墓場、女子高生 公演情報 墓場、女子高生」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★

    シリアスとお笑いの塩梅か絶妙
    墓場で、生命力のかたまりみたいな女子高生がワイワイやるっていうが御趣向。
    再生後の陽子の一言と、その後の展開は秀逸だと思った。シリアスとお笑いの塩梅か絶妙だったと思う。
    岩本幸子さんのセーラー服姿が見られず、ちょっぴり残念(笑)。

  • 満足度★★★★

    余韻
    が一番残った。観劇後、すごく考えさせられた。一回じゃ全部のメッセージを理解できなかった。もう一回みたいなーラストははっとさせられた

  • 満足度★★★★

    愛を感じる作品
    この作品からは福原充則さんの愛を感じました。結構実力のある役者さんが出ていたのでとても楽しく観ることが出来ました。そのなかでも町田マリーさんと吉本菜穂子さんの演技はやっぱり貫禄すら感じました。安藤聖さん演じる陽子が二度死ぬというのは個人的には色々と考えてしまいましたが、全編通じて明るいままで居たので、最後は少しうるっときそうでした。福原さんの役への愛情も感じられて、全体的にとても面白い作品だったと思います。
    勉強になりました。ありがとうございます。

  • 満足度★★★★

    楽しくって、じ~ん
    個性豊かな女優陣、元気いっぱいで笑わせてもらいました。富岡晃一郎さんを始めとする男優陣も負けずと存在感出てました。楽しければ楽しいほど友を失った哀しさが強調されてじ~んとしました。

  • 満足度★★★

    なんかもったいない・・・
    ストーリーも好みだし、何より女優さんたちがみんな良すぎる!吉本菜穂子さん、町田マリーさんはもうベテラン級にうまいし(ただ昭和のにおいの残る女子高生でしたが)、松本まりかさんや亀田梨紗さんのような新たな女優さんを発見できたのもよかった。
    ・・・でも、トータルで見ると、イマイチになってしまうのはなぜなんだろう。脚本・演出・役者のそれぞれのピースがうまくはまっていない感じ。
    そういう意味でもったいない劇だったな、って思いました。

    ネタバレBOX

    ちなみに個人的には部長さん役の「岸井ゆきの」さんが気になった次第です。
  • よかったです
    若い娘たちが結構芝居しててよかった。声が聞こえないわけじゃないけど、この劇場は上にぬけちゃうかんじ。

  • 満足度

    話の内容が...
    役者陣の演技も掛け合いも魅力的。舞台美術やかぶり物まで良くできてる。120分は少し長く感じましたが、最初は面白く楽しく笑わせてもらいしまた....陽子の復活のあたりまでは。

    ネタバレBOX

    ただ後半部のお話がひどく感じて...自分の中で全く受け入れられなくなった。帰宅時電車内でとても気持ちが悪くなった。
    死の影を全く感じない明るい女子高生の幽霊『陽子(安藤聖)』が成仏できずに幽霊として墓場の住人とわいわい楽しくやってる。陽子の自殺の原因は最後まで分からない(死に方は桜の木で首つり&発見まで数日かかる)。そしてあり得ない展開で墓の下から陽子が生き返らせる事に成功する。でもやはり自殺の原因は教えてくれない。そして再び陽子は自殺する(木のセットの所に吊るされ上半身は隠れているが足は見えてる)。皆さん好意的な感想ばかりで、僕がおかしいのかもしれない。設定ありきで面白おかしくドタバタとやるお芝居なのでしょうけど、でも陽子が生き返って激昂しての台詞で「なんで生き返らせたの!死ぬのってどんだけ苦しいと思ってるのよ!」的なセリフがあったと思いましたが、それで自分の中で一気に気持ちが冷めてしまい、その苦しい思いを理由もなしに再びさせる死なせるお芝居ってなんなのかなと思いました。ここで書き込む事でもないかもしれませんが申し訳ありません。でも観客の中に不快に思った人間もいるということを気付いていただきたい。
  • 満足度★★★★

    印象的なクライマックス
    セーラー服の合唱部メンバーが弾けっぷりと、担任の先生のボケっぷりが秀逸でした。

    次回は、純粋に笑わしてくれる青春ものとかも見てみたくなりました。

    ネタバレBOX

    テーマが「死の受容」ということもあり後半に行くにしたがって笑いの要素が減り重々しい展開になっていき、全体的な勢いが落ちてしまったのが残念でした。
    でもそれゆえに印象的なクライマックスの昇華につながるので必要な重さなのかもしれませんが。

    クライマックスは奥行きと高さのある座・高円寺の舞台の特長をうまく使っていたと思います。
  • 満足度★★★★

    細胞分裂ゲーム
    墓石を足場にする安藤聖が魅力的。墓場×女子高生というミスマッチ感に生と死という観念が見事に溶け込んだ。

    ネタバレBOX

    陽子(安藤聖)をはじめ、高校合唱部の面々は授業サボって墓場で仲良く遊ぶ。そんな中、陽子がなぜか桜の木で首吊り自殺。幽霊となる。
    仲間は自殺の原因は自分にあったと思うも、心の整理をつけようとする。西川(町田マリー)は、オカルト研究会に入り、オカルト方法で陽子をいきかえせようとし、陽子が墓場から生き返る。しかし陽子は墓地の木で再度首吊り自殺してしまう…。
    ざっと筋を書くと悲痛な感じだけど、陽子役の安藤のあっけらかんとしたような達観したような演技が、その悲痛さを和らげる。生き返った陽子は、皆に「自殺の原因になるほど仲良くない」と言い放ち、私の死を美化してと強制する。回想中で、この世は腐った世の中で、人はその内腐臭を放つようになり(腐った)世の中になじむ、ということを笑顔で言う。陽子は世の中になじむ前にあの世を選んだのか。綺麗なままでいようと考えたのか。この乾いた考えに、終始元気溌溂で笑顔という設定が非常にうまく作用する仕掛けになっていて、舞台の魅力が膨れ上がる。
    首吊り状態の陽子を見つけた面々が、狂乱の中、「レッドリバーバレー」を歌い叫ぶラスト(正確にはもうちょっとあるけど)にいい意味の恐怖を感じた。
    幽霊状態の陽子は、真壁(川本直人)という戦時中に死んだ幽霊と山彦(植本潤)という妖怪の二人とやはり仲良くおしゃべりしている。その中で、誰かから思われているから幽霊になれる、という件があったが、陽子は幽霊としても存在したくなかったのかなと、誰かから思われることも嫌だったのかなと、あの笑顔から想像してしまう。

    墓場でワイワイガヤガヤ騒ぐ女子高生演技はうまいと思う。アホなゲームを賑やかに楽しむ様と、死に対する気持ちの落差が絶妙だった。良い舞台だった。
  • 満足度★★★★

    ラストが良かった
    役柄でなくて安藤さんが幸せそうでした。
    旗揚げなのに、セットから小道具から凝っていて反って引きました。
    笑いは結構ちりばめられていました。

  • 満足度★★★

    よかった
    タイトルが凄い気になったのと、
    イキウメの岩本幸子さんが出演するというのと、
    松本まりかさんが出演するということで、
    当日券を狙って、座・高円寺1に行きました。

    開演30分前で当日券狙いの方が、20名超えていて、
    キャンセル待ちの列に待機していました。
    何とかキャンセル待ちに滑り込んで、
    観劇できました。

    女子高生の幽霊。
    戦時中の青年の幽霊。
    やまびこの妖怪。
    3人のやり取り。
    死んだのに明るい女子高生の幽霊。
    その謎は終盤で明らかになる。

    授業をサボり、墓場にたむろする女子高生。
    とにかく騒がしい。
    でも、騒いで遊んでいるのは、
    あの明るい女子高生を弔う為か忘れたくない為か。

    他には岩本幸子さん演じる教師が来たり、
    (チラシを見たときは女子高生姿だったので、
    期待したのですけどねwww)
    営業マンでご飯を食べに来る人が居たり、
    墓場なのに人が溢れています。

    幽霊とは誰かが思ってくれる(恨みも含む)間だけ、
    存在すると幽霊が語ります。

    女子高生たちは友人の死を忘れらない。
    それは女子高生が何故死んだのか分からないから。
    誰もが薄々と自分のせいかと思っている。

    そこから、オカルト部と一緒に、
    蘇生の儀式を行い、
    まさかの蘇生(笑)

    一同喜ぶが本人だけが喜ばない。
    そこに友人に語られることのない、
    一番笑顔の似合う女子高生の苦悩があった。
    死にたいと。

    友人たちと一夜をともに過ごして、
    大団円と思ったら、
    友人たちの隙を突いて、桜の木で首つり自殺を図る。

    彼女と過ごしたときのように歌を歌って、
    助け出そうとする女子高生たち。
    でもライトに照らされる先に女子高生がぶら下がる姿が照らし出される。


    結局死んだ理由は分からない。
    生き返ったときに死ぬのは苦しくてつらいと言っていたのに、
    もう一度死を選んだ彼女。
    この世界は彼女にとっては汚れた世界だったか。
    理由は分からない。

    ただ2度の死は、
    彼女の友人たちを前に進めた。

    墓場には女子高生は2人だけ。
    幽霊も妖怪も居ない。
    死者が静かに眠る場所になった。

    そして、女子高生が言う。
    いつか忘れるし、今のうちに言っておくよと。
    「さようなら」

    一見軽いシーンの中に、
    彼女の真意が見え隠れしたり、
    教師と営業マンのコメディ部分があったりと、
    ホップな感じの演劇でした。
    2時間ですが、途中で中だるみがあるので、
    もっとテンポ良くして1時間半にしたらと考えますが、
    彼女たちの憂鬱な心情を表すには、
    この時間がやっぱり必要かなと。

    クライマックスシーンの近くで、
    客席からイビキが聞こえまして、
    えっどうなるのよ〜と思ったら、
    勇気ある観客の方が、
    イビキの方を起こしていました。

    自分も隣席だったら注意しますが、
    あれだけ席離れているのに、
    注意した方は凄いと思いましたね。

  • 満足度★★★★

    無題282(12-035)
    19:30の回。18:50着、受付(全席指定)、19:00開場、19:36開演~21:24終演。「高円寺1」は初めてです。舞台は墓場…ここでも既視感はあるものの、ハッキリとは思い出さず、開演、墓石の上に…、でようやく思い出しました(!!)、昨年4月、ENBUゼミナールの卒業公演(@笹塚)でみたお芝居ですね。かなり違っていましたが、前回、私がNGだったシーンは残っていました、そのとき書いたように、そうしなくてはならない理由がないのであればみたくないのです(これはどうしようもないですね…)、この点だけ除けば楽しいお芝居でした。当パンみて、町田さんのお名前を発見(まだ予習を怠る癖が直りません)、女子高…制服であります、が、やはりというか、さすがというか奇抜な被り物。ENBUを思い出しながら観劇、あっちのほうが笑ったシーンがあったり。

    ネタバレBOX

    思い返すとENBUの舞台は、未熟だったかもしれないけど「これから」という感じに溢れていました、「卒業」=終わりではないですしね。今回、女子高生は全員女性、前回は男性もいました。笑い、という点では前回のほうが私好み(マックの袋からおにぎりとか…)。と言いながら卒塔婆食べるシーンには笑ってしまいました。

    もちろん、舞台装置は本作のほうが立派、高低を上手に活かし(地面から4階層)、墓地らしさやオンボロ小屋、電柱、「アイスクリーム」の文字が薄れてしまったベンチ、そのままどこかにありそうです。裏の方から上がっていたのは煙かな…。

    演出でこんなに違ってくるんだなと感心。
  • 満足度★★★★

    チラシのデザインがいいね!
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    ピチチ5の演出家・福原充則と阿佐ヶ谷スパイダースの俳優・富岡​晃一郎によるユニット・ベッド&メイキングスの墓場女子高生を観​劇。殆ど興味のないユニットだったが、今作はチラシのデザインと​吉本菜緒子が出演するという事で観劇を決意。
    仲良し女子高生の8人は授業をサボって、溜まり場の墓地で遊んだ​り、歌を歌ったりと暇を持て余している。が、突然仲間の陽子が自​殺をしてしまった。自殺の原因が分からない皆は、原因が各々の自​分にあるのではないか?と悩みに耽り、陽子の事を思い出す半面、​忘れられない思いから、適当な魔術を使って生き変えらそうと躍起​になる。そんな事をする内に陽子が生き変えてしまったのである。​そして生き返って陽子に仲間達は自殺の真意を問いただして、得ら​れた答えとその後に見た真実とは・・・・。

    どこにでもありそうな男子ではない女子の生と死についての悩みを​、その世代の視点で描いている。決して大人目線で描くこともなく​、観客自身もその時代を回顧出来るかの如く見せていく。時折、学​校の先生の出現で、今の私たちの目線で描くことも忘れていないの​で、過去の自分の思い出と今の自分を照らし合わせて観る事が出来​るなかなかの芝居だ。特別に目新しい物はないのだが、女子の描き​方が非常に上手く、言い方は悪いが、雌の匂いがぷんぷんする舞台​だった。

    主役ではない吉本菜穂子の独壇場になってしまう危惧があったが、​以外や以外、他の若手の活躍により、全体がバランス良く演出され​ていた。
  • 満足度★★★★

    幕切れが秀逸
    一見突拍子もない設定てありながら、友との突然の別れやらいつか忘れてしまうかもしれない高校時代の友人関係などが浮かび上がってくる構成が見事で、それを端的に表現した幕切れは秀逸。

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