ぶどう畑に落ちた流れ星 公演情報 ぶどう畑に落ちた流れ星」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
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  • 満足度★★★★★

    さすが。
    前作に続いての観劇でしたが
    文句なく面白かったです。

    シェリー役(B)のかたが非常にしっかりした演技をみせてくれました。

  • 満足度★★★★★

    Bチーム観劇
    特に終盤からラストにかけて方々から啜り泣きが聞こえてくる中、ちょげる涙を抑えつつ観させてもらいました。脚本・演出、役者・演技、セット設営、受付等に至るまで完璧なんじゃないかなと思う公演でした。これを当日パンフに書かれている期間でやったと言うのは他の観劇者の方も書かれていますが謎過ぎます。

  • 満足度★★★

    色々矛盾が感じられて…
    Aバージョンで観ました。

    高評価が多い中でこういう内容のレビューは書きにくいのだが、
    私としては正直、色々矛盾点が気になってしまった。

    ネタバレBOX

    ステージ上は凝ったバーの舞台装置が用意されていて、
    本当にここで戦争ものをやるのかな? 
    もしかして、会場を間違えたのでは、という気にさえなった。

    ラッセル共和国のワイナリーを利用した軍事(通信?)施設に、
    敵国イーオス国の4人の兵士が、飛行機不時着を装って潜入し、
    ここを破壊しようとしている。

    それでまず、この芝居の設定では、すでに戦争が始まっていて、
    しかももう数年たっているわけで、開戦前の話ではないはず。

    ところが、この狭い室内で戦争中の両国の兵士と国民が鉢合わせして、
    とりあえず捕虜としたり武装解除したりするのだが、
    なにしろ隙が多くて、あれではすぐに相手方に逆襲されて、
    殺されてしまいますよ…。

    それから、ラッセル共和国の兵士が、元々は地質学者で、
    戦争の原因となっている鉱山について、
    「イーオス国にもあるはず。私が見つけに行く。
    だからそうすれば戦争しないで済むはず」と、長口上を述べる。
    でも、それは自国の上官を通して、政府の指導者が最終的に決めること。
    時々、本国に連絡したり、「報告しない」という台詞もあったりするので、
    理屈上は本国の上官がいることは分かるが、
    こういう台詞回しを聞いていると、登場人物自身だけで
    この戦争をやっていて、そして、戦争に関する決定権も、
    彼らが持っているかのような雰囲気や台詞が結構あるのも気になった。

    さらには、負傷している敵国兵士を伴って幼い少女が買い物に
    行ったりもするのだが、これも非現実に過ぎるのではないだろうか?

    そもそも、某国の某時代の話という設定ながら、
    すでに航空機があるということのようなので、
    それならこの施設を空爆してしまえば、
    それで済む話のようにも思えてしまうのだが。

    結局私には、台本作家の「戦争は下らない」という「思想」の
    「主張」だけが、強く押し出された作品のように思われてならなかった。

    (なお、こういうことを言うと、「お前は戦争に賛成なのか?」と
    尋ねる向きがあるので、あらかじめお断りしておくと、
    私のような軟弱男は、戦争でも始まれば真っ先に命を落とすだろうし、
    親類や知人に軍需産業の関係者も別におりません。
    平和だからこそ観劇もでき、好き勝手なレビューも書けるわけです。
    ただ、私は、演劇のみならず芸術は、「政治思想」
    (自分の好むものであろうとなかろうと)から自立しているべき、
    と考えているので、戦中の日本や、戦後でも共産圏のように、
    芸術が政治思想のプロパガンダになってほしくない、
    と考えている次第です。念のため。)

    もちろん、最後のイーオス国軍人のリーダーの長台詞は、
    私も結構感動したし、周囲からすすり泣きも聞こえた。
    一方、終演後、駅への帰り道、夫婦連れの男性が「つまらない」と
    奥さんに話しかけていたのも聞こえた。
    おそらく、どちらの観方も間違っていないし、ありなのだろう…、
    そう思った。
  • 満足度★★★★★

    さすがでした
    メガバックスを見るのは2回目。相変わらずセット、話の内容、役者のレベルとすべてすばらしい。何より今回も子役がいい。

    戦争という重いテーマを扱っているが、ただ重いだけではなく、兵士と姉妹の交流など心温まる場面や兵士たちの苦悩も描かれており、とてもよかった。

    これからも期待しています。


  • 満足度★★★★★

    お初です
    きっかけはあるキャストのファン。
    で、初めて拝見しました。本とか演出とかむずかしいことはわからないけど、又観たい!って思いました。テーマが重いかな、と思いきや 2時間弱があっという間でした。
    役者さんたちも素晴らしい。子役にはほろり。
    大きい劇場で大人数の舞台もいいけれど 小さな舞台もいいな!

  • 満足度★★★★★

    謎の劇団。
    相変わらずの謎の劇団。

    これだけ実力のある劇団がこんなにも規模の小さな劇場で、MAXの力と最大限の投資を使って演じ切るところにどうしようもない謎を感じて仕方が無い。

    まるで最弱のスライムにレベル50程の勇者が快心の一撃をお見舞いするほどの違和感を感じる。

    レベル50の演技力にレベル50のビジュアル、そして舞台美術もレベル50、いったいなにを狙っているんだろう?もしかしたらなんらかの秘密結社なのだろうか?そうやってひっそりとこっそりと地球制服でも企んでいるのだろうか?

    ああ、怖い怖い・・・。

    もしかしたらこの、すっかり心が奪われてしまっている感じもそのせいだろうか?すごく好きになっている感じとか。すぐにでもまた次の作品を観たくなっている感じとか・・・。

    やばいな。

    なにしろ不思議でしょうがない。

    ネタバレBOX

    相変わらず最高だった。
    そして泣いた。
    彼が死んで女の子が遺言を述べるシーンが最高だった。

    それにしてもこの劇団のとても丁寧な作りにはいつも感動する。

    子供席の採用とかとてもいいと思う。

    いつまでも応援していたい劇団だ。
  • 満足度★★★★★

    ハズレなし
    ストーリーよし、セットよし、役者よし、3拍子揃っています。
    毎回子役が登場しているためか客席には小中学生くらいの子が何人もいましたが、多感な頃にこういうステキな作品に接することの出来るのは、非常に幸せなことだと思いました。

  • 満足度★★★★★

    劇団初見でしたが
    素晴らしかったです!脚本の素晴らしさ、よく磨かれた演技に圧倒されました。
    今まで見逃したのが悔やまれる・・・・・。過去の公演を見てもそのタイトルにことごとく惹かれます。戦争物なのに見終わった後のこの満足感、幸福感はどうだろう。あくまで人間を信じる作者のまっすぐな視線が伝わってきて、感動しました。
    早めに公演したとの事ですが、またやってほしい!

  • 満足度★★★★★

    小劇場界の雄!
    個人的には、とても良い時間を過ごせた!
    メガバックスコレクションの芝居はいつ観劇しても素晴らしい!
    作・演出の滝 一也氏の力量は相当のものと思う。
    2500円でこれだけ上質の芝居を提供してもらえると、
    観劇者にとっては嬉しい限りである。


    ネタバレBOX

    感想は以下のとおり。

    <良かった点>
    ・脚本・演出は言わずもがな。
    脚本では作品を通しての主張が明確な点、
    演出では役者全員で交互に連呼するシーンがGood!
    ・役者陣は安定しており、安心してみていられる。子役は特にGood!
    ・舞台美術も相変わらずGood!
    ・前方の席は子供専用であったので、後ろからでも比較的みやすかった。


  • 満足度★★★★★

    Aバージョン
    今回は《葛藤》をテーマでした。が、さすがメガバさん、ただの《葛藤》ではなく、『信じる事の素晴らしさ』『許す事の大切さ』と、素敵なメッセージが込められてました。メガバさんの公演は、素敵な作品を観劇できた幸せに浸れますので、お勧めです。

    ネタバレBOX

    やっぱり滝一也さんの作演出は素晴らしく、心に響きます。本の素晴らしさを活かしきる役者さん達の確かな力量や、感じの良い制作の方々、子役さん方のお友達であろうか?子供の観客のマナーの良さ、メガバさんの魅力だと思いました。

    ワイナリーに生まれ育った姉妹のシェリー(横井結衣さん)、戦争の悲惨さや現実に立ち向かうからこその痛みや強さ、それ以上の優しさは、妹思いや敵兵への真の思いやりに現れる、素晴らしい演技でした。横井さんは見るたびに力量が上がる役者さんで、とても中学生とは思えない、実力の持ち主です。
    シェリーの妹カルーア(黒坂麻結さん)の、無邪気さ純粋さも、とても良かったです。
    二人の姉妹にとって、味方兵であるウォッカ(長岡善哉さん)は元々地質学者で、鉱山を見つけたことが、戦争が始まった切っ掛けである苦悩、それを平和に変えたいという夢も学者肌の軍人らしさで、良かったです。

    ワイナリーの敵国の任務のために、舞い降りた兵士達も、見事でした。
    トゥルー(新行地啓太さん)の、優しさからくる葛藤、その苦しみが爆発する苦悩、そして、新たに歩みだせる希望、とても秀逸でした。
    クーザ(野口広之さん)、お調子者ならの純粋さ、子供相手だから、ちょっと見下すような感、良かったです。軍人でありながら、円満に戦争を終わらせる術に、すがりたい感も良かったです。
    アキュラ(日比野友樹さん)、冷徹な軍人でありながらも、情の滲む感が良かったです。
    ヘイロス(山上広志さん)、軍人ならではの行動、それゆえの苦しみや、割り切れない情、見事でした。

    と全てにおいて大満足の作品、今後も期待です。
  • 満足度★★★★★

    Bバージョンを観た
    ラッセル共和国とイーオスという二つの小さな国の戦争を背景に兵隊のリーダー・トゥルーという軍人の葛藤を描いた作品。相変わらず滝一也の本が冴え渡る。彼の書く本はファンタジーを含みながらも人間の内面を奥深く描写するので、それに答えて深層心理を表現する役者の技量を観るのが好きだ。滝の本と役者らの絶妙なコンビネーションが優秀な作品を作り上げるのだ。そして今回、シェリー役の吉野成美の演技力に度肝を抜かれる。あまりにも自然で気負いがない。妹を守りながら淡々と孤独に耐えながら生きる少女の孤高さに酔いしれた舞台だった。ひじょうに素晴らしい。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    ある夜、四人の敵兵(イーオス軍)は隠された無線施設(パンドラスボックス)があるワイナリーに舞い降りる。そこにははまだ幼き姉と妹が住んでいたがトゥルーは少女に銃口を向けることが出来なかったやがて、彼は一つの提案をして少女の捕虜となり、この場所で過ごすこととなった姉妹と敵兵。しかし、彼らの任務は23時間後の奇襲開始時にここを破壊することだった。

    この間、ラッセル共和国の兵隊ウオッカがワイナリーに訪れ完全に四人の敵兵は捕虜となるも次第に打ち解けてワインを飲み交わす仲となる。こうしてトゥルーは戦争と言う大義名分の下に置かれた自らの身の上と本来の持つ人間らしさの狭間で葛藤し揺れ動くのであった。その心圧で幻聴(アイツ)が聞こえるようになり、それは常に自問自答した囁きとして脳裏に存在するのだった。

    一方で少女・シェリーは本当は素直で明るい女の子だったが、戦争と言う過酷な状況に身を置かなければいけなくなった時から人を信じなくなって今は妹を守る為だけに、銃を使いワインを熟成させて勇敢に寡黙に生きていた。

    この物語は少女と兵隊達の友情の物語だが、戦争反対をセリフに忍ばせ滝の意思を主張させる。やがてトゥルーは長く深い葛藤の時を乗り超え、自らに課せられた任務を破棄する。こうして彼らはそれぞれの生きるべく道を見出したのだった。

    相変わらず、役者の演技力が素晴らしい。特に吉野成美の天才的な演技力に舌を巻く。云わば戦争ものなのだが、悲壮感はなく、むしろ観終わった時に人間らしく生きるという課題を投げかけてくれる舞台だ。素晴らしい芸術作品。
  • 満足度★★★★

    気付いて良かった
    時々ホームページをチェックしていたのですが、次回公演情報が載っていない事が続いていて、油断すると翌週公演があるという事態に、油断できません。

    無事観劇出来てよかったです。
    舞台美術の凝り様は、相変わらず尋常じゃなく素晴らしい。
    芝居の設定も興味がそそられるものでしたし、もちろん内容も引き込まれるいい作品でした。
    見逃さなくて済んでよかったです。

  • 満足度★★★★

    流れ星でよかった・・・
    日本と日本人は大丈夫だと願いたい。Bチームも頑張っていましたよ。良かっただけに客席が平坦で前の人の陰になって観えないシーンがあったのが残念。

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