満足度★★★★★
千秋楽。
友人に誘われて、三軒茶屋まで出かけました。座席が前すぎてセリフが左右に飛ぶのを追いかけるのがちょっと忙しかった。乱歩役の岡野さんの素敵な声に魅了されました。
満足度★★★★★
素晴らしい!!
初演を観ていないが、脚本が物凄く良いのと更にセットの雰囲気が抜群で圧倒されて引き込まれた。
乱歩と妻の愛と苦悩が痛いほど伝わって感動した。
観る事ができて良かった。
満足度★★★
もうしわけありません。
幕があがった後のシーンが暗く見づらいな~と感じてしまって以降は入れなかったようです。鳥目なのかも。映像作品ならいいだろうな~とか思ってました。
暗くするのではなく濃い青の光とかではだめでしたかね。
満足度★★★★★
無題275(12-028)
14:00の回、楽日、すみません都合がつかず、今回は1回だけ、16:20終演。
今回は指定席なので開演少し前着、入口を通りながら如何にも怪しげな(顔の下半分が上下につながっているようにみえる)灯りに導かれ客席へ。両側に立ち見のお客さん。
深紅の緞帳が下りていてどんな舞台なのか見えません、ただ、客席左右の天井に荒縄、これも妖しい。てがみ座は3作目(「線のほとりに〜」から)、乱歩は読んだことがありません、どこの出版社だったか文庫全集の中の1冊は持っていて、多分、「人間椅子(ロック・バンドのほうです)」を聴いていたのが理由かなと思います。乱歩がSFの理解者であったことは読んだ気がしますが、横溝正史との関わりは初めて知りました。
満足度★★★★
広いステージでも遜色なく再現
乱歩の作品世界のような導入部と全体構造で語る妻の目を通した江戸川乱歩の半生・作家としての苦悩。
中学生時代に乱歩を読み漁った身としてちりばめられた乱歩作品の断片も読み取れて嬉しい…という感想を抱いた初演がこの大きなステージでも遜色なく再現されて至福。
満足度★★★★
尺の長さと舞台の広さを質感に変える手腕
半生を物語るボリュームがしっかりあって、
それを重たく感じさせない
刹那ごとの広がりや奥行きがあって。
広い劇場の舞台が生かされて、
初演の時と比べても物語に錯綜感がなく、
観る側をより圧倒する力が生まれているように思いました。
満足度★★★
夢と現実の境目を見るような舞台
傀儡師と人形、劇中劇とか多少話のペースに入り込めない所はあったものの、トラムのロビーと通路に人面やら摩訶不思議な靴とか小道具展示し、乱歩作品の妖しさも加味しつつ独特の世界に魅せられました。
満足度★★★
期待しすぎた、かも・・・
かなり評判が良かったのでチケットを取ったけど、正直それほど驚くこともなかった。きれいにまとまってたけど、間延びしてたからか、あまりドキドキすることもなかった。
でも、先入観がありすぎたのがいけなかったかも。
美術がとても面白かったです。
満足度★★★★★
引き込まれた
両サイドに立ち見が出るほど盛況だったが、期待を裏切らない内容だった。
飛び道具が飛び出す訳ではなく、比較的オーソドックス、静かな印象の劇団だが、何故か引き込まれてしまい、いつも観終わると満足感に充ちている。ストーリーや役者の演技・演出、舞台セットや小道具、音楽など、全ての要素が作品の中で美しく調和しているのが心地よい印象を与えている感じがする。
満足度★★★★
頭の中を覗いてみたいと思える作家
もっと大きいサイズの劇場でも問題なく通用するスケールを持った舞台美術がまず素晴らしい。どうしてこの芝居が王子小劇場で納まったのか(初演)、興味がつきません。個人的には冒頭の見せ方があまり好みでなかった事もあり、イマイチ前半は乗り切れませんでした…が、後半は例によって長田育恵さんの描くセリフたちの力に圧倒されました。戯曲もさすが、役者さん達もさすが、です。演出的には、傀儡が出てくる事の魅力がもう一歩伝わるとさらに良かったように思うのですが…どうでしょうその辺??それにしても長田育恵さんは凄い人です。頭の中を覗いてみたい、と思う数少ない人の一人です。
満足度★★★★★
圧巻
年明け早々から、将来性ありそうな素晴らしい劇団を見つけることができました。
センスを感じます。
このネクストジェネレーション、久々の大ヒットかな。
満足度★★★★★
良くできている
なかば伝説化してしまった感のある江戸川乱歩について、
観劇後にこんなに爽やかな気持ちを抱かせる作品になるとはちょっと想像がついていなかったので
(てがみ座自体、みきかせ以来です・・(汗)
意外であると同時に興味深くもありました。
自分自身、中学生くらいのころから江戸川乱歩というと
筋肉少女帯とかそういったイメージが(勝手に)あって、
新青年でもどちらかというと牧逸馬とか、
池袋より鎌倉な、
エログロよりはスマートめな方?に走ってしまう感じで(普通そうだと思うのだけど・・)、
それほどガッツリ積極的に読んでいたわけではないのですが、
それでも幻想文学の中では乱歩は避けて通れない雰囲気でもあり、
そういった点でも乱歩は
自分には探偵小説家というよりかはむしろ幻想文学家でもあり、
また、有名な割に「・・ちょっとキツくない?これ(汗」
と、こっちがへこたれるようなものを割とよく書いている気が・・。
ただ、そういったものも割と無菌化されてきた感のある東京とか、
その頃はできたばかりのきれいな中高校(母校)の校舎であるとか、
帰り道の渋谷ではフレンチポップが流行っている(きらきらした音楽が街角に溢れた良い時代だった(苦笑)のに、「人面椅子」はちょっと・・
という当時の時代の感覚とは無縁ではない気が(苦笑
大正~昭和初期の浅草に生きていれば、こういった感覚も
それほどではない・・・こともない?
以下、ネタバレへ~
満足度★★★★★
すごい。
若い劇作家さんと演出家さん。人生を表現するのに必ずしも年齢は必要ないのですね。想像と創造。努力だけでも感性だけでも足りない、才能というものの確かな存在を目の当たりにして来ました。
満足度★★★★★
心に響く
自身の人生に重ね合わせて胸が締め付けられる思いがした。
乱歩を自分に、家内を隆子に見立て、劇の中に入り込み、一緒に迷宮の中を彷徨いながら夫婦の在り様を思っていた。
舞台のスタッフと役者の両方に拍手を送りたい。