満足度★★★★★
見えないもの
今回も独自の切り口で
見事にコンパクトに
モンスターを捻じ伏せて観せてくれた。
見えないものも見えた(気がした)面白い体験。
彼らがいったい何と闘っていたのか
もしかしたら
実際の当事者だった人達が感じていたかもしれない
そんな空気まで感じられて感慨深かった。
生きている。
(投票用の追加登録です)
これは真実じゃない、ということはわかっていても、舞台の上の男たちが実に生き生きと描かれ実在を錯覚してしまう瞬間が何度も。
満足度★★★★★
ピリリと
色々な調味料が混ざっていた。甘かったり辛かったり。
どんな重箱になるか、具の並べ順がキモな法廷。
難しすぎず、かといってゆるすぎず、おいしい時間を満喫できました。
大きな劇場でやるより、例えばpitで100ステージ公演してほしい。
満足度★★★★★
至福の時間。知恵熱でそう。
こんな大傑作が、キャパ45人の小屋でひっそりと
執り行なわれているなんて。ここに居合わせた人は、後々まで
自慢できることでしょう。
この作品は、おそらく20年近く演劇を観続けてきた自分の、
オールタイムベスト10に入ります。
演劇ファンでいて本当に良かったと心から思う。
この作家はいずれ必ず世に出ます。見ておくなら今のうち。
星5つなんかじゃ足りんよ。
満足度★★★★★
緊張と緩和が調和したエンタメ。
大きな題材のここを切り取ったか、というピンポイントの選択で、その全景をも想起させる、フィクションに見えない真実味あるフィクション。82分。
満足度★★★★★
いつの間にか共闘していた。
この題材に対して、直球ど真ん中で投げ込めるだけの本格派がいたことに驚き。
完成度の高い会話劇は、客席と舞台との境界が曖昧になるものだ。
張りつめた空気の中、闘う男たちの様を観て、境界が曖昧になるどころか、共闘している気分にさえなれた。
これぞ、観劇の至福。そう言いきりたい。
これほど、上質な会話劇を書ける人を見逃していた自分の過去を呪う。
ポストオリザの一人として、野木さんはもっと取り上げられてよいと思うのだが……。
満足度★★★★★
脳みそが沸騰しそうな濃密な会話劇を今回も堪能。
劇団化して初作品ということで、
各役者のキャラクターが戯曲に上手く生かされていて、
とても観やすい作品に仕上がってはいるが、
満足度★★★★★
やられた
こんな音楽もなく、照明もシンプなこんなにも引き込まれて離れられない舞台は久しぶりです。終わった瞬間に大満足どころか、ずっと観ていたくなる。
満足度★★★★★
面白い! (アタマ、フル回転でした。。)
初めて拝見しました。
とにかく、すばらしかったです。
この裁判の事実が何なのか、
それは分かりませんが、
思わず涙でました。
最終日、行ける方はぜひ!!
満足度★★★★★
脱帽。
どこにも言い訳のない、完成品としての舞台だ。
作・演出や役者、スタッフワークなど個々が云々ではなくて
(もちろんそれらが支えているのだが)
芝居自体が最高に面白い。
内容も硬派なら、創作の姿勢にも非常にストイックなものを感じる。
満足度★★★★★
満足以上
ノンフィクションであり、フィクションである野木さんの作品は、常にその世界の鼓動がします。すべてがシンプル、モノクロの世界であり、またカラフルな凝った作りで、どこをどうしたらこんな世界が作れるのかと感動してしまいます。と、南北線で市ヶ谷を通りながら物思いにふけりました。次回作が待ち遠しいです。
満足度★★★★★
「お薦め」とかではなく、
今、最も観るべき一本。この題材に真っ向勝負を挑みつつ、エンターテイメントに仕上げることのできる唯一の若手かと。確かな人物描写と鋭い言葉のセンスは、時に笑いさえ起こしながら、ぐいぐい観客をその舌戦に引き込んでいきます。
空間との相性も抜群。普通席なら下りた正面、顔が見える席位置がお薦めでしょうか。傍聴席からの見え方も気になるところ。
満足度★★★★★
震える。
硬い内容についていけるか心配だったけど、内側からこみあげてくる何かを確かに感じました。スタンディングオベーションしたいくらい。シンプルな舞台に朴訥に、あるいは澱みなく、真摯に、話をする男たちが存在していただけなのに。必見。