謎の球体X 公演情報 謎の球体X」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★

    おもしろかった
    ドラマ的に特に何が起こるってわけでもないのに、集中途切れることなく最後まで楽しめた。初期の松井さんを彷彿させる。古屋さんスゲー。しびれた。

  • 満足度★★★★

    歪さの普遍性
    歪な人間同士がぶつかり合う度にシュールな光景が現れておかしくてたまらなかった。しかし、その歪な登場人物たちは、ただ変人だったり、特殊な環境に在ったりするのではなく、僕らが普段経験する感情やら行動やら場面やらが大きく表現されているのである。人間というものに関して実に考えさせられた劇であった。

  • 満足度★★★★★

    コレハ、シビレタ!!
    人ハ他人ニヨッテ存在スル(存在サセラレテシマウ)。
    ソンナ、ワレワレガ暮ラス、謎の球体Xトイウ惑星。

    ネタバレBOX

    人ハ他人ニヨッテ存在スル(存在サセラレテシマウ)。
    「他人ハ敵ダ」夫ハスベテヲ知ッテイル。

    ソレハ、「他人によって、自分の存在が規定されてしまう」トイウコトナノダ。
    カツテモ、今モ、夫ハ他人ノ「悪意」アル言葉ニヨッテ規定サレテシマッテイルカラダ。

    事実ハワカラナイ。シカシ、彼ノ中デハ、ソウナノデアル。

    畳ノ下カラ現レタ白紙ノ男ガ、ソレヲ体現スル。
    彼ハ誰カト「関係」シナイ限リ、「誰」デモナイノダ。
    彼ハ存在スラシナイノカモシレナイ。
    人ハ人ト出会ッテ「人」ニナル、ト。

    彼ヲ「規定」シテクレル者ニ対シテハ、積極的ニカカワル。
    妹ガ望ム「人」ニナロウトスル。
    鋏ヲ振リ回シテ。

    マサニ、コノ図式ハ、妹自身ノコトニモ重ナル。
    彼女ニトッテノ「他人」ハ父親ノミデアリ、父親ニヨッテ、彼女ハ「彼女(妹)」トシテ存在シタ。
    ソンナ彼女ノ前ニ現レタノガ、白紙ノ男デアッテモ不思議ハナイ。
    彼女ハ、新シイ「他人」ガ見ツカラナイト「クズ」ノママデアル。
    姉ガソノ新シイ他人トナルノダガ、収マリガ悪ク、白紙ノ男ヤ大家ノ夫ニソレヲモトメテシマウ。

    「他人は敵だ」ト見抜イタ夫ニ対シテ、実ハ妻ガ最モ恐ロシイ「悪意」デ、彼ノ「他人」ニナツテイタ。
    スナワチ、DVハドウヤラ存在セズ、妻ガ夫ノ存在ヲ規定スルツールトシテ機能シテイタノダ。
    シカシ、ソレハ、単ナル「悪意」デハナク、彼女(妻)ニトッテ、「他人から存在を規定してもらう」タメノ行為ダッタノデハナイカ。
    彼女ガソウスルコトデ、夫ト自分トノ関係性ガ、近所ノ住民(主ニ大家)カラ「規定」シテモラエルノダ。

    ソシテ、物語ハ、舞台ノ外ニモ少しハミ出シテクル。役者ガ演ジル「役」トイウノハ、マズハ同ジ舞台ニイル役者同士ガ「規定」シテクレナイト始マラナイ。ソレヲ「なかったこと」ニサレテシマウノハ、自分ガ存在シナイコトニナッテシマウ。ソレニヨッテ、観客カラモ、存在シナクナル。
    ソウイウ「嘘」ヲ支エテイル、「他人」タチガ、舞台ノ上ダケデナク、今、ココニモコウシテ存在シテイルコトヲ、観客ニモ見セテイルノダ。

    夫ト妻ガ暮クラス畳ノ上ハ、ヒトツノ「結界」デアル。
    シカシ、ソレハ「嘘」デアリ「偽物」デアル。
    トトモニ「真実」デ「本当」デモアル。ソシテ「現実」。
    コノ世ハ、スベテ嘘ト偽物ニ彩ラレタ、本当ト真実ノ世界。

    ソンナ アナタ ト ワタシ タチ ガ アフレル 「謎の球体X」 トイウ ワクセイノモノガタリ。

    役者ハ夫婦役ノ2人ガ、トニカク良カッタ。薄幸ソウデ「赦し」ノ存在デアル妻、「この人、何かやってるんじゃないか」ト思ワセル、変ナエネルギーヲ抑エタヨウニ話ス夫ノ怖サ。

    …カタカナ書キデ書イタノハ、何故ダロウ。当ノ本人ニモ不明。
    書キ出シタラ、コレガしっくりシタノダ。
  • 満足度★★★★★

    気違いとか、最低とか、
    言われてしまう人たちの物語。好き嫌いは分かれるかも。でも芝居のレベルはかなり高い。気に入った。○○○を使うシーンは怖かった。笑わせようとして上手くいっているところと、いまいちのところがある。でも結構笑ったよ。見て良かった。田川啓介は新しい才能だと思う。役者もみんな良い。川隅奈保子は素晴らしい。古屋隆太、菅原直樹もかなり良い。台本3冊購入。

  • 満足度★★★★★

    怖いけど面白かった。
    どこか心が病んでいる歪んだ感情の持ち主の人たちのお話。
    でも、程度はあれ誰にでもある感情で、痛々しく思った。
    基本、2人で会話しているときに1人加わり会話、また一人減り会話の繰り返しだが、その時の空気感や関係性の変化が面白くよく出来ていて怖かった。
    役者さんの自然な演技が印象的で引き込まれた。

    面白すぎて怖すぎて帰りに台本を購入。

  • 満足度★★★

    面倒な人たち
    何か曰くありげな人達が噛み合わない会話を繰り広げる、ブラックでシニカルな作品でした。照明や音響の効果もほとんどなく会話だけで進められる物語に不気味な魅力があり引き込まれました。

    怪我の絶えない妻と周りに気違いと思われている旦那の家に、小さい頃の友達だと主張する女や、お節介焼きな大家、家庭の事情で離れ離れになった妹など、どこか壊れている人々がやって来て、それぞれの独自の価値観で話し、会話の中で力関係が入れ替わっていく様子が描かれていました。
    まともな登場人物が1人もいなくて妙なやり取りが続いて笑えるのですが、同時に人間の心の怖さも描かれていて恐ろしかったです。

    中盤で仄めかされる要素がラストで爆発してメタ的な展開になるのですが、そこまで不穏な台詞のやり取りでジワジワと盛り上げていた緊張感が崩れてしまっていました。その破れかぶれ感もたぶん作者の意図なのだとは思いますが、ラスト前までは見事な会話の展開だったので、その締め方が勿体なく思いました。

    ステージ・客席を含めて星のホールの半分しか使わないという大胆な空間プランは、おそらく必要とされる演技エリアから来ているのだと思いますが、がらんどうの空間に設置されたスピーカーから聞こえてくる蝉の鳴き声や車の通過音などの環境音がどこから鳴っているのか分からない効果を生み出し、また役者の声も普通の舞台とは異なる残響が響き、不思議な孤立感が感じられました。

    どこか病んでいるキャラクターを役者の皆さんが好演していました。台詞と台詞の気不味い時間など絶妙で、笑ってはいけない場面程笑いが込み上げて来ました。特に、旦那役を演じた古屋隆太さんが淡々とした口調の中に狂気を感じさせて素晴らしかったです。

    「謎の球体」がまったく話の中で出て来ず、本当に謎のまま終わってしまいました。

  • 満足度★★★★★

    破壊者
    お茶の間のセット  開演前のBGMは蝉の声と日常の雑音
    そんな中、物語は異様な緊張を張りつめて進んで行く。
    笑う場面もあるのに、基本とっても怖い話

    めちゃめちゃ面白かった。

    ネタバレBOX

    出て来る人、出て来る人、何処か歪んだ普通では無い人達
    日常生活の中で、争い事・揉め事を避ける為に普通言わない事や相手のテリトリーとズカズカと入って行く。
    そこが怖い。とんでもない怪物が出て来るのではなく、身近な人が狂気を孕み日常を破壊しようとする恐怖
    その中でも、キチガイと呼ばれている主人公の旦那は、何時その狂気を爆発させるのかとドキドキしながら話は進んで行く。
    ところが、ところが、
    実はその旦那、身内=味方・他人=敵と言うそんな世界感でしか物事を捉えられない情緒障害ではあるが、けして悪人ではない純粋な人だった。
    そして、気弱で言う事も言えず、全く親しくも無い旧友の借金も断れない、そんな弱々しい、キチガイの旦那のDVにも耐えてる主人公は、
    実は、実は
    DVは、全くの自演で周りから同情を引きたい、リスカ少女がそのまま大人になったような、かまってチャンなのであった。

    そして最後、途中に床下から出てくる謎の男は、日常どころか「だってこれ全部噓でしょう」と芝居自体をも破壊しようとする。
    ん~!
    これはいらなかったんじゃない!!
  • 満足度★★★★★

    演劇でしか伝わらない生々しさ
    劇団の紹介文って結構すごい事書いてて実際見るとそうでもないって事あると思うんですが、この芝居は「性格に過剰や欠損を抱えた登場人物、ねじれた関係性、虚構と現実が混ざり合い区別できなくなるような物語世界」(引用:水素74%紹介文)と呼ぶにふさわしい作品だと思います。
    さすが青年団リンクといった感じで、おかしな人間同士の自然な会話が印象的でした。
    それに加えて静かな会話劇だからこその閉塞感や怖さが生々しく表現されていて目が離せませんでした。

    たまたま見つけて当日券で入場したんですが、いいお芝居を見れてかなり満足です。

  • 満足度★★★★★

    こわい
    純粋に恐怖を感じた芝居だった。
    特に大きな出来事が起こる物語ではないのだが、人々は少しづつどこかずれている。
    そのずれは、きっと日常にも存在するものなのだろうが、どこかに狂気をはらんでいるようでならない。

    ネタバレBOX

    まず、星のホールの使い方に驚いた。
    通常客席として使う部分を使わず、小劇場っぽく作り変えていた。
    最初は純粋に勿体ないと思ってしまったのだが、最後まで劇を見終わって、ハリボテの舞台美術の裏側を観たとき、それさえも芝居の一部だったような気分さえした。
    気違いと有名な男と結婚した、いつでも傷が絶えず学生時代に自殺未遂の経験がある女という、一風変わった近寄りがたい夫婦。
    ただ、実際男は、おそらくひょんなことから、子供や馬を犯しただの、放火しただのと勝手に言われ、それによって人間不信になっているだけで、ちょっと変わっている程度だ。
    実際にも”気違い”は、周りが作り出しているのかもしれない。

    家の居間で繰り広げられる会話という感じなのだが、いかんせん不気味で、誰が正常なのか分からなくなってくる。
    そして、最後にストンっとメタフィクションのような終わらせ方をして、とてつもない後味の悪さが残った。
    私は怖くで純粋に一刻も早く劇場を出たいと思った。
  • 満足度★★★★

    謎の球体とは?
    舞台は天災で被害を受けた田舎街。そこでは少女時代から友達が全くいなかった妻と少年時代に暴行、放火を犯した夫。それに父親に性的虐待を受け続けていた義妹の3人家族である。この家族は全く他人を信用せずに、夫は妻にDV、そして妻は妹に服従させていて、明らかに性格に過剰や欠損を抱えていて、ねじれている家族である。
    近所の人がDVを心配して様子を見に来ても追い返してしまい、台風の接近で避難勧告が出ていても、我関せずと無視してしまう。。そしてその家族に突然、畳の下から?男が現れて生活に加わるが、男もまたこの家族と同じ様な価値観に染まってしまい、人殺しまで犯してしまう。外れた会話、家族の常識のない行動で、観客はこれは単なる不条理ドラマではないのか?もしくはこれは自分にも持っている価値観ではないか?と二つの疑問に揺れ動きながら舞台を観ていくのである。
    観客は置いてきぼりをくらいながら、唐突なラストで幕が閉じてしまう。
    今作を観客が家族の価値観をどの辺りで捉えるかで、楽しみ方が変わっていくだろう。
    作、演出の田川啓介はまだ若いようだが、こんな舞台を作れるとは将来が末恐ろしい!

  • 満足度★★

    う~ん
    途中までは面白く観られました。ちょっときわどめなブラックネタも
    良いタイミングと間で放出されるから、悲壮感も無く笑えるし。
    ただ…後半やり過ぎて無茶苦茶になってしまってて、ラストも
    打切りエンドみたいなのがなんだかな、と思いました。

    ネタバレBOX

    とにかく出てくる人たちは全て精神医学的にいうと、「サイコ」に
    分類されるような類の人種ですね。歪んだ愛の形に、狭い空間の
    中で生きているから異常と気が付かず、むしろ外部との接触を
    積極的に断ち切ることで、「自己保存」に走っている。そんな印象。

    「外」「他人」を異様に警戒しているところから自分達の方が異常だって
    気が付いているんじゃないかな。。

    健児は中でも、虚ろ過ぎる目つきと(役者の凄味が感じられました)、
    よく考えればマトモでないのに何故か説得力を醸し出してしまう発言が
    マッチしてて、興味深い役でした。ま、典型的な「DV夫婦」の図だったけど。
    互いに共依存している、ね。

    最後の方、妹と床下からの男が何故か火事場の強盗殺人犯にまで
    堕ちてしまった辺りから?だったけど、その後いきなりメタ演劇っぽく
    なって「これ、嘘なんでしょ」でぶつっと終わらせたのはいただけなかった。
    理解は出来るけど、無理やり理屈をつけて終わらせた感じがして、
    印象は良くなかったなぁ。
  • 満足度★★★

    因果律
    因果律とか難しい言葉は簡単な言葉で言い表せないから難しい言葉があると思うのです、私は。だからそれを理由ととらえて、どうでもいいと言ってしまうのはいかがなものかと。(どうでもいいとは言ってないようですね。でもそう読めました。)
     青年団系と私があわないのはわかりました。

  • 満足度★★★★★

    めちゃめちゃ可笑しいブラックコメディ
    当日パンフの田川の挨拶文が可笑しい。思わず笑ってしまう。そして舞台も。舞台客席は対面式。割に広い「星のホール」を小劇場のように小さな作りにしてるものだから、このまま、アゴラでも芝居が出来そうだ。星のホールだからといって大きなセットを作らないところも田川らしい。笑

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    登場人物の全員がどこか病んで屈折している。その歪みっぷりは想像を絶するのだが、噛み合わない会話劇や捩れた描写がコミカルなのだ。
    キチガイと都市伝説のように他者から噂される健児。お人よしで殆ど他者に流されっぱなしの妻。父親に近親相姦されながらもそれを愛情だと勘違いしている妻の妹。弱い相手を見つけては可哀想だと同情し、その心もちに優越感を感じる大家。そして畳のしたからやってきた怪しげな男。

    舞台の上は捩れた人間模様が織り成す群像劇なのだが、役者に吐かせるセリフが相変わらず巧みな田川マジック。これはもう、この芝居を観ない事には、どうやって説明したらいいのか解らないほどオモチロ可笑しいのだ。
    その可笑しみは人間の鬱積した部分を裏の裏まで穿りだすようなある意味、サイコなコメディだ。だから、観客達はここで笑うと役者に対して失礼だぞ、とか思いながらも、ついつい堪えきれなくなって吹き出してしまうのだ。そういった吹き出す笑いが劇場のあちこちで聞かれ、実に楽しい舞台だった。

    本当に観て良かったと大満足だった。お勧めの舞台。
  • 満足度★★★★★

    日常を見ているかのよう
    自分の部屋の窓から隣の家の居間を覗いているような。そんな気分になるくらい、ナチュラルな感じで会話が進んでいるのが印象的でした。

    最初に出て来た人物に対して、「この人はマトモな人間」と認識していたら実は狂った部分を持っていて、逆に「この人はオカシな人間」と認識していたら実はマトモなことを言っている。人物に対する印象がガラリと変わるようでした。

    舞台美術も素敵でした!

  • 満足度★★★★★

    当日パンフもあわせてみる
    だめとかくずとかいう単語が頭の中でとびかった、へんなひとばかりでたのしい。でもここってこういう作風だっけか?星はつけすぎかもですが。

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