Lock'n'Roll 公演情報 Lock'n'Roll」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★

    おもろいけど
    明るくてもええじゃん

  • 満足度★★★

    暗いことは視覚で楽しめないということ
    宇宙で目に見える物質はわずか約4%・・・なんつって大層な説明からなんとなく壮大な物語かな?なんて考えてたワタクシは見事に裏切られ、なんと、こぢんまりした舞台だった。

    ネタバレBOX

    裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

    物語の主人公は病院のベッドで身動きできないまま植物状態で横たわっている男だ。彼には別居中の妻と娘があったが、彼女らにも見放されている。そして男は他者からは既に死んでいると思われているが意識だけははっきりしている。しかし、病院のドクターも他の患者も、男の知り合いも、男が死んでしまったものとして会話は進行されていく。男の体は家族の意思により献体されるようだ。しかし、男の意識ははっきりしてるので、自分の置かれた状況に足掻き、葛藤し、今までの人生を振り返って後悔もするのだが、これらを全体的にコミカルに描写していた。

    以上の物語だったら、特に暗闇にする必要はないと思った。眼の前の舞台上に、果たして役者が居るのかさえも見えない状況で、音だけが頼りなのだが、父親が少年にバットで殴るシーンでもバットの音はおろか、少年が打たれる悲鳴すら聞こえないのだ。あれ?これって演出が甘いんじゃないの?

    また演技力の問題だと思うが迫力に欠けたし、壮絶なシーンでも、他人事のようで本を前にセリフを棒読みしているような状態。中盤まで役者の足音も聞こえなかったので、マイクだけは舞台上に設置し、裏の方で役者が台本見ながら言ってるようにしか感じられなかった。後半になって足音や、役者の顔の向きによって発声が変わっていたから、ああ、役者が居るんだな・・、とか思ったけれど。

    またこういった暗闇舞台の公演は舞台セットはいらないし、衣装もいらない。ましてや役者が楽だ。「Lock'n'Roll」のタイトルにしてはロックな展開は何もない。もしかしたら、ベッドに横たわった男の気持ちになれよ、といった嗜好だろうか?確かに男は真っ暗闇の中で意識だけはあるのだ。ただ、観客を引き込む演技力がいまひとつ。
  • 満足度★★★

    多くても少なくても…
    今回はいつもより暗闇を多くしてみました。

    ネタバレBOX

    脳死のような状態になり、内臓を摘出される寸前にとある博士の発明した脳波を計る機械により意思表示できて命拾いした男の話。モビルスーツを着用して身体も動かせるようになり、最後は爆発テロを防ぐといったストーリー。

    前作は暗闇でない時間帯が多く少しがっかりしましたが、今回は布団を薄明かりで見せるシーンと脳波を計る機械が光ったシーン、そして最後の爆発シーンと終演後の挨拶だけが明るく、ほとんどの時間が暗闇でした。

    しかし、暗闇は暗闇で、何も見えないのもつまらないものですね。接触事故防止の観点からかもしれませんが、両側の客席から離れた中央で演技をしているので臨場感が感じられません。もっと客席近くでの演技により息遣いが届くくらいでないとラジオ劇とどこが違うんだと言う気もしてしまいます。

    最後の挨拶で、モロ師岡さんのモビルスーツ姿と阿曽山大噴火さんのズボン姿を見ることができたのが良かったところでしょうか。

    爆発後のシーンも、二人が重なっていて、しかも顔が見えないので、見せられたとは言え状況が把握できませんでした。
  • 満足度★★★★

    面白い!
    真っ暗闇で五感で感じる演劇とたらで興味津々観て参りました。
    しかーし、演出方法の奇抜さ云々を超えたストーリーの面白さに思わず唸ってしまいました。2時間の長丁場、きっと寝てしまうだろう(失礼!)という当初の不安もなんのその、あっという間の2時間で中垂れしませんでした。(私には重要)
    この暗闇のメリットは、五感云々よりも舞台美術にお金がかからない事というのが正解でしょうか。このストーリーで視覚でも楽しめる芝居を期待します。

  • 満足度★★★

    真っ暗闇
    大川興業というと芸人のイメージしかなく、興味がなかったのですが、2時間ずっと真っ暗の舞台の中で役者が普通に演技するという「暗闇演劇」(登録商標とのことです)という独特のスタイルに惹かれて、公演を観て来ました。

    身体を一切動かすことが出来ず、自分の意思を他人に伝えることが出来ない「閉じ込め症候群」の状況を暗闇に重ね合わせ、情報が伝わらないもどかしさを笑いを交えて描いてました。事故で意思を伝えられない体になってしまった、ちょっと行き過ぎた自殺防止活動をしていた男が、病院にやって来る人達の会話にツッコミを入れるのを基本にして、教育やニートなど社会的トピックも織り込んだ物語の内容・構成はあまり興味を引くものではなかったのですが、視覚情報が無いために聴覚が研ぎ澄まされ、声や物音が鮮明に伝わって来る感覚が新鮮で良かったです。
    役者達は台詞を言うだけでなく実際に動いて演技をしているので、朗読劇とも異なる空気の流れが感じられました。見えないことによって逆に舞台上で何が行われているのか想像が膨らむ効果があり、楽しめました。

    冒頭の、何重にも吊られた紗幕に投影された幾何学的な映像に不思議な立体感があって引き込まれましたが、映像を用いることに必然性が感じられず、残念に思いました。

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