スネーク・オイル 公演情報 スネーク・オイル」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-11件 / 11件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/03/10 (日) 17:00

    初見のユニット。大笑いと言うより苦笑の連続。117分。
     魂の存在が科学的に確認され、刻まれている前世を調べることが可能になった近未来が舞台。とある王様ゲームから始まって…、という展開。とても面白い発想で、仏教系の輪廻転生を前提とした世界観がとにかく興味深い。コントユニットということだが、笑いを含みつつ哲学的な題材も扱って、爆笑でなく苦笑という印象が強い。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    魂の存在と輪廻転生。シュールでスタイリッシュでめっちゃ笑った!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    魂の存在、輪廻転生をテーマにした、不思議な雰囲気の舞台でした。
    短編を繋いだストーリーは良く出来ていて、役者さん達の演技も良く、台詞の間が絶妙でした。
    命や個々の存在について考えさせられ、観劇後もずっと考えながら帰りました。
    独特の世界観で、良い舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    コントというより魂の輪廻をモチーフとしたスタイリッシュオムニバスといった印象。コントとしては笑いのインパクト少ない。劇としてはモチーフの掘り下げ少ないかな。
    演者さんは皆レベル高いと思う。個人的には伊藤さん江益さんを観れて良かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    魂の存在を科学的に証明する…いくつかのコントというか寸劇を入れ子のように組み合わせ、独自の世界観を構築した異色作。内容的には人間(魂)と社会(時事)を巧みに描いており、重層的な物語に仕上がっている。

    少しネタバレするが、前提は王様ゲームから始まる。そして説明にあるような物語が展開しだすが…。魂を巡る人の物語に、内憂外患を想起させるような時事問題をブラックジョークのように絡め、その(話題の)豊富さが 観ている者の知的好奇心を刺激する。
    (上演時間1時間55分 途中休憩なし) 追記予定

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    魂の存在と輪廻転生が科学的に証明された近未来を舞台にした寸劇が10余り、最小限のセットに生演奏と壁への映写を交えた休憩無し115分、無関係に思えたエピソードが繋がってゆく構成は面白く、女優陣が皆さん可愛い。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    一見バラバラな話だけど少しづつリンクしていきラストで少しウルっと・・・
    音楽映像がカッコよくライブのようで楽しかったです。

    ネタバレBOX

    ゾンビ台本買いました。ボツだけど面白い話があるのでいつか使われるといいなぁ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    かなり凝った構成のステージですね。シュールでアヤシイ話なのだけど、何とも泣かせる話でもありました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても良くできた内容でした。映像も綺麗で素晴らしかった。短編それぞれの内容も回収していて感心しました。役者の皆さんの熱いお芝居もよかったあ。また、お気に入りの団体さんが増えました。

  • 実演鑑賞

    ハチャメチャでとても楽しめました

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     今作、MELTの本公演としては3作目の作品であるが、小生は初見の演劇ユニットであった。新しい才能発見! 断固ベシミル!! 華5つ☆作品である。(追記3.9)

    ネタバレBOX


     今作品を観たいと思ったきっかけはこのタイトルから何やら怪しい“ぞよめき”のようなものを感じてであったが直観は表面的には当たっていたと言えるかも知れない。この単語。元々は米国で用いられたスラングだとのことである。だが無論、そんな表層のみで終わる程単純な作品ではない。寧ろ極めて知的で深くアイロニカルな作品である。
     今作品を観たいと思ったきっかけはこのタイトルから何やら怪しい“ぞよめき”のようなものを感じてであったが直観は表面的には当たっていたと言えるかも知れない。この単語。元々は米国で用いられたスラングだとのことである。だが無論、そんな表層のみで終わる程単純な作品ではない。寧ろ極めて知的で深くアイロニカルな作品である。
     因みに今ユニット、お目見え1年半。今作が3回目の本公演と極めて若いユニットだが若々しさは今作に充満するエネルギー及び斬新で鮮烈な切り口に現れており、至る処に振りま敵かれた擽りの表皮の下には剃刀のようなアイロニーが控えている。オープン早々演じられる王様ゲームでも見る目のある者が一目見れば直ぐに分かる我々が実際に暮らす国の底を流れるタブー視されている本質に対する強烈なアイロニーが見て取れるし、その後の展開でも現況を訳が分からない状況と率直に観て作品を形象っている。この事実は頗る重要である。何となれば人々は疑心暗鬼に陥りその表層である“心”は何とか平静を装いつつ、その根にある魂を根底から腐らせてしまったので己自身の深い所でその事実を隠蔽し、然も隠蔽した事実に蓋をして自らに映じないようにした上で「社会」に「参加」しているからである。このような魂の死が何を我々に齎したかを観る為の方法は徹底的に率直であることだが、そのような態度を保ち乍ら生きることは己の頭脳を最大限に活用し自らバイアスをとことん排除して世界と対峙する他はない。即ち徹底した率直に徹する他ないのである。今作はそのような視座で世相を観て初めて創り得た作品と言える。
     結果的にこの手法を用いて描かれているが、その手法は科学的アプローチ及び人文学的アプローチを同時並行的に描きつつ、その合間に多用な擽りを入れて現実に現在起きている世相を反映して時代の心情を取り込んでいる。例えて謂えば分からない対象に対するに最も有効な手法である科学的アプローチを脳とするなら、言語を用いて考察する人文学的アプローチを骨としこの2要素を用いて他の同類と交錯する関係性から紡がれる諸関係をヴァレリー流身体を通しての個vs世界として俯瞰した有様と、私は観客の1人として観じた訳である。
     脚本の巧み、演出の良さは無論だが、役者陣の演技。とりわけ間の取り方の上手さが光る。場転・暗転を含め物語の展開に全く悪影響を及ぼさないのは間の取り方が抜群である為、総てが自然に流れるように展開するからである。舞台美術やフライヤー、タイトルセンスも見事である。

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