今更ですけど
衣装が豆千代さんなのと振付が井手茂太さんなので観に行ったのでした。懐かしい・・・ほとんど覚えてる。鏡台の前に座る緒川たまきさんが印象的。上から見ると風車みたいに回転して劇場を遊んだ面白い振付でした。
近代演劇の始まりと現代演劇の最先端
日本の近代演劇の始まりと現代演劇の最先端を結ぶ公演である。話は大正でもそれは平成のセンスで料理され演じられている。大正の時間の流れではなく、平成の時間の流れで舞台は進む。
岸田国士の作品をこうして紹介してもらえるのは貴重な機会だ。しかし、それはまぎれもないケラリーノサンドロヴィッチさんの作品なのである。客演も含めた俳優陣の充実した演技も素晴らしかった。
満足度★★★
円形ならではな面白さも
ナイロンの本公演は“初観劇”でした。
ケラさんの毒を、自在に表現する女優陣が魅力的♪
客演された皆さんも、なんとなく良い感じで馴染んでいました。
植本さんは、男も女もで活躍してて嬉しかったです。
原作を読んでいなかったので、もし、読んでいたらどんな感想を
持ったのか?!
自分自身の想いにも興味が湧きました。
満足度★★★★★
最高!
予想以上に、最高でした!スタンディングオベーションしかけました!岸田國士とケラの世界に魅了された3時間。戯曲本も是非拝見したいと思いました。生・たまきさんも拝めて、大満足な舞台でしたー。
満足度★★★★★
時間を滑らせる力
戯曲の普遍性というものは当然にあるのですが、それらの見せ方にケラマジックがある・・・。
ダンスや着物なので、劇場全体の時間を滑らせてしまう感じ・・・。
大正から昭和にかけてのモダンさが、いまの粋とかわらないことが
実感として感じられる・・・。
役者もよいし・・・、ゆっくりとやってくる満足に3時間にわたって
ゆっくりと浸る感じ・・・。
ベテランの役者も幅が広がり、新人と呼ばれていた役者もしっかりと力をつけて・・・。
ケラさん万々歳ではないでしょうか・・・。
満足度★★★★
岸田國士とケラさん
ナンセンスではなかったし大笑いするというわけでもないのですが、なんだか不思議な感じでした。でも、あまり長く感じなかったので、楽しめたんだと思います。ケラさんのすごいところは、いろいろなジャンルの芝居をつくりだせることなんですよね。
満足度★★★★★
今年のベスト1
岸田戯曲の世界が丁寧に再現されつつ、ケラの色でしっかり染まっている。七つの戯曲はケラの魔術によって融合され、さらに豊かで味わいのある小宇宙が作り出されていた。
とにかく観に行って、狂騒としみじみの奇跡的な結合を堪能してもらいたい。
私は大傑作であると思いました。
満足度★★★★★
必要性のある舞台
岸田國士、ケラ、役者、青山円形劇場、盆廻し、ダンス、和装。その必要性あり、血とミルクのように混ざり合う美しきバランス、演劇的配合。
満足度★★★★
ケラによる岸田國士リミックス
たとえばモーツァルトの複数の有名曲を抽出してドラムンベースで繋いだリミックスの如く、大正末期から昭和初期の戯曲の独特の雰囲気にいかにもケラなくすぐりをまぶして楽しい。
満足度★★★★
ペス、がんばれ(笑)
小津安二郎モノのような雰囲気がとても好きです。
着物がちゃんとして、しかも綺麗というのがうれしい。
合間のポップな踊りは、マスターしてみたい。
有料パンフ、絵本のような装丁で本棚に並べておきたくなります。
満足度★★★
岸田國士はおもしろいなぁ
7つの作品を1つの町内の出来事に繋げるアイデアがよかった。
そして松永玲子はやはり好き。
緒川たまきの妖艶さが一番の見所。
ただ集客数を上げるためとはいえ、
セット脇のブロックも同じ料金なのはいただけない。
満足度★★★★
極端な不条理やナンセンスでは
ないし、大爆笑というわけでもないけど、会話や気持ちがかみ合ったりすれ違うったりを静かに楽しむ芝居。2幕180分。