乱歩の恋文 公演情報 てがみ座「乱歩の恋文」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題275(12-028)
    14:00の回、楽日、すみません都合がつかず、今回は1回だけ、16:20終演。

    今回は指定席なので開演少し前着、入口を通りながら如何にも怪しげな(顔の下半分が上下につながっているようにみえる)灯りに導かれ客席へ。両側に立ち見のお客さん。
    深紅の緞帳が下りていてどんな舞台なのか見えません、ただ、客席左右の天井に荒縄、これも妖しい。てがみ座は3作目(「線のほとりに〜」から)、乱歩は読んだことがありません、どこの出版社だったか文庫全集の中の1冊は持っていて、多分、「人間椅子(ロック・バンドのほうです)」を聴いていたのが理由かなと思います。乱歩がSFの理解者であったことは読んだ気がしますが、横溝正史との関わりは初めて知りました。

    ネタバレBOX

    14:04開演、幕の前に男が現れ、続いて女、男、原稿が書けないと…そして幕が上がり、薄暗い空間に浮かび上がるのは大きな小屋のようにもみえ(傀儡一座の興行場)、柱が組まれ、上に続く螺旋階段、あがればそこは人が通れるようになっている、「みすゞ」の時がそうであったように、時を隔てた乱歩、そこをめぐる人々が描かれていました。人形に命が与えられ物語は進み、過去の自分を見つめる「隆子」、時は回りまわり「真珠のごとき、君の住む島」に戻り、そして冒頭のシーンへ還るのでしょう…

    座席が前方でしたので、暗さ、セリフは大丈夫でした。後方からみたとき、舞台奥あたりはどうだったのでしょう。柱が崩れる場面は迫力ありました。

    終演後、銀座に移動、少し時間があいたので国際フォーラムにある「相田みつを美術館」で「詩人の魂 金子みすゞと相田みつをの世界」をみようとしたら、入館は17:00まででした(またの機会に)。

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    2012/01/29 23:40

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