満足度★★★★
チェーホフらしい
何も起こらないのがチェーホフ、と思っていたけれど、
本編+短編5編を上手く使って、ひとつの作品としてまとめてあって、
ラストは思わず唸ってしまった。
哲学的で若干難しくはあったけれど、
これは癖になりそう。
劇中で様々な約を演じ分ける役者さんに脱帽。
人でないものまで・・・。
すごく良いものを観れた気がする。
満足度★★★★★
力作
とても楽しめました。
役者さんたちがとても実力があるかたたちで、話の流れがとても自然に感じました。
一人の人がいろいろな役を演じますが違和感なく観られました。
満足度★★★★
非常に楽しめた!
個人的には、非常に楽しめた!
チェーホフは演出の仕方によって、面白くも退屈にもなるという気がする。
これはとても面白かった!
上演時間約100分。
「えっ、もう終了?」という感じで、とても短く感じられた(笑)。
満足度★★★★★
素晴らしい!
土曜の夜に再見した。普通、土曜日は2ステージあって、2ステージ目は素晴らしい舞台になることがある。まさにそんな舞台でした。
役者全員良かったが、特に佐藤と戸谷が素晴らしかった。
これだから演劇はやめられない。
再見して良かった。
満足度★★★★★
完璧!
これはもうお見事としか言いようはありません。これぞ演劇,さすが華のん企画。主題となる「賭け」に他5篇の短編を絡ませて1本のチェーホフ作品に仕上げる構成,まったく違和感なくまとまっています。役者さんの演技も習熟されていて不安はなし。落ち着いて観劇に浸れるいい時間を過ごしました。
満足度★★★
巧みな構成
チェーホフの短編小説6本を互いに関連するように構成した作品で、シリアスな雰囲気からドタバタまで様々な場面があり、6人の役者それぞれに見せ場がある、巧みに作られていました。
15年の幽閉生活に耐えることが出来れば200万ルーブルを与えるという賭けを提案した頭取と、その賭けに乗った法律家の物語をベースに、シニカルでコミカルなエピソードが劇中劇的に展開し、時系列を遡っていく構成にサスペンス性も感じられて興味深かったです。
『賭け』以外の5編の物語がそれぞれ『賭け』と関連を持たせているのは勿論のこと、5編の間でも共通のモチーフが使われているのも楽しく、終盤にそれまでに出てきた台詞がコラージュされて現れるのも面白かったてす。
中央にテーブルが置かれた1段上がったステージの上で基本的には演じられ、出番がないときも隅に座っている演出が劇中劇的な感じを高めていました。ステージを跨ぐ様に架けられた大きなプロセニアム・アーチも効果的でした。
途中で出てくる台詞に則した選曲をしているかと思っていたのですが、そうではない曲が使われていたのが残念に思いました。
脚本、演出、演技とも高いレベルだと思いましたが、まとまりが良すぎて優等生的な雰囲気を感じました。贅沢な望みですが、もっと強烈な個性を感じさせて欲しかったです。
満足度★★★★
パフォーマンストークも見れた(^^)
お徳感高かったー Goodです!
特に衣装も奇抜に変えるわけでもなのに、
いろいろ演じワケした役者さんの上手さに脱帽です。
楽しめたのですが・・・・、
多少睡魔に襲われたのは、
何かしら緊張感(?)に欠けた感じがしたからでしょうか?
でもチェーホフに興味出てきて、
いろいろネットなど検索したりして、
心動かされる芝居でありました。
満足度★★★★★
流石
頭取の予測と若者との間には、一筋縄では片付かない成長という要素があった。説明にもある通り、外枠を「賭け」で囲い込みながら6篇の短編を編み込んで、いわば布地に色目を編み込んでゆくような作業が行われた結果、ストーリーは重層化して、輻輳したトーンを醸し出し、劇中劇では高尚な芸術論、演劇・演技論さえ戦われるという、芝居好きには堪えられない趣向もあって、大いに楽しめた。また、俳優陣の演技も、流石とうならせる内容であり、巧みな演出、音響や照明とも相まって厚みのある舞台表現に仕上がっていた。
満足度★★★★
話と話の切り替わる瞬間が面白い。
オムニバス作品ですが、一つ一つの作品はもちろん、その幕間のつながりも大変面白く拝見しました。
また、人以外の役も含めた様々な役を役者さんたちが演じてらして、とても引き込まれてみていました。各役がとても愛らしくて私は好きです。
ただ、笑いの部分で、一部のお客さんがネタが終わる前に大笑いしていて、ちょっと初見の私はついていけなかったのが残念でした。
トータル的に見て、ぜひ一見の価値ありです!!!