Oi-SCALE企画公演オムニバスof Oi Oi vol 3 公演情報 Oi-SCALE企画公演オムニバスof Oi Oi vol 3」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
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  • 満足度★★★★

    Bプログラム
    タイプの異なる3編であったAに対してこちらは(作家3人の競作なのに)「いかにもOi-SCALE」な3本。
    中でも3編目の林作品は多面的・多角的で、ハートウォーミングにもライトホラーにも受け取れるのが面白い。

  • 満足度★★★★

    Aプログラム
    正統派で観客を集中させ、異色作で和ませておいて、Oi-SCALEの真骨頂的作品でケムに巻いて終わる流れ全体もやはりOi-SCALE的と言えようか?
    1編目のパンチライン、2編目のブッ跳びぶり、3編目の「お馴染みのアレ」がそれぞれツボ。

  • 満足度★★★★

    両方
    観劇

  • 満足度★★★★

    Bプログラム観ました
    3話ともつかみどころのはっきりしない不思議な話ですが、独特の雰囲気に引き込まれますね。特に「童話が生まれた」は秀作。林灰二氏の世界観にはいつもグッとさせられます。

  • 満足度★★★★★

    透明感のある役者たち
    Bプログラム鑑賞。
    3つ目の「童話が生まれた日」が良かった。
    役者の演技もさることながら、夢の中のようなふわふわした雰囲気、
    音・照明も、良かった。

    何度か見たことのある劇団だが、こんなに優しい作品を見たのは初。
    寝ている少女と迎えに来た青年のやりとりの中に大切な言葉がちりばめられており、「空が好き、いつもあるから」という台詞が印象に残った。

    少女役と先生役の声がよく、長い台詞が心地よい。
    少女と青年との会話シーンはごく自然であった。好演。

  • 満足度★★★★

    すべてはつながっていた。
    この公演は5人の作家がエレベーターorエレベーターホールというシチュエーションを用いて執筆し、3作品ごとの2プログラムで上演するというもの。私はBプログラムを拝見。
    3人の作家の描いたことに共通しているものは「痛み」と「記憶」であったようにおもう。

    ネタバレBOX

    楽園王『塔』。都会の雑踏のように不特定多数の人々が黙々と往来するエレベーターホールの光景は、その運動に絶えかねる人間の息苦しさであることが次第に露呈されていく。これはスズキという架空の人物を創造しその男にSOSを送る女の、現実からの切ない逃避行だったのだ。女は最後『塔』のてっぺんに幽閉させた過去の記憶を取り戻しに行くことを決意する。
    自問自答を繰り返し自身に赦しを与えるまでの精神の葛藤を、儚い夢との決別によって、描いていた。

    reset-N『Perspective』。エレベーターに乗る、または乗り合わせた人々の様相が監視カメラの映像を俯瞰しているかのような一歩引いた目線で描かれる。センスの良い音楽と青を基調にした照明が殊更心地よいうねりを生み、ひとつひとつのシーンがスタイリッシュでとにかく格好いい。しかも、その監視カメラの役割を担うのがエレベーターのなかに棲む女性の幽霊だったというのも洒落ているし、彼女に恋する男との場面は気恥ずかしくなるほどの純愛で。またある場面では、根深い差別について問う一幕があり、閉鎖されたエレベーターの扉を開けることから未来がはじまることを、それが痛みを緩和させる手段であろうことを、暗喩しているようにおもわれた。この短時間のなかで、社会問題と人間ドラマをメッセージとして伝える手腕がお見事。

    Oi-SCALE『童話が生まれた日』。布団にくるまるひとりの少女の世話をする看護士。時々見舞いに訪れる親族。その光景は、これまでの2作品で描いていた場所が、病院のなかであったかもしれないことを、予感させる。そして、少女は老女であるかもしれないことも。彼女はもうすぐ死ぬのだろうか。そんなことを考えていると、ひとりの青年がひょっこりやってきて、自分が目指す、理想の場所について語りはじめた。そこは煙突の煙を目印にあるいて行けるのだろうが、遠すぎてなかなかたどり着けないのだという。またある日、その病院でかつて血なまぐさい事件が起きたということを彼女は知る。その犯人はあの青年であるらしいという噂も。しかし、彼女の心の拠り所は、今や、あの青年との交流のなかからでしか得ることはできなかった。たとえそれが、夢のなかの出来事であったとしても。そして、青年が猫を殺す度、夢は汚されて、その上を現実がひたひたと足音をたてて近づいてくる。青年の手招きに乗った彼女のその後は明かされないまま、話は終わる。

    不思議なことに、そこにはやわらかな温度しか残らなかった。青年が彼女を閉ざされた世界から救済したのだろうとしかおもえなかったのだ。それに、痛みをぬぐい去ることができるのならば、どんな方法であってもいいのだろうな、とおもった。そうしてすべての狂気が、窓から差し込むぼんやりとした橙色の淡い光のなかに飲み込まれていくような気がした。こんなにもあたたかな気持ちに満たされるとはおもいもよらなくて一瞬戸惑ったけれど、それはとても心に染み入った。
  • 満足度★★★

    見てきました
    昔のトゲトゲした感じは取れて、不思議なフワッとした雰囲気で良かったです

  • 満足度★★★★

    地震後の演劇
    Bプログラム 3つ目が秀逸。

    非常に非常に優しい。地震後の演劇。

  • 満足度★★★★★

    ひきこまれ
    Bプログラムを観ました。
    童話が生まれた がよかった。
    今まで観てきたどのお芝居よりも、心のなかに入ってきました。
    ノスタルジックで、何だかいつか、どこかでみたことのある光景。
    言葉、音、ひかり、夢の中みたい。白昼夢。
    感覚的です。
    役者さんのお芝居のスタイルもよかった。

    好き嫌い別れる作品だと思います。

  • 満足度

    誰得?
    平日の昼はお客さんを集めるためにトークライブがあるとの事。

    これが酷い。
    けだるいトーンで面白くも無い話を延々と。
    テレビのトーク番組だって、しゃべりのプロがもっと楽しそうに話している。
    さらに、テレビに出ている芸人を呼んで大喜利対決。
    自分たちが盛り上がってないのに、客に盛り上がれとは傲慢すぎる。やってる人たちは自分が非常に面白い人間だと思っているんだろうなあ・・・。
    本編まで長々と30分。苦痛だった。知ってたら30分遅れて来た。

    で、本編は打って変わって、笑いとか無く、正直言って難解。
    本当に、トークライブをやって誰が得したのだろうか。

  • 満足度★★★

    エレベーター幻想譚
    エレベーターやエレベーターホールを舞台にした、3人の作家による短編のオムニバスで、それぞれ独自の個性を感じさせながらも、共通して幻想的な雰囲気が漂っていました。

    『塔』(長堀博士)
    鈴木という名の人を追い求めて色々なエレベーターに乗って回る男の物語で、不条理劇的な会話から始まり、頻繁に主体が入れ替わる不思議なテイストでした。話は興味深かったのですが、ドタバタで賑やかな演出が合ってないと思いました。

    『Perspective』(夏井孝裕)
    エレベーターから降りずにずっと中にいたまま上下し続ける女の話で、「異次元」をキーワードにチェーホフやシェイクスピアの引用や原発ネタを用いた脚本が興味深かったです。後半の静かな長台詞の表現が素敵でした。

    『童話が生まれた日』(林灰二)
    老人ホームを舞台に現実との繋がりを失いかけている人達が交す、浮遊感のある会話が印象的でした。意図的なのかも知れませんが、各登場人物の設定や関係が分かりにくかったです。

    全体的に音楽の使い方が上手いと思いましたが、音楽に頼り過ぎている様にも感じました。もっと役者の演技力で引き込んで欲しかったです。

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