!!
    特に勝村さんの存在感が半端なかったです(^O^)

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい。
    蜷川さんのフェティッシュ全開。赤と黒の荘厳なる美術に圧倒されました。お目当ての川口くんは実に快活で愛らしく、4年前の初舞台も王子役でしたが、こちらも王子役で感慨深く。どんどん素敵になっていくなぁ、と観ていてうっとりしました。窪塚洋介は舞台に立つだけで空間がエロくなる。セクシーを通り越して、エロい。凄いなぁ。

  • 満足度★★★★

    後味良い大団円が全てを払拭
    豪華キャストの割には、最初の内は、企画段階の有り様が容易く想像できる、蜷川流10番煎じ的演出や仕掛けに、やや興醒めな思いがしていたのですが、最終的には、そういう粗やご都合主義を払拭するような、後味の良いラストで、マイナス要素はどこへやら。

    結構、大満足して、劇場を後にする、単純な客と相成りました。

    大竹しのぶさんは、彼女らしい台詞回しながら、あっぱれ、若い王女の可愛らしさを体現し、お見事でした。

    窪塚さんも、映像畑出身とは思えない口跡の良さで、御見逸れしました。

    初舞台からずっと注目している浦井さんが、また演技者として、更なる進化を見せて下さり、まるで、親戚のおばちゃん感覚で、感無量でした。

    さいたまネクストシアターの川口さんと松田さん、共に大変楽しみな役者さんです。

    ネタバレBOX

    開幕前に、最近、蜷川さんが多様される、役者自身が舞台上にいて、稽古着などを着用し、普段の会話をして、アップなどしているという演出に、まず鼻白むものがありました。

    初めて観た方には新鮮かもしれませんが、私には、もう何度目やねん?って感じ。

    源氏物語絵巻風な背景とか、外国向きなのかもしれないけれど、明確な意図を感じられなくて、またこれか!と拒絶反応まで出て、わざわざ埼玉にまで足を伸ばした甲斐がなさそうに思ったりもしました。

    でも、シェークスピア作品の中でも、笑いどころが多く、ハッピーエンドの作品で、おまけに、ほとんど死者がいなくて、赦しという大テーマがあって、個人的に、大好きな物語展開だったせいで、最後は、笑顔で、大拍手をして、帰路につくことができました。

    観客の方が、先に真相を知っているだけに、安心して、心に余裕を持って観ることができるのも嬉しい利点かもしれません。

    勝村さん登場で、笑いが起き、瑳川、浦井、川口の3人組の登場で、一気に舞台が躍動しました。
    それにしても、勝村さんのアホ王子、どこかのダメダメ政治家みたいでした。

    本役でない、浦井さんの楽師の歌や、勝村さんのジュピターとかの遊びのような出番が愉快でした。

    それと、ひどく個人的なツボは、悪巧みの犠牲になったポステュマスを神に救いを求めて、彼の親や兄弟が揃って、夢に登場する場面。こういう親心、身にしみます。
  • 満足度★★★★

    ブリテン王 < イノジェン
    シンベリン=メインタイトルの人なのに、他の出演者の存在と行動が盛り沢山だったので、あまり主役って印象はなかった。
    演出の根底が海外に向けているのせいか、歌舞伎や狂言等の古典と洋式の仕掛け?手法?が一緒になったような感じに思えた。
    ボリュームありそうな話かと思いきや、案外勧善懲悪の話筋だった。
    雷鳴の神、ジュピターの登場の仕方はいかにも蜷川さんらしいなーと思った。面白かった。

    ネタバレBOX

    鳳さんの王妃が似合い過ぎ。勝村さんのお馬鹿王子が懐かしのキャンディキャンディのニールみたいだったw。
    良い山賊に囲まれた大竹さんの男装少年の見事さ。かわいい〜。
    道化っぽいけど道化ではない大石さんや、色悪ぽい役のハマる窪塚さん、浦井・川口山賊兄弟の高貴なさわやかっぷりとか結構見所あり過ぎて楽しかった。

  • 満足度★★★★

    初日
    シンベリンの初日を観て来ました。やはり初日特有のヒリヒリとした緊張感が立ちこめていました。個人的にはこの雰囲気がとても好きです。全体的に美術は日本的な和を感じさせるものが多く、ヨーロッパで蜷川さんが見せたいと思っている日本流シェイクスピアいわゆる蜷川シェイクスピアというのがかなり色濃く出ていたと思います。そしてこの時期にシンベリンを上演した理由というのが少しわかったような気がします。
    勉強になりました。ありがとうございます。

    ネタバレBOX

    初日ということもあるのですが、かなり無難にまとまった演技になっていました。ほかの若い役者さんも少し硬かったのですが、そのなかで窪塚さんの演技が少し浮いてしまっているかなとも思いました。大事な所で噛んでしまったりしましたが回を重ねていくごとにどんどん修正されて素晴らしくなっていくと思います。吉田鋼太郎さん鳳蘭さん、そして大竹しのぶさんはやはり圧倒的な存在感でした。勝村さんの演じるクロートンは最後までバカバカしくかなり笑いも取っておりそれをしっかりとやりきることにより清涼剤のような役割を果たしていたと思います。

    最初の役者の楽屋のシーンによって、日本人がハムレットを演じることに対して違和感を出さない様にしている様にも思える。美術も源氏物語や震災での奇跡の一本松などを取り入れたり、琵琶の演奏を入れるなど過去や現在の日本を作品の中に盛り込むことにより、ヨーロッパに対して蜷川流ハムレットというの日本の作品を見せつける意図がかなり色濃く出ているなと思いました。

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