実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/08/10 (土) 13:00
初デートに臨むオンナのコの心情を「演劇的手法」で表現(現在公開中の某CGアニメーション映画も想起)したなかないで毒きのこちゃん、道徳観念がズレた世界を描いた日本のラジオ、某特撮ヒーローものオマージュ(なのか?(笑))のMrs.fictionsと、各団体の特質を前面に押し出した短編オムニバス。各編のタイトルと団体名を表示する「あれ」もテーマにちなんでナイスアイデア。
実演鑑賞
満足度★★★★★
なかないで、毒きのこちゃんとMrs.fictionsと日本のラジオを観るんだ、3団体一緒に観るんだという強い気持ちできました。何が何でも初日に、という気持ちで。
「ファッション」をテーマに、タイプの異なる団体がやはりタイプの異なる作品を発表する、言うなれば、ファッションショーケース演劇!
明日のデートに着ていくお洋服を巡って様々な心が脳内会議を繰り広げるかわいらしいコメディで劇場内のモードをグッと温めた、なかないで、毒きのこちゃん。
ヒヤッとしたり、クスッとしたり、ホラーサスペンスともブラックコメディとも言える作風で舞台上に独特の湿度と磁場を生み出す魅惑の日本のラジオ。
そして、特撮好きの恋人とそんな彼に影響を受ける女性の物語を通じて、今と昔、変わりゆく時代と変わらないもの、その狭間で起きる心の葛藤や信念の行方を炙り出したMrs.fictions。
愛らしくて、かっこよくて、楽しくて素敵な作品群でした。
タイプの違う演劇を一気に観られるの豊かだし、1作40分強という短尺なのに見応えが濃密で各々の劇作の力を堪能。
(Tシャツを買ったので一人でお家ファッションウィークやるぞっ!)
個性豊かな3団体を一挙堪能できる、この夏限りの演劇(とファッション)のお祭り。
昨年恵比寿で観る予定だった方も、演劇が初めての方も気になったが吉日な企画だと思います。
チケットがタグなのもニクい〜!
余談ですが、幕間?に岡野さんと並ぶ俳優さんが舞監さんと知る。ランウェイまでモノにするなんて素敵!おしゃれして感想語る会ファミレスとかでやりたい。そんな作品でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
この劇団の長編作品は以前確か二作程観たが、やっぱりMrs.fictionsと言えば他団体とのオムニバス企画、劇団の「看板」である。15minutesにおいても必ず「最後がミセス」、トリを飾る。これが良い出来でなけりゃ様にならないし、他団体とのレベル差があり過ぎても良くなく、全体で一つのエンタメに仕上げる力にいつも感心しつつ不思議がっている。
今回のテーマ「ファッション」は各劇団とも絶妙な距離感(縛られなさ)があって(日本のラジオはほぼ無しとも言えるが、他のグループも角度が異なるのでその事の違和感も特になく)、HARDOFFの古着コーナーのような衣裳がズラッと掛かった長めのクローゼットが下手、上手に据えられた装置で、劇を上演するので、言わば装置がミッションを代行してる案配。
三作上演して二時間余。時間的には各劇団バラつきなく、アプローチは各様で絶妙にバラつきあり。充実感ありであった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/08/12 (月) 12:00
短編(とは思えない充足感)×3本という初めてのタイプ、まんまと3組とも好きになりました!こんな公演があっていいんでしょうか!!
ファッションウィークということで、色んな意味で「オシャレ」だったな〜と。あぁ、自分もオシャレしたいな...
こんな素敵な方達が、理不尽に負けず公演できていることがとても嬉しいことだなと思います。また見に行きますねー!
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/08/12 (月) 16:00
3団体が中編をそれぞれ上演するショーケース。それぞれの味をしっかり感じる楽しい舞台だった。48分,42分,44分。
なかないで毒きのこちゃん『ハオちゃんはデートです。』は、西くんと初めてのデートに行くのに洋服を選ぶハオちゃんだが、さまざまな心が沸き起こって、…という物語。同団体らしい味と愛のある舞台だった。
日本のラジオ『浴室にて改』も、彼ららしいブラックなストーリー。旅する男女2人が、たまたま知り合った女性に家に誘われるが…、の物語。前半は男女2人の個性がブラックなのだけれど、後半は女性の存在感がブラックで、リアルにやったら気持悪くなるレベルなんだけど、無機質なセリフの言い回しが、それを回避してる。
Mrs.fictions『およそ一兆度の恋人たちへ』も、愛にあふれた作品が多い同劇団らしいウルトラマン愛にあふれた作品。ウルトラマン・ヲタクの彼と半同棲する女子大生・U子が、ウルトラマンを復活させようとするが…、の物語。神は細部に宿る、と言うか、細かい差異にこだわる面白さがあって、脚本と演技者の双方の巧さを感じる。
3劇団の組合せがサイコーで、こんなに作り方が違う劇団を一気に観られるというのも豪華。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鳥皮さん。次作は「西くんは、デートです。」でお願いします。
日本のラジオは「ハーバート」を観て以来です。棒を見れば渡辺さんを思いだす。
夏の振替上演で観た作品がパーワーアップして楽しめました。斎藤さん凄い!
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/08/11 (日) 18:00
素晴らしいお芝居の内容と、集客数との剥離が100万光年・・・
内容がいいだけに、出来るだけ沢山の方に観て頂きたい!!!!
本物の作品が金銭的に報われないことほど、悔しいことは無い
以上同じことを別表現で3回言わせて頂きました
実演鑑賞
満足度★★★★★
これはめっちゃ楽しいオムニバス作品集。インサイド・ヘッドのオマージュ?交通ルール無視のUEは自分も狩りたいと思う。ウルトラマンプラダはアリだなー(これが一番ツボにきた)。どれもが大いに楽しめました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
プロデュース力に感服しました。3つの団体の持ち味が素晴らしいハーモニーとなって飽きることがないです。特にMrs.fictionsのウルトラマンネタの郷愁っぷりは、世代の私達にとっては最高のものとなりました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
ファッションを基軸とした
三つのオムニバス作品
上演後に観劇の余韻を愉しみましょうと
おわりの会を加えて
なんと二時間半もの作品ですが
込められた情熱が凄くて
とても楽しめた時間になりました
チケットも洒落て
服飾の値札風にしてましたわ
実演鑑賞
満足度★★★★★
個性的な3団体による各40~50分の短編劇。それぞれの団体の特徴が出ていて面白く、転換もとても素敵でした。
公演中なので、短評はネタバレで。
実演鑑賞
満足度★★★★★
同じ舞台美術でそれぞれの劇団さんが繰り広げるお話が面白かったです。終演時頭痛に見舞われたのは、水分を取ることさえ忘れていたからと思いますので、今後観劇される方はお気をつけください(追記予定)
実演鑑賞
満足度★★★★
若い、と言っても十年くらいのキャリアのある世相コメディ系、あるいはコント系の三劇団の45分前後の短編三作の合同公演である。ミセスフィクションズはその間に「花柄八景」という大当たりがあったので今回も発起人的存在だ。確かに花柄はよかった。(小劇場フリークにとっては突然でなかったのかもしれないが、めったにアゴラまでは足が伸びない)普通の芝居好きには突然現れたこの意味の分からない劇団名の舞台には、いままでのコメディ系に欠けていた空間を突く意外性があった。結構よくある古典的設定や展開を使っているのだが、そこに現代性を下品に陥らず(ここは大きい)織り込んで、百人以下の劇場の熱量を上げていく。初見では驚いたものだった。その後、「伯爵のおるすばん」も見たが、こちらはさしたることもなかった。もう少し見てみたいと思っていたが、コロナもあってこの劇団めったに公演をしない。作者もほかの活動の場に触れることがなかった。
芝居者が引っ込み思案でどうする!と言いたいところだが、発表作品が少なすぎる。
今回の「およそ一兆度の恋人たちへ」も、面白い設定だし、笑いも考えて織り込んでいて三作のなかでは完成度は一番だが、短かすぎる。花柄も後二十分は行けるし、この作品ももっと練りこめば、単独公演が打てたのに、と思う。プラダとウルトラマンの使い方など、これはビッグネームなのだからもっと若い主人公を絡めて膨らまして面白くなったのにと残念。とにかく、作者が濫作できる年齢はそれほど長く残されていない。どんどん思い切って書いてみることだ。清水邦夫は劇作でいいのは40歳まで、と言い、ケラはそのころは年に六作(長編)は書かなければ、という。井上ひさしはテレビの連続ドラマで腕を磨いた。あまり例のない才のある中嶋康太という作者とミセスフィクションズには作品で勝負に出てほしいものである。
実演鑑賞
満足度★★★★★
猛暑日が続く中、日頃頑張った自分へのなんだか特別なご褒美的なお祭り公演でしたね。
一言、この公演に関わるすべての方々へ精一杯の有難うの気持ちよ、届けっ!!としか言えない満たされた時間に感謝。
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日を拝見しました。どの団体さんも個性ある作品で面白かったです。年代的にもウルトラマンの辺りは知ってる知ってる的なところもあって。
楽しい時間ありがとうございました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日を拝見。何を書いてもネタバレまがいになりそうだから内容には触れないけれど、3劇団それぞれ違った楽しさ。所用があって終演後の「おわりの会」に参加できなかったのが残念だった。