鳥ト踊る 公演情報 鳥ト踊る」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★

     
    2人芝居で、シリアスコメディーっていうのかな?
    ドキドキしたり笑いが漏れたりホロリと来たり感情の置き所がわからないところが逆に気持よかった。
    ラストの揺さぶり方は体感したことのない気持ちになって笑うとこなんだけど言葉が出なかった。

  • 20111030
    (^・ェ・^)ver.A

  • 20111030
    (^・ェ・^)ver.B

  • 満足度★★★★

    不思議な感覚
    少女マンガの中によくあるファンタジックな内容だった。身動きのとれなくなった女を口説く男の物語。説明にあるように不思議で必死で滑稽で愛おしい物語だった。

  • 満足度★★★★★

    アートな女
    なんすか、この面白さは。笑
    幕が開けると一人の女(男優)が頭上1メートル上の高さに吊るした扇風機の羽に髪の毛が絡まり身動きがとれなかった。
    もう、この情景を観た途端、プッ!!と噴出してしまい可笑しくなってしまったワタクシ。笑

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/

    そしてみたからにその光景は完璧なアートとしてそこに存在し、女の髪は天を目指して竜巻のように扇風機の羽にくっついてる。こんな見せ方はノゾエの感覚の素晴らしさで、これだけでワタクシがノゾエの作品にぞっこんなのが解るというものだ。

    こうして、ひょんなことから身動きのとれなくなった女に遭遇した男は、たぶん、一目で彼女を気に入ってしまったのだろうと推測する。なぜって、女はとても可愛いのだ。そして女のワタクシが見ても表情やら仕草がやけに色っぽくてキュートなのだ。こうして男は手が不自由だと女に嘘をついてまで、彼女の髪を扇風機の羽から解きたくないようだった。

    男は作家だといいながら、本のネタを女と一緒に考え、相変わらず、女の髪を解こうとしない。そして女も携帯電話があるのに警察にも連絡せずに先輩にどーでもいいような電話をかける。笑
    とにかく男と女の会話がシュールで不思議で必死で滑稽なのだ。やがて男は毎日少しずつ女の元に数時間、髪を解きにやってくる。男の企みは、こうして誰にも女を渡さず女の髪を毎日少しずつ解く日々を送りながら女の感情が自分に向くことを期待して通い詰めるのだ。笑

    要は宝引きと同じで、そうあっさりと手(髪)を放してしまわないほうがよろしいようだ。じっくり粘ったらハズレが当たりに変わることもあるように、律儀に逢瀬を重ねて口説けば、女もだんだんとほだされていつの間にか一番心を許す相手になっていたという話をよく耳にする。

    だから男はせっせと通いつめ、女の人の身体は衰弱していくが、そうした日々を送っているうちに男と女は同じ感情が芽生え、身体が近寄る数時間を楽しむ二人になっていった。そして、チューをする二人。「また明日。」・・・男はこういって女の元を去るが、もし男が不慮の事故で死んでしまったら、女はくる日もくる日も男を待ち続けるのだろうか。

    そんな愛おしい物語にも、やがて最後はやってくる。男は案の定、不慮の事故で死んでしまうのだ。しかし、男はここを出る前に髪を切るハサミを置いていったのだ。

    ワタクシが観たのはA「男」:男優×「女」:男優バージョン。
    大人の童話さながら、美しい夢物語でファンタジーだ。このまま、童話になりそうな繊細で楽しい本だ。男と女の感情の機微を絶妙に描写したこの本は、好きな女を自分の手元に置いておきたい男の心理を表現した「コレクター」でもあった。

    惜しむらくはキャストが噛んで聞き取れないセリフがあったこと。しかし全体的に好みだった作品だから許せる範囲。
  • 満足度★★★★★

    26日(男×女)、31日(男×男)
    自分は初演を観ていて、物語を覚えていたので
    公演の順番を見ながら、
    おそらくA:男×女がオーソドックスなバージョン、
    B:男×男がはえぎわ的なバージョンではないかと予想し、
    とりあえずわかりやすいようにと
    オーソドックス版からはえぎわ版に流れるような形で観てみました。

    両方観終わり、どちらを最初に観ても良かったかな、という気はしましたが、
    最初に予想した作風は大体当てはまっていたように思いました。

    自分が物語をなぞっていった流れを説明します。

    まず、男×女編を観ながら物語を復習します。

    ・・次に、男×男編を観ながら、作者がどこを見せたいのか
    男×女編と比べながらあぶり出していきます。

    すると・・男×男編は、一見アゴラっぽくない際物にも見えそうなんですが、
    よくよく見てみると、あえて男同士を役者を選んだ
    作者の意図が見えてくる気がするのです・・(たぶん

    以下、ネタばれへ↓(汗

    ネタバレBOX

    「鳥ト踊る」は、扇風機に髪が絡まった女と、それを見つけた見知らぬ男の話です。

    以前、青の奇跡で観たときには、
    地下に降りて行って、入るといきなり狭い会場で
    そんな訳の分からない光景を目撃してしまい、
    びっくりすると同時に
    物語の舞台そのままにもみえる会場の雰囲気と溶けあって、
    とても楽しめたことを今でも覚えています。

    今回、駒場という、残念ながら怪しくなく(苦笑
    しかも初演と比べれると割と広い会場だったため、
    空間の面では初演に比べるとジャンク感が少なく
    そのため、空気としては不利な点はあったように思います。

    ただ、男×女編は演技も雰囲気も会場の空気にもうまく溶け込んでいて、
    脚本の中の「8 1/2」にヤンキーと小劇場感を混ぜたような
    カオティックな不条理劇感をうまく出現させていて、
    普通にすごく面白く観れました。

    男×男編は、そういう意味では、会場からすると浮いている感が少しあった気がします。

    というのも一見したところ、飲み屋で酔っ払った若い劇団員が男同士で
    何の結論も出ない不条理劇を延々とやっているいるだけのようにも
    観えたからです・・少なくとも上辺は。

    ただ、よくよく男×女編と頭の中で比べながら観ていくと・・
    いろいろと見えてくるものがありました。

    男×女編では、身動きの取れない女が明らかに下の立場に見えました。
    ところが男×男編では逆に、
    身動きの取れない女役のほうが体格が立派であったため、
    こちらが上の立場のような雰囲気が出ていました。

    その意味で、男の「器の小ささ感」が凄くよく出ているのは男×男編だったように思います。


    また、ここからは自分が勝手にそう解釈したというだけで、
    作者の意図とは関係ないと断ったうえで言います、
    (自分にはそうではないかと感じられたので
    この物語のすべてが、フェリーニの「8 1/2」的な
    一人の妄想の産物だと解釈した場合の話です。

    男×男編では、両方とも同じ人物であることを暗示するために
    女装しているのだと解釈することが可能だと思われます。

    つまり、扇風機に髪の絡まった女(女装した男)は、
    創作に悩む男が妄想の中で生み出した虚像で、
    そのため、女装しているのが観客からはひと目で分かるものの、
    男は自分が生み出した妄想の中にいるため、
    その不自然さに気づかないとも考えられる。

    そう思いながら観ていると・・
    物語の最後のほう、
    男が去り際、
    女に言い聞かせるように「大丈夫」と何度も言ってから、
    ヤンキーの「林先輩」に殺されてしまう(直接は描かれないが・・)シーンがあります。

    そこではじめて、それまで男の妄想ではないかと感じられていたものが、
    実は女の妄想だったのではないかとカチッと切り替わる。

    女にとって重要なのは、男なんかでなくヤンキーの「林先輩」で、
    男が「林先輩」に殺されるのというのは、
    実際に人殺しがあったというよりかは、
    女が「林先輩」の器のでかさ(笑)を再認識するというメタファーにもみえる。
    (その点、AとBとで、物語の最後の女の反応が微妙に変わっているようにみえます

    女は「林先輩」に明日会ってこようか、と言う。
    妄想から現実世界に戻ることを暗示しているようです。

    日常の風景をきっちり切り取ることも確かに重要だし魅力的ですが、
    意図したかどうかはともかくとして、
    作品を見ながらこれだけいろいろと解釈できるというのは
    面白い作品だからではないかと思います。

    しかも、それにはえぎわらしいノイズがたっぷり混じっていて、
    しかも鉄割チックな宴会劇にも似た不条理なので、
    これは実はなかなかの傑作(怪作ではなく)なのではないかと
    思ってしまったりもするのです。

    僕はこの作品、とても好きですよ(笑
  • 満足度★★

    ♂×♂
    この面倒くささは全部自分に跳ね返ってくるのか。へ理屈、保身、自己犠牲。この男女2人見ていてずーっとイライラするんだけど、じゃあお前はスマートに生きてるか?って聞かれると、同じくらいブザマだよなぁと思って。だからこの男女2人は他人のようで自分なのかなぁ。

  • 満足度

    男×男
    台本がつまらない。
    演出も役者も良くない。
    はえぎわの本公演とは全然違う。
    男×女、予約してたけど、キャンセルする。

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