そうなるよね。
演劇オタクで女体好き(女好きに非ず)の中屋敷さんがシェイクスピアを女優でやったらこうなる訳ですね。
そもそも古典に取っ付き難さを感じる理由は至って簡単で、共感し難い。国や時代が違うから生活様式や感覚や言葉遣いが違う事で、まず理解出来るだけの知識や興味を要する。日本人は国語の授業で竹取物語をやって「何これ?」になるし、英国人だって自分の国の授業でシェイクスピアをやるとそんな感じになるそうです。まぁ、そりゃそうだ。
そのハードルを見事に取っ払っているのがこの女体シェイクスピア。何より、分かりやすい。原文のままやって伝わる人にだけ伝わればいいっていうのは戯曲に胡坐をかいているだけ。過去の時代の在り方を大切に原文を残すのは言語学者がやればいい事であって、上演を行うに当たっては伝わる事が重要だと思うのです。その意味で、この試みは成功している。
満足度★★★★
男装最高
ぱっと見、宝塚の男役さんのような、スラっとした男前な方が何人かいらっしゃったが、演技は絶対宝塚の舞台では見ることができないものであった。ダークサイドな男役芝居っていうのかな、いや、男装芝居っていうほうが正しいかな。
満足度★★★★
とにかく、かっこいい
とにかく、かっこよかった。
内容は純粋にハムレットを現代劇に直したような内容だったので、まあその通りの内容だったのだけど、それよりも何よりも役者がかっこ良すぎる!宝塚とはまた違った格好良さがあったのだ。
これはシリーズ化するみたいだから、次も是非観たいですね!
満足度★★★★★
ガールズナイトを観ました
柿喰う客はまだ一度しか観たことがなく、私のような旧人類は、もとより若ぶるつもりもなく「お呼びでない」と心得て下がっておりました。
今回はシェイクスピアが好きなので観に行った。
ガールズってトシじゃないが、その日しか行けなかったのである。
会場にはお年を召した観客も何人かいらしたので少し安心した。
内容は文句なく面白かった。「なるほどー」と目からウロコの大満足だった。
シェイクスピアが現代の若者と等身大に迫ってきて、肝要な点はきっちりと描かれている。
10代のシェイクスピア入門としてもお薦めできる。
次の「マクベス」も観てみたいと思う。
満足度★★★★★
新しい柿
どうしても初日しか行けなくて、でも初日は早々に売り切れてしまって、なので当日券で飛び込んできました。行ってよかったー!!
新しい古典。元々ハムレット好きなのと、知ってる女優さんばかりなのとでとっても楽しめました。
中屋敷氏の女優ラブ!なところがびんびん伝わってきてにやにやしちゃった。
今までの柿メソッドとはやや違う趣。一番ぎゅっと詰まった作品だったのでは。というかもうなんていうか作品のクオリティが過去作の粗暴な感じ(それもまた好きだけど)と全然違う。濃密で勢いがあってすごい面白かった。
今後も続けてほしい。
アフタートークであったふんどしギリシャ悲劇も是非ww
満足度★★
ハムレットってつまんない
あまり教養とか無いんで、ハムレットとか初めてだけど、いかんせん話がつまらない。
最初、セリフが聞き取りずらく世界に入り込めず、しかし、ダンスシーンの音楽や照明やダンスが素晴らしくて、そこでワクワクしはじめるも話が全然つまらない。
古典なのかもしれないけど、この話のどこが面白いのかさっぱり分からなかった。
まぁ、概ね好評だし、ただの少数意見です。
あ~ぁ、自分はその他多数の人とは、感性や趣味が違うのかな???
でも、終演時に爆発的な拍手でもなかったけどなぁ・・・
満足度★★★★
疾走感と言葉遊びが絶妙
相変わらず、前のめりに生き急ぐ芝居でカッコ良すぎでした。
現代風にアレンジしたシェイクスピアを独特のリズムとスピード感で観ているこっちも必死に付いていかないといけないんだけど、それが楽しくてたまらない。言葉遊びも何だか分からない歌も変な動きとリアクションも全てが面白かったです。
しかしながら、初めて観劇したシェイクスピア劇がこれと言うのは幸福なんだろうか、不幸なんだろうか。