悩殺ハムレット 公演情報 悩殺ハムレット」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
41-53件 / 53件中
  • 満足度★★★★

    内なる声
    以下アフタートークを聞いた後の内なる声です。(意識下でわいてしまったものです。)・・・役者を生かしたいんだったらオリジナル脚本書いたらいいのんとちゃうか。・・・ごめんなさい。そのうちコリッチさんから排斥されないか心配。

    この芝居自体はよかったです。特に私はホレイシオがよかったです。

  • 満足度★★★★

    なるほど
    こういう話なんだと、わかりやすくもはいりやすくもあり、いいですよ。アフタートークではなされたことで、気楽にみればよいということがわかった(いまさら)

  • 満足度★★★★

    軽薄で解りやすい
    そんなハムレットだと感じました。
    短時間でも十分流れも理解しやすいし、何より女優さん達が素敵。
    これからもシリースを大きくなってくれる事を願ってます。
    シェイクスピア以外も見たいですね。

  • 満足度★★★★★

    時を越え
    シェイクスピアさんの 作品が面白い と いう事を 知りました。
    そうなると いろいろと 知りたくなるような気がします。
    もっと いろんな作品が観たくなりました。

  • 満足度★★★★

    楽しめたけど…
    何だかこじんまりしていた。笑って許せる範囲に止めてるというか。
    メインは柿のメンバーが務めるのはしょうがないんだが、端役過ぎる扱いの人も多くて勿体ないなぁと思う。
    荻野友里ファンとしては嬉しい演出ではあった。
    岡田あがさがいい仕事をしていた。
    乱痴気もメインは柿メンバーなんで、うーむ。
    思いっきりシャッフルして欲しかった。
    熊川ふみのハムレットとか荻野友里のガートルードとか観たい。
    まぁ、文句言いながらも観るんだけどね。

    ネタバレBOX

    ラストの七味まゆ味の髪形は反則気味だね。
  • 満足度★★★

    素敵な女優
    演者に性別、年齢など関係無い柿。違和感感じず、それどころかカッコ良いですね。七味さん最後持って行くなあ(笑) 次回「マクベス」さらなる女優の魅力に期待。

  • 満足度★★★★★

    圧倒的
    今回は古典ということで、
    物語の骨組みがすでに観る側にあることから
    個々のシーンに役者たちが醸し出すニュアンスの鮮やかさが
    あっという間に観る側を凌駕してくれて・・・。

    そこから一気に疾走する
    圧倒的に豊かで鮮やかな舞台でありました。

    ネタバレBOX

    シェークスピア戯曲のもつ面白さが
    あらかじめ用意されているということで
    作り手は物語の骨格を組み上げる手番に力を削がれることなく
    戯曲を読み解き、個々のシーンが担うニュアンスの表現を
    ぞくっとくるような感性で作り上げていく。

    品格に包まれて置かれるのではなく
    ダイレクトに伝わってくる台詞の意図、
    抜き身のような今様の言葉から
    あけすけに、ダイレクトに伝わってきます。
    個々のキャラクターたちが背負うロールのニュアンス。
    それは言葉にとどまらず、身体の表現や
    刹那の表情の誇張や
    舞台全体に作られる空気として伝わってくる。

    もちろん、物語の構成としてのロールの軽重はあるのですが、
    場面を創るということに関して
    軽いロールを振られた役者がみあたらないのが凄い。
    戯曲に描かれた役柄の大きさや色に縛られることなく、
    ひとつずつのキャラクターの刹那が
    観る側にがっつりと入り込んでくる。

    禍々しいだけではない父の亡霊が纏う華、、
    悪に染まりきらず揺らぐ(褒め言葉)クローディスの内心、
    エロいという言葉を背負いうる母、
    そして、ひたすら重厚に悩むのではなく、
    リアリティを持った苦悩の質感を醸し出すハムレット。
    清純なだけはなくちゃらいだけでもない無邪気さを持ったオフェーリア。
    絶妙な思慮の深度とまっとうな感覚を感じさせるレアーティーズ。
    宮廷内のたくらみの匂いを編み上げるボローニアス。
    ホレイシオの作りだす実直さと悲劇の現場の疲弊感。

    彼らと遜色ないというか、時には競い合うように
    ローゼンクランツやギルデンスターンそれぞれの
    人物像や男っぽさが、役者の美しさに阻害されることなく
    むしろ切れというか味方となって浮かび上がってくる。
    マーセラスとか墓掘りから滲み出してくるにび色の印象に
    役者の震えが来るような表現力と舞台への献身を感じる。
    バナードーが組み上げる冒頭のトーンの確かさが舞台の安定を生み
    オズリックの作りだすトーンが、
    坩堝のような思惑の先に定まった惨劇を
    ぞくっとくるほどしなやかに形骸化させて・・・。
    イングランド使節が一瞬で観る側に渡す悲劇の外側の質感の軽さが
    物語の片端の枠組みとして機能していく。
                                  
    そして、終盤でのフォーティンブラスの物語の受け取り。
    そこには、もう、言葉になしえないようなテイストとともに
    浮かび上がるある感覚が編み上げられていて。

    戯曲に編みこまれた、
    登場人物たちの肌触りが
    古典の枠組みに縛られない、
    戯曲の意訳とニュアンスの描写力の具現として
    役者たちの秀逸な演技から溢れだしてくるとき、
    役者それぞれのときはなられたような演技の広がりの先に
    不滅の名作の骨組みと舞台を満たす感覚の実存感が
    一つに重なる。
    それは、作り手がきっともくろんでいるがごとく、
    役者を見せる舞台として
    圧倒的に観る側を取り込んでいくのです。

    これ、かなうことなら、是非にもう一度見たい舞台。
    かなうか?

  • 満足度★★★★★

    マヂ、パネェ〜、ハムレット!
    マヂ、パネェ〜、ハムレット!

    マヂ、ハムレットだったんじゃね。
    ていうかぁ、女優たち、カッコよすぎっしょ。
    マヂ、リスペクトじゃね。
    台詞、原典の翻訳、超カッコウィ〜。
    からの〜、思わず、笑っちゃう系の、シビレた感じぃ〜の〜。

    だったわけで、面白くって、もの凄く楽しい舞台だった。

    ネタバレBOX

    いつもの、と言えば、いつもの柿喰う客ではあるのだけど、ビートに乗った台詞と動きが、ホスト的なチャライ感じに、ド・ストレート。
    物語を強い力で、グイグイと前へ引っ張っていき、観客は笑いながらそれに気持ち良く乗っかっていくという感じだ。

    「キング」って台詞が、なんだかストリート・ギャングのキングとか、ホストクラブのナンバーワンの名称のように響く。
    つまり、デンマーク王を巡るあれこれが、ストリート・ギャングのドンの椅子や、ホストクラブ「デンマーク」のナンバーワンホストを巡るような感じに聞こえ、それが素敵すぎるのだ。

    女優が全員イキイキして、輝いている。
    舞台から発せられるテンションの高さは、幕開けから終演まで凄いことになっていた。ポテンシャルも完成度も高い。見事!

    ハムレットの台詞は、聞き覚えのあるものもいくつかあるのだが、その中で特に印象的、象徴的なものは、うま具合に残してあり、それらが、こうなるのか! という驚きと、楽しさが満載であった。

    台詞のあまり多くない、七味まゆみさん演じるノルウェーの王子、フォーティンブラスだが、ラストで、いい緊張感の中、素晴らしい台詞が聞けて、なるほど、このために、万全の配役として、彼女をこの役にしたんだと思わず納得した。
    このラストの台詞は、抗争の後の幕引きとして見事であり、本当に素晴らしいものであった。

    ハムレットを演じた深谷由梨香さんも、ぐいぐい物語を牽引していたし、それを受けて立つ、クローディアスのコロさんもカッコいい。マーセラスを演じていた岡田あがささんは、全面に出るシーンは少ないものの、その得意な表情は周囲とは異質なオーラを放っていた。そして、長身でスリムなレアティーズ(葛西幸菜さん)や、ローゼンクランツ(葛木英さん)とギルデンスターン(大杉亜依里さん)たちのなんてカッコいいことか。いちいち様になっている。
    ガートルード(右手愛美さん)の「私はエロい」の台詞のタイミングのよさ、しなやかさ、オフィーリア(新良エツ子さん)のキャラにも笑った。

    もちろんほかの女優たちもいいわけで、つまり、光輝く女優たちの姿とオーラを存分に味わう舞台だったと言っていい。

    001とあったので、さらに女体シェイクスピアは続くものと思っていたが、どうやら、次回は『マクベス』ということだ。たぶん全作品を女体シェイクスピアとして上演してくれるのではないかと思う。
    スタートがこのレベルなので、次回以降も期待せざるを得ない。

    PPTで、中屋敷法仁さんが、「今回の公演は、演出とか戯曲ではなく、俳優のためにすべてを行った」と、「台詞は俳優によって、どうにでも表現できる」だから「これからは翻訳なんていらなくなる」と言っていたのが、印象に残った。初日のせいか、妙にテンションの高いしゃべりも(笑)。
  • 満足度★★★★★

    最高のシェイクスピア劇
    女優だけでシェークスピア。物語や解釈はさておき、とにかく女優を見に行く公演なのです。とにかく女優陣の魅力がパネー。もとい、半端じゃねぇです。1時間半で、こんなに濃密なシェークスピア体験が出来たのは初めてです。原作に忠実でありながら、独特な脚本・演出で見たことない世界が体感できる、ガチで神…もとい本当に最高の観劇体験でした。ハムレットをまともに見たこと無い自分でも充分過ぎるほど楽しんで見ることが出来たので、是非とも多くの方に観て欲しい作品です。

    ネタバレBOX

    一言で言えばチャライ、シェイクスピア。ありえない状況も「きもい」の一言で一蹴する豪快さ。ただし、女優陣の能力の高さと脚本演出の妙で、キレキレの芸術的な仕上がり。親しみやすい超現代口語の多様で魅せる登場人物への親近感、あぁシェークスピアの登場人物だって時代や国が違うだけで同じ人間なんだなって体感できるほどの完成度の高さ。瞬間、瞬間も全て美しく感じてしまう位アゲアゲです。場転だって美しい。「生きてる系か、死んでる系かそれが問題じゃね?」って言われても、そのスピード感が逆に、しっくりくる爽快さ。シェークスピアの原作を愛する劇作家の中屋敷さんが作るからこその持ち味、本当にたまらないです。途中で新良さんのライブがあろうが、消臭力の歌を歌いながら死んでも、人間の生き様を見せる本質は変わらないんだなという発見もありつつ。おそらく、この後色々な劇評家の方の評論があるので浅学な自分は、自分の未熟さが露呈しない内に閉口します。でも、絶対に観て後悔しない作品だと思います。

    毎回、公演後のアフタートークも楽しみの一つ。初日は、作演出の中屋敷さんとコロさんのトークパフォーマンスでした。ネタバレがてら、覚え書き。完全にネタバレです。

    「中屋敷さん自身男性より、女性を演出した方が評判が良いと意識している。」

    「中屋敷さん自身、男らしさみたいなことに抵抗がある。」

    「お客さんの反応が悪かろうがシェイクスピア大好きな中屋敷さんは、来年4月「絶頂マクベス」を計画中」

    「男だけでふんどしでギリシャ悲劇ってどうだろう??」

    「色々な演劇プランがあるが本作は、戯曲主義演出主義ではなく俳優主義、役者に課す不自由と自由の柵のバランスが良いから女優の魅力が増しているのでは。」

    「公演の稽古期間は、プレで個々の役者との4日の稽古と3週間の制作で完成」

    「シェイクスピアのイメージは夜と酒ではないか。だからこそチャライ言語がぴったり合うのでは。何より、言葉自身より、役者の言い方や演技がチャラさを産むのだ。」

    「シェイクスピアの登場人物は悩んで殺すから悩殺」
  • 満足度★★

    小技小笑い
    0916観劇

  • 無題124
    逆立ちしてもシェイクスピアはダメなのでした...。アフタートークを聞いてなるほどと思いだしたのは「桃尻語訳枕草子」...春ってあけぼのよね!

    「露出狂」「愉快犯」に続いての観劇。もちろん「乱」とセットで。今回は冷凍庫の中のようなお芝居で、熱さは感じませんでした。B列ほぼ中央でしたので、役者さんはよく見えます。、新良さんの胸元に目のやり場に困り、唄の場面ではやっぱりうまいなと思うのでした。深谷さん、今まで以上のテンション。

    9/21:台風の影響で移動できず「乱痴気」断念。帰宅するのに5時間かかりました。

    ネタバレBOX

    ここや吉祥寺シアターで、シンプルなセットで、大きく空間を取っている場合、セリフが薄まって聞き取りにくくなります。最前列でしたので何を言ってるのかわからないということはありませんでしたが、役者さんごとに聞こえやすさ(声の質によると思います)に差がありました。深谷さんは、輪郭がはっきりしていて、ハイトーンになっても声が細ることなく聞き取りやすいです。

    隊列を組んだり、立ち姿をキメたり、目に映るシーンは美しい。ハムレットは、ケネス・ブラナー、ケイト・ウィンスレットの映画をみただけで、細かいところは忘れてしまいました。
  • 満足度★★★★

    夜の宝塚、みたいな感じが面白い
    原作に忠実でいながら「ホスト風の男装女子がチャラいセリフでお芝居する」ことにより、とてもわかり易く、すんなりと物語が理解できるようになっている。このフォーマットを用いて、いろんな古典に取り組めそう。自分の座席位置の問題か(後方左端)、もしくは役者さんの滑舌の問題か、最初のほうセリフが聞き取りに難く、何を言っているのか判らなかった箇所があったので、星4つにしました。

  • 満足度★★★★★

    女優の時代の幕開け!
    初日から完成度が高く、躍動感溢れる作品に仕上がっている。かつて男だけで演じられたシェイクスピアの作品を借りて女優を見せるという発想が面白い。

    この作品でシェイクスピアを論じてもしょうがない。女優陣が光り輝いていたというそれが全てなのだ。

    ただ、原作に忠実なストーリーと、言葉を現代風にアレンジしたものの、シェイクスピア演劇の持つ台詞の様式美は生かされていた。これからシリーズ化ということで楽しみでならない。

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