満足度★★★★★
芸の真髄と芸の継承の素晴らしさに酔う
最近どんどん変な方向に行っているコクーン歌舞伎より、何百倍も素晴らしい!!
夜の部の座組み、演目の並べ方、演者、全てに大満足しました。
3演目、一度も眠くなりませんでした。
4時間の平成中村座、私の個人的心の琴線を揺らし続け、亡くなった最愛のあの女性に、どうしても見せたかった舞台でした。
もう40年以上のご贔屓の仁左衛門さん、あなたの芸には打ちのめされます。
勘三郎さん、一ヶ月の舞台をお勤めになれる体力が戻られて、本当に良かった。
中村屋の若き、有望な兄弟の精進…。
演目の素晴らしさも手伝って、歌舞伎の魅力に満ち溢れていました。
最初は、使い勝手が悪かったトイレも、行く度、使う身になった工夫が凝らされ、サービス業や、興行側の方達に、お手本にしてほしいと感じます。
東宝や四季の案内係の方に、是非、平成中村座で研修して頂きたく思いました。
満足度★★★★★
さすが中村座
初日2日目に行ってきました。
すごーく良かったです。
役者も良かったし、平成中村座という小屋の雰囲気も良かった。
とても楽しめました。
一つ一つの感想は、興味ある人だけブログでお願いします。ネタバレで。
筋書きは1500円。対談あり解説あり、そのうえ巻末に付録ありで、お得感あり。毎月買うといいことあります。
トイレもたくさんありました。これでもかって言うくらい。幕間、慌てなくても大丈夫です。
お弁当は950~1500円くらいで、小屋の外で販売していました。
歌舞伎見たこと無いという人、ここでは「幕見」もあります。
一度見てみても良いと思います。
小さい小屋で雰囲気あるし、お芝居の迫力もあります。
満足度★★★★★
昼の部。
待ちに待った平成中村座公演!
サツマイモの収穫が一区切りついたので、親孝行を兼ねての観劇。
浅草駅から隅田川沿いを歩いて十数分・・・いつもはグランドのある場所に、そびえたつは平成中村座の小屋じゃ!もう胸が熱くなってる!笑
出入り口で靴を脱ぐ・・・ここに下足番がいたら「江戸情緒どっぷり」だが、さすがに世は平成。ビニール袋に靴を入れる。
場内へ。
江戸情緒たっぷりのシブイ造り。
「平成中村座」のドデカイ提灯が、なんとも傾いてるぜっ!最高!!
両親は、ボクより腰が強いので1階ざぶとん席へ。団塊世代の身体の造りはどうなっているのやら。
やや腰に張りのあるボクは、2階椅子席の最前列。
真横が「お大尽席」!どんな殿様お姫様が来るのかと期待したけど・・・見た目は、ボクら庶民と変わらなかった・・・ぜ!笑
今年の公演から、上演中以外は場内の写真撮影OKになったので、撮りまくり(舞台袖の2階席「桜席」は撮影不可)!
すっかり身も心も温まったところに、幕開けを知らせる拍子木の音が場内に響き渡る。。。
そこからの4時間。至福の時でございました。。。
勘三郎丈の「お祭り」は、今年の9月大阪でも見たけど・・・いろんな意味で、極上のエンターテインメントとして仕上げてたなあ。
もちろん、観る人が観たら「勘三郎はもっとキレがあるはず」となるんだろうけど・・・あの華やかさ、軽さ、ふわっとした色気・・・やっぱり、ボクは勘三郎が好きだ!!!
「角力場」は、それなりに。
好みで言うなら、大関である濡髪長五郎を演じる橋之助丈は「関取らしい」発声ではなく、荒武士のような発声で演って欲しかったかなあ。
圧巻は、「義経千本桜~渡海屋・大物浦~」で、渡海屋銀平実は平知盛を演じる片岡仁左衛門丈。
静かなインテリが狂気を爆発させた時の「迫力」を感じたなあ。
力強さ、男らしさに加えて、狂気がビンビン伝わってきた。
諸行無常を具現化してみせた仁左衛門さんの演技は凄いの一言!
ボクの父は「孝夫が知盛かぁ」なんて言ってたけど、終演後には「良かった・・・」としみじみつぶやいてた(笑)
おなじみの「相模五郎と手下」の捨て台詞?は、鉄板のおもしろさ!爆笑!!大拍手!!!
平成中村座。
最高です。
さ!次の歌舞伎鑑賞は、福島遠征じゃ!
柄じゃないが、芝のぶに掛けて参ります。